お気に入りの下駄

今日は10月公演のチラシの打ち合わせ。

前回からイラストを描いていただいているイラストレーターの若松早百合さんと、
カメラマンの鞆岡隆史さんに、芝居のストーリーやチラシのイメージを話す。
お二人は同じデザイン事務所に務めておられる大学の同級生。
私も付き合いが古い。
皆、かつては京都で暮らしていた。
十何年たった今、違う街で、こうして仕事で関われるのはとても幸せなことだ。

今回のチラシは両面印刷にするつもりで、
芝居の両面印刷のチラシなんて普通…と思われるかもしれないが、
B.LET'S にとっては初めてのことだ。
そんな些細なことだけど、初めてと言うのはやっぱり嬉しい。
それはやはりたくさんのお客様に見て欲しいからで、知って欲しいからで、
そういう意識をはっきり感じることも、今さらながら初めてのことかもしれない。
チラシが出来上がるのが今から楽しみ……と、思っていたらその前に、
私自身が決めなければいけないことが山積みだった。
まずは目の前のことを、ひとつひとつきちんと丁寧に、やって行こうと思っている。

「裏方に徹するから」と、写真を断った若松さんの代わりに、
和装が好きな彼女の新しい下駄を。
新しい下駄って縁起がいいんです。