ラン科フタバラン属の「ヒメフタバラン(姫二葉蘭)」。長さ6~7ミリの花の形がとてもユニークなので少し拡大してみた。下部で大きく2裂しているのが唇弁で上方の基部の2つの突起が柱頭を抱え込んでいる。唇弁の中央にはT字形の隆起がある。側花弁と側萼片は後方に反り返り柱頭の後方に背萼片がある。
鷲や鷹が羽を広げたように若葉を伸ばす「イヌエンジュ(犬槐)」。マメ科イヌエンジュ属の落葉高木で山地の林縁や河川沿いなどやや湿った場所に生育する。長さ5センチほどの若い枝と若葉には白い毛が密生している。これは高尾山の山頂付近に生育しているものでまだ幼木だが開花を楽しみに待ちたい。
サトイモ科ハンゲ属の「カラスビシャク(烏柄杓)」。雑節の“半夏生”の頃に花を咲かせるが、写真は若葉の様子。いつもは花の様子を見ているがこの姿も撮っておこう。若い3小葉は長さ4~5センチでこの後10センチ以上に成長する。