のんびり日記

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FX投資 -下手の研究- その2

2016年02月03日 23時06分26秒 | FXと国際経済
今日は、下手な投資の中でも、かなり中心的なお話をします。

(4)損切りが下手
損切りは言うまでもなく、FX、株式、コモディティーなど、投資の種類の如何に関わらず、最も重要な技術です。
損切りしない人のほとんどは、いつの日か、相場からの退場を余儀なくされてしまうでしょう。

ほとんど、といったのは、中にはとんでもない豪傑もいて、とてつもない多額の含み損を抱えながらも、絶対に損切りせず、
なおかつ、強制ロスカットにもかからない(つまり追い証をとにかく入れ続ける)人がたまにいるからです。
でも、こういう人のまねをしては、絶対にいけませんよ。下手すると数年間は苦しみます。

ところで、ここでは損切りしないとか、できないとかいった次元の話ではなく、損切りのタイミングを往々にして間違える、
という場合についての話です。

損切りのタイミングというのは、要するに、トレンドの風向きが変わったと判断された時点で行うのが基本です。
ただ、この場合のトレンドは、一般に長期トレンド(月足チャートに現れるトレンド)を指す場合、
転換点まで損切りしないとすると、相当な含み損を抱える場合もあります。
そういうときは、日足チャートに現れる短期トレンドでの転換点を損切りポイントとする場合もあるでしょう。
いずれにせよ、損切りのポイントをあらかじめ想定して、問題ない程度のポジション量でエンターすることですね。

あるいは、人によっては、損切り点を例えば50ポイント曲がった場合とか、数値で決めている人もいます。
そして、往々にして、あらかじめ決めたポイントで損切りする人は、安定して収益を上げているように思います。

しかし、多くの投資家が、なかなか損切りがうまくできないのは何故でしょう?

その理由の一つは、「損切りが悔しいから」だと思います。

損切りした直後に値が元に戻って、ああ損切りなんてしなければ良かった、という経験をした人は多いと思います。
私ももちろん多くあります。

が、損切りは「投資の段取り」としてやるべきことであって、別に悔しがる必要はないのです。
損切りした後に元に戻るという現象は、相場なら当然にあり得ることなのです。

損切りは例えて言えば、探偵小説の主人公がチンピラから情報を聞き出したり、危険な目にあったときに
急場を逃れるために、端金をはたくようなものなのです。

綺麗事だけで、相場という欲望の海を進み抜くことはできないのです。

相場では、損切った後で、値が戻ろうが戻るまいが、一喜一憂する必要は無いのです。

損切った額が問題なのではなく、いかに切り抜けて、最終的に利益を得るか、が重要なのです。

そして、利益を得やすいとき(つまり短期でもトレンドに乗れるとき)に大きく利益を取る。
そうすれば、勝つときは大きく勝ち、駄目だった場合でも、定額で一時撤退する事ができます。


(5)青い鳥症候群(More than this)
ここより他の場所。
隣の芝生が青く見える。

相場で良くあることですが、「安値買い(もしくは高値売り)を狙いすぎる」ことに捕らわれている人がいます。

たいていの投資家は私を含め欲深なので、エンターするときにベストを狙いたくなってしまいます。

ところが、そうこうしているうちに、チャンスを逃す、ということに往々にしてなってしまいます。

もう一つの心理として、上で述べた「損切りしたくない」というのがあり、できるだけ「良いポジション」を
獲りたいと思ってしまうのでしょう。

もちろん、適当にエンターしてよい、という意味ではありません。
エンターするところを、点ではなく、線(幅のあるもの)で考えれば良い、ということです。

その「エンター可能範囲」内で、FXの基本四要素のひとつ、「小ロットで分割して」仕掛けていけばいいのです。
要するに、分散投資ですね。

そうすれば、平均としてまずまずのポジションを獲りやすいと思います。

「すごく良いポジション獲得は、諦める」 = 「欲望をコントロールする」

そうすれば、負けにくい投資ができるのではないか、と考えます。

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