毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「わ~い、ネットがすいすい繋がる~」No.2974

2019-07-07 23:53:56 | 民主主義について

あの手この手と操作しなくてもネットが即座に繋がる……

ああ、このヨロコビをどうしたら伝えることができましょうか。

例えば、長期にわたる断水の後、

水道の蛇口から水がほとばしり出るのを見た時のような感覚です。


ものごとを圧倒的な力で制限されているときは、

理不尽さを感じる感覚も麻痺してしまい、

AがだめならBの方法でやるさ、とか

AもBもだめだったけど、寝て休養できるから

ものは考えようだとか、実に諦め上手になってしまうのです。

そうでないと毎日腹がたって心穏やかに過ごせません。

これが中国で暮らしているとき、

インターネットについて私が置かれている状態です。

しかし、

制限を解除されたときのとてつもない解放感を味わった後では

(制限されて生きることのなんと苦しいことよ)

と、思うのです。

諦めること、我慢すること、言い訳すること、

そうしたことで平静な生活を手に入れる。

今の政権について日本のある若者が

「自分が生きていられるだけでありがたい。それは今の政府のお蔭です」

と言うのを記事で読んで、

(ああ、この若者はものすごく諦めちゃってるんだ)

と身につまされ、悲しかったです。

実は、日本の若者の諦め感覚は

今の中華人民共和国の若者の感覚にとても似ています。

違うのは、

中国の方が、経済が社会に目に見えて潤いを与えているので

(生きていられるだけありがたい)という引き下がった考えはなく、

(言論の自由はないけど、そんなこと気にしなければ

たいしたことないし、我が家は年々豊かになっているし、

これは習近平主席のお蔭だ)となるのです。


ま、とにかく日本の大阪の自宅に無事戻りました。

冷蔵庫でガンガンに冷えていた、

多分息子が買ったのであろうチューハイで

かんぱーい!!









コメント (2)
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