リハビリで通っている病院の隣が郵便局で、その上の空。
夏の夕暮れにはいつも見とれてしまう。
病院は家から徒歩7分の場所にあって、毎日通うには都合がいい。
退院後、リハビリの先生が熱心に声かけをしてくださって、怠け者の私がほとんど毎日通っている。
おかげで肩も、とても動くようになった。
と、リハビリの先生は言ってくださるけれど、骨折する前の30%くらいしか戻ってない気もするし、80%くらいは戻っている気もするし、まだしばらく不自由は否めない。もう見た目には分からないけれど。
退院してすぐの頃はもっと不自由だったはずなのに、すぐ忘れてしまうなんて私は欲張りだ。
来週に朗読劇の本番があるので、これから稽古もますます本格的になる。
台本から手が離れた私は、音響や演出を考えたり、感染対策を考えたり、お客様に安心して楽しんでもらえるように準備する。
私が大田さんと皐さんの声を聞きながら書き進めたように、彼らの呼吸は最初の読み合わせからすでにピッタリで、ここからさらにどう変わるか、とても興味深い。
朗読劇の面白さは想像力だと思う。
休むことなくお客様には想像して欲しいし、できるなら同じ空間にいる全員で同じ想像をして、同じ画を観たい。
映画を見るみたいに。演劇を見るみたいに。
同じなんてことはありえないけど。
でも、こちらの予想以上にさまざまにイメージしてもらえる可能性があることも、朗読劇の面白さだと思っている。
来週です、お楽しみいただけましたら幸いです。
B.LET'Sのドラマリーディング企画
「浅夜喫茶」
作・演出 滝本祥生
■出演
大田 康太郎(B.LET‘S)
如月 皐
■日程
2021年8月19日(木)14:00 / 18:00
(受付開始・開場は開演の30分前)
■料金
前売・当日共(予約制) 2800円
■会場 RBL CAFE
(下北沢駅から徒歩5分)
詳細・お申込み↓