今日のX(旧ツイッター)では、多くの人が羽鳥モーニングショーの写真を挙げていた。
台湾の避難所の様子をレポートしたものだ。
台風や地震が毎年のように起きる日本では、体育館に雑魚寝する避難所の様子がお馴染みだ。
今回の能登半島地震でも、下の写真のような避難所が一般的だった。
MBSテレビ(1月8日放映)
これをヨーロッパなどの人々が見ると、まるで難民キャンプだという。
⤵関東大震災の時の写真を見たが、避難所の様子は今とほぼ同じだった。
というか障子で仕切ってあるだけ1923年の方がましじゃないですか。
頑張って自分の家から運んだんだろうなあ。
4月3日の台湾地震の後、台湾政府やボランティアが一体となって
被災者の救助に当たっている様子の写真を羽鳥モーニングショーからお借りした。
⤵まず、2018年花蓮地震のときの避難所の様子。
これは今の日本の避難所と同じだ。
⤵今回、台湾政府は2018年の災害を教訓にして、
プライバシーを守れる箱型個室を発災4日目に設置したという。
⤵能登でも2月に入り、多くの避難所には段ボールの仕切りができた。
しかし、大人が立ちあがったら隣が丸見え、プライバシーは全く保証されていない。
この写真の段ボールは同一サイズだが、避難所によっては、高さも幅もバラバラで
設置が難しいところもあったと聞く。
⤵台湾は下のようなサービスも。いいなあ!
⤵温かい料理。しかも種類も色々あるんだって。
台湾は過去の災害から学んだ。
日本だって、災害の数では負けていない。
やろうと思えばできるはずなのにしない。
政府は国民のためになんか馬鹿馬鹿しくてやってられないのだ。
メディアも能登の人たちが辛抱我慢しているのを「美談」として語っているが、
被災者が困っているのを政治が放置するのは、人間扱いしていないからだ。
欧米風に言えばハラスメント、人権侵害だ。
経団連の言うことは何でも聞くくせに。
山本太郎さんが国会予算委員会質疑で
「ぜひ災害対策特別省を設置してください」と提案していたが、
委員長は「後日委員会で討議します」と言うばかりだった。
ぐぬぬ、やる気あんのか!
1月6日は6党が集って、能登に行かない協定を結んでいるんだから凄すぎる。
しかも、行かないくせにみんな作業服だけちゃんと着て写真に納まっている。
共産党の志位さんまで仲間入りしているんだから、ホント、どうしようもない。
この日は、奇しくも
れいわ新選組の山本太郎が能登入りして状況を聞き(国会議員なら当たり前だ)、
夜、NPOグループの残り物のカレーをいただいたというのでSNSで大非難を浴びた日だ。
維新の音喜多に至っては、自分は新年会だかパーティーだかで浮かれていたくせに
NPOに招かれて被災地に行った山本太郎を名指しで、
「松葉づえで交通渋滞の能登に行っても邪魔になるだけ」
「山本太郎の提言は災害マニュアルに書いてある既知のものばかりで、行ったのは無意味」
と批判したが、そんなこと言ってたら、ジャーナリストやルポ作家は必要ない。
国会議員て、ここまで馬鹿なの?と呆れさせる愚か者の音喜多俊であった。
共産党も、こんな協定に賛成してがっかりだ。
志位さんもやっぱ日本人の悪癖=同調グセから自由ではないのであろうか、と
台湾地震報道から、日本の政治の現状を情けなく思ったのだった。
それにつけても、台湾から学ぶことはいろいろあるなあ。