なっちゃん農園たより

ネコじいじが、都会に住む農園主のなっちゃんに、農園たよりと館山の花だよりを送ります。
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ホルトノキ

2022年08月08日 10時32分40秒 | 樹木

ホルトノキ科 ホルトノキ

 千葉県以西の本州から四国、九州に分布する常緑広葉樹で高木です。

 高さは5メートルから10メートル、房総では照葉樹林内のほかに公園などでも大木が見られます。

 葉は互生、太い幹が立ち上り上部で枝分かれして、枝先に葉が集まります。

 葉は少し細長い卵形、先がとがり浅く鋸歯があります。

 常緑樹ですが、1枝の中で新しい葉が出ると古い葉が1枚紅葉して落ちます。この現象は1年中見られます。

 昨年の枝から花枝がのび、総状花序に多数の花がさきます。

 緑色の萼は5枚ひろがり、白色の花弁は5枚下向きに開きます、花弁の先端は糸状に細かく割れます。

 雄しべは20本前後でうすい橙色、やがて葯が落ちると黒くなって花糸も落ちます。

 雄しべが無くなると、そのあとに橙色の線体が出てきて、蜜で虫を呼ぶようです。

 花が終わると緑色で楕円形の果実になります。

 果実はオリーブの実ににています、「オリーブオイル」は「ポルトガルの油」とよばれていました。

 江戸時代の平賀源内が「ポルトガルの木」と呼んだことから、「ポルトガルの木」から「ホルトノキ」とよばれるようになったそうです。

 



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