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チゴザサ・2~開花2

 湿地や水田の縁などに生育している「チゴザサ(稚児笹)」。イネ科チゴザサ属の多年草で草丈は20~50センチ。花期は6~8月で茎先に長さ3~5センチの円錐花序を出し直径2ミリの楕円球状の小穂を多数付ける。小穂の先から赤紫色のブラシ状の雌蕊と葯の付いた雄蕊を出す。これは万松寺谷戸の水田脇のもの。
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スズサイコ・6~花

 キョウチクトウ科(←ガガイモ科)カモメヅル属の「スズサイコ(鈴柴胡)」。花期は5~7月で夕方に咲き午前に陽が当たると閉じてしまう。そのため日中になかなか花の観察ができないがこの日は朝から曇りがちで時折雨がパラついたていたので開花を見ることができた。花径は1.5センチほどで花弁は星形に5裂する。内側の副花冠は黄緑色で卵形に丸くなりその中央に雄蕊と雌蕊が合着した蕊柱がある。写真では見えないが花冠に裏には5裂した萼片が隠れている。
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セリ・1~小山田緑地

 水田や水路などに生育している「セリ(芹)」。セリ科セリ属の多年草で早春の柔らかい葉が食用になり“春の七草”に数えられている。花期は7~8月で茎頂に複散形花序を出し直径3ミリほどの5弁花を多数咲かせる。この時期の葉は固くなり食用には向かない。これは小山田緑地付近の水路のもの。
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