フィレンツェの街の中心部、シニョーリア広場 [Piazza della Signoria] にある、ヴェッキオ宮殿 [Palazzo Vecchio] です。
昨日、日本テレビ系で放送された、『天才ダ・ヴィンチ 伝説の巨大壁画発見!』 というスペシャル番組で明かされた真実。
その壁画が隠されていると言われるのが、この宮殿の2階にある五百人広間です。
外観はゴシック様式ですが、内装はルネッサンス様式で豪華に装飾されています。
シニョーリアというのは市庁舎のことで、当初はシニョーリア宮殿と呼ばれていましたが、その後フィレンツェの政治を牛耳るメディチ家のコジモ・ルイ・ヴェッキオが宮殿として使用してから、ヴェッキオ宮殿と呼ばれるようになりました。
現在も、市役所として使われています。
五百人広間はその名のとおり、五百人収容の大会議室で、16世紀後半にメディチ家の命令でジョルジョ・ヴァザーリによって天井、壁はフレスコ画で覆われ、そのヴァザーリの壁画の下に、ダ・ヴィンチが描いた壁画 “アンギアリの戦い” が隠されているというのです。
ヴァザーリの壁画にその事実を示す暗号が見つかり、イタリア国とフィレンツェ市を挙げて調査を敢行し、判明した事実のようです。
今年の夏に最終調査が行なわれ、何かしら発表されるようなので、壁画が陽の目を浴び、一般公開されるようなことになったら、ミラノにあるダ・ヴィンチの “最後の晩餐” があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会のように、完全予約制となることでしょう。