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ヒルムシロ・1~雌性期

 ヒルムシロ科ヒルムシロ属の「ヒルムシロ(蛭蓆)」。日本全土の湖沼や水田に生育する多年草で水に浮く葉をヒルの居所に見立てて名付けられている。水中には披針形の沈水葉があり水面には長楕円形の浮水葉が拡がる。花期は6~10月で葉腋から柄が出て先端に棒状の花穂が付く。花は雌性先熟で写真は雌性期の状態。花弁や萼片は無く柱頭だけが出ている。
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ケムラサキニガナ・4~大戸緑地

 大戸緑地“権現平”付近の尾根道に咲いている「ケムラサキニガナ(毛紫苦菜)」。キク科アキノノゲシ属の多年草で山地の半日陰に生育する多年草。花期は6~8月で茎の上部に直径1センチほどの頭花を数個咲かせる。ムラサキニガナの花茎は無毛になるが本種には毛がある変種。当地ではケムラサキニガナのほうが多く見られる。
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ムヨウラン・6~果実

 高尾山“3号路”に生育している「ムヨウラン(無葉蘭)」。5~6月の花期にはそれを目当てに多くの植物愛好家がこの道を通るが、花が終わるとほとんどの人はここを素通りする。写真はムヨウランの果実で長さは3センチほど。色は地味でこの薄暗い場所では気付きにくいのでこれを探す人はほとんどいないだろう。果実は熟すと縦に裂開して細かい種子を散布する。
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