元サラリーマンの植物ウォッチング第7弾。写真はクリックすると大きくなります
多摩ニュータウン植物記Part7
ハラン・1~玉川上水

この日は“玉川上水緑道”での調査会で15名ほどの参加者が西武線玉川上水駅付近から鷹の台駅付近までの上水沿いを歩いてシュンランやアマナなど春の野草を愛でながら多くの植物の生存を写真登録した。植物目録作成の一助となれば嬉しい。
写真はその途中で見つけた「ハラン(葉蘭)」の花。大きな株があったので潜り込んで枯れ葉を取り除くと予想通り花が咲いていた。もちろんこれは植栽もので目録に登録するような種ではないが、やはりこの時期には花を見ておきたい。ハランはキジカクシ科(←スズラン科・ユリ科)ハラン属の常緑多年草。直径は2.5~3センチで葉の根元の地面すれすれに咲く。蕾はキノコそっくりな姿だがこれはポリネーターのキノコバエを呼ぶために擬態していると考えられている。
ちなみにお弁当の中でおかずを仕切っている緑色のプラスチック装飾品を“バラン”というが、これはハランに由来している。ハランに似せて作った“人造ハラン”が連濁によって“人造バラン”と呼ばれ、その後“人造”が取れて“バラン”となった。
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イヌノフグリ・1~開花

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ユリワサビ

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