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シロバナフデリンドウ・1~由木城跡

 花が青いフデリンドウに対してこちらは白花の「シロバナフデリンドウ(白花筆竜胆)」。リンドウ科リンドウ属の越年草もしくは二年草でフデリンドウの変異種。個体数はフデリンドウよりはるかに少ないが稀に出現する。草丈は4センチ、花径はわずか4~5ミリで晴れていないと開かない。地元情報でここ由木城跡の雑木林にあると聞いたが、まさに砂の中で針を探すようなもの。結局その日は見つからず別の日に出直して広い雑木林の中の落ち葉に埋もれた一株、それも曇り空で閉じていたものをやっと見つけた。写真はそのまた翌日、晴れて大きく開いてから撮ったもの。
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ホタルカズラ・1~谷戸

『純、蛍、俺にはお前らに金や品物はなんも残せんが、残すべきものは伝えた気がする。
金なんか望むな。幸せだけを見ろ。
ここには何もないが自然だけはある。
自然はおまえらを死なない程度には十分毎年食わせてくれる。
自然から頂戴しろ。
そして、謙虚に、慎ましく、生きろ。
それが、父さんのお前らへの遺言だ。』
ドラマ『北の国から』での黒板五郎の遺言である。

 俳優の田中邦衛さんが先月24日に88歳で逝去された。昭和・平成時代の国民的名俳優で本当に味のある演技で楽しませていただいた。
 田中邦衛さんの代表作は一番に『北の国から』(昭和56年~平成14年)が挙げられるが、実はドラマが始まった時は私は社会人になって独身寮で生活していた頃なのでドラマはほとんど見ていなかった。
 私が田中邦衛さんをテレビで初めて見たのは小学生の頃。ドラマ『若者たち』(昭和41年)で朴訥な長男:佐藤太郎を演じていた。両親を亡くした五人兄弟(次男:橋本功さん、三男:山本圭さん、長女:佐藤オリエさん(役名も同じ)、四男:松山省二さん)が家族愛、友情、確執などを繰り返しながら逞しく成長していく青春ドラマだった。
 同じ頃、映画では加山雄三さん主演の『若大将シリーズ』(昭和36年~昭和46年)で若大将に対抗する敵役の青大将:石山新次郎をコミカルに演じていた。その他、『椿三十郎』、『兵隊やくざ』、『駅 STATION』や『男はつらいよ』にも出演されていたのを覚えている。
心よりご冥福をお祈りしたい。
 写真は町田市の谷戸で早くも咲き始めた「ホタルカズラ(蛍蔓)」。ムラサキ科ムラサキ属の多年草で花径は2センチほど。花の中心の白い線をホタルに見立てている。

♪♪君の行く道は 果てしなく遠い
  だのになぜ 歯をくいしばり
  君は行くのか そんなにしてまで
  君のあの人は 今はもういない
  だのになぜ なにを探して
  君は行くのか あてもないのに
  君の行く道は 希望へと続く
  空にまた 陽が昇るとき
  若者はまた 歩きはじめる
  空にまた 陽が昇るとき
  若者はまた 歩きはじめる
(『若者たち』 作詞:藤田敏雄 作曲:佐藤勝
歌:ザ・ブロードサイド・フォー 昭和41年)
(JASRAC許諾第J210129422号)
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ハナノキ・5~若い果実

 ムクロジ科(←カエデ科)カエデ属の「ハナノキ(花の木)」。写真は若い果実でその幅は10~11ミリ。雌蕊の柱頭が残っている。当地では何ヶ所かでハナノキが見られるが、今のところここ松木えのき公園、大栗川公園、松木日向緑地のものは雌株だと確認できている。またJR八王子みなみ野駅付近のハナノキ並木では雌株も何株か見られる。
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ヒメフタバラン・1~蕾

 ラン科フタバラン属の「ヒメフタバラン(姫二葉蘭)」。宮城県以南の常緑樹林のやや湿った林床に生育する。草丈は7~8センチで花期は3~4月。フタバランの仲間の中では一番早く開花する。去年は花後の葉しか見られなかったので、今年はまず蕾の観察。
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