長電話

~自費出版のススメ~

小島慶子とラジオ

2009-06-20 | アート
小島慶子が午後のTBSラジオ「キラキラ」で暴走しています。彼女のことについてはそのメリハリのない番組構成と内容から2時間半も番組が持たないのではないかと心配していたことを以前ブログにカキましたが、その腰の座った態度と下ネタになっても決して下品にならない雰囲気という「スタイル」をもったこの人のおかげで、だれることなく毎日完走、ほとんどフリーアナウンサーかタレントの域に達しております。

小島慶子は最近ときどき見かける「男気」をもった女性で、料理は苦手だけど掃除は大好きという、がさつさと繊細さを合わせもち、強気に押すかと思えば涙もろかったりと、悪女の深情け的キャラもあり、なんともとらえどころがありません。役者でいえば天海祐希でしょうか。男好きのする派手な美人ではないけど美形、背が高く胸がないところも同じ。

一度テレビのニュース番組を担当したのですが、フリートークがなく、その強い個性がほとんどでていませんでした。『ママアナのデジ@缶』や『回復! スパスパ人間学』などでもがんばっていましたが、やはり彼女が活きるのはラジオ。彼女を通してテレビを見てみると、どれも窮屈に感じ、早く解放させてあげたいと思っていたものです。

ラジオは電話と同じで、脳に一番近い器官である耳からのみ情報が入るため、視覚に集中を邪魔されません。情報が多いようで薄っぺらな印象しか残らず、映像で補完することに慣れ切ったテレビの制作態度と違い、スタッフ次第で番組のクオリティの差が激しくでます。

平日の午後のリスナーの緩い時間帯のラジオというと、ゆったりとどうでもいい話をする吉田照美のような人があっているのかもしれませんし、何年もこのテンションを保ち続けるのも厳しいでしょう。まだ少し心配ではあります。

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