のんびり日記

下手の横好きの釣り。割と本気のFX。たまにエレキギター修行中。その他もろもろ。のんびりと。

勝山港  アマダイ  その1  2019年1月19日(土)  基本を守れ!

2019年02月18日 23時07分36秒 | 釣行記
千葉県勝山港は利八丸のアマダイ船に乗船してきました。
アマダイは冬の釣り物の中でも、オニカサゴと並んで垂涎のもの。
昨年から機会はあったのですが、いろいろと都合が付かなかったので、
今回は満を持してのエントリー。

勝山港も、内房とはいえ、ほぼ南房なので、自宅からはかなり遠く。
当日は2時起床。
2:25出発。
自宅から千葉市の穴川インターまで下道で1時間20分ほどかけて行き、
穴川インターからは勝山港近くの鋸南富山インターまで1時間程度。
5時前くらいに現着。
周囲はまだ暗し。

ところで、初めて来た勝山港ですが、どうも現場にトイレはなく。
一旦県道まで戻って少し北上し、コンビニのトイレを借りて、
再度港に戻った頃には、お客が集まりつつありました。

準備しつつ、受付場所に行くと、
受付前に先に乗船して釣り座で準備していても良いとのことだったので、
釣り座ボードの右舷トモ4番目を取って船へ。
船長に案内していただくが、この日は右舷4名、左舷5名のようで、
要するに右舷のミヨシということになりました。

さて、予定では6時出船ですが、実際には6時はまだ暗かったからか、
6:30に出港しました。


出船前の勝山港。

ポイントは港を出てすぐの、浮島という小島の近くでした。
水深50メートル弱。
予想していたよりも近場で、しかも浅いところ。
こんな近くにアマダイのポイントがあるとは。

利八丸の船長は、なかなか面倒見の良い人で、
アマダイの初心者向けに、釣り方をかなり細かく指導してくれました。
曰く、
①錘着底後、すぐに底をトントン10回ほどやって、土煙を上げる。
②すばやく1メートル仕掛けを上げる。
③4、5秒待って、アタリ無ければさらに1メートル仕掛けを上げ、10秒程待つ。
④それでもアタリ無ければ、また1メートル下げて、1分程待ってみる。
⑤①→④をもう一度繰り返し。
これでアタリ無ければ、一旦回収して餌(オキアミ)のチェック。
というものでした。

さらに、リールのドラグはしっかり調整しておくように。
船長が上げを指示したとしても、いきなり電動リールをオンしたりせず、
必ず聞き上げ動作をしてからオンする癖をつけるように。

そうしないと、アタリに気づかないうちに実は掛かっていた大物
をばらしてしまうことが結構ある、
など、実践的なアドバイスが続きました。

船長によれば、これらの方法が最新のアマダイ釣法であり、
最も釣果の望めるやり方とのこと。
ネット等や書物を見ると、いろいろな釣法が紹介されている訳ですが、
要は釣法自体も進化しているのであり、巷の情報はどれが古く、
どれが最新のものかは、なかなか分かりにくいので、
このような現場情報は、とても貴重なものと思いました。

さらに、仕掛けについても、こまかい情報提供がありました。
曰く、
a)フロートはタナから上ずってしまうので、付けている場合は外した方が良い。
b)先針のハリス部分には、かならずガン玉を打つ。
c)夜光ビーズは無くても良いし、フグが多いときは外した方が良い。
ということ。
要は、宿でも販売しているYAMASHITA製の仕掛けにすればよい、
という事のよう。
念のため受付時に購入していた同仕掛けには、確かにガン玉が打ってありました。

ところが。
最初のうちはガン玉が打ってないと勘違いして、
船長の放送を聞いてあわてて仕掛けにガン玉を打って投入してしまい・・・。
一つの仕掛けに2個のガン玉を打つという失敗をいきなりやらかしました・・・。

この日のタックルは
竿:海明スペシャル30-210
リール:プレイズ400(電源:自前のバッテリー)
道糸:よつあみヴェラガス船×8(PE2号)
錘は80号。
天秤は40センチのもの。
船長によると、アジやイサキ同様、
アマダイにもクッションゴムを付けた方が本当は良いとのことでしたが、
持ってこなかったので、仕方なく天秤に仕掛けをダイレクト接続しました。

そして第一投。
船長の言う基本通りに誘ってみます。
底トントン×10、すばやく1メートル上げる。
アタリ無し。
2メートルに上げ、、、
アタリ無し。
また1メートル下げ、、、
アタリ無し。
底取り直して、トントン & リフト。
すると、次に2メートルに上げたところで小さな当たり。
上げてみると、予想通り小さなクラカケトラギスでした。
当然にリリース。

自分と反対舷の人が、開始早々47センチの良型アマダイを上げた模様。
ということはチャンス。
気合いが入ります。

第二投。
愚直に同じ誘いを繰り返すと、今度は明敏なアタリ。
聞き合わせて、巻き上げると、25センチくらいのホウボウでした。



ちょっと残念。でも出だしは好調か。

このような感じで、その後それなりにぽつぽつと釣れました。
ホウボウは、小振りも含めて3尾。
イネゴチ2尾。



しばらくして、25センチの良型カワハギ。



35センチくらいのイトヨリダイ。



といった感じで、お土産はゲットできました。
途中、小鬼も釣れましたが、チビだったので慎重に針を外して、リリース。
しかし、本命のアマダイがなかなかこない・・・。

最初にガン玉を2個打ったと書きましたが、
どうやらそのせいで、ホウボウやらコチやら底物が来てしまった模様。
その後は余計なガン玉を外して、攻めたのですが・・・。

後半。
ちょうど別の釣り方、攻め方に変えてみようかと考えていたとき。
船長、皆の釣り方を見て曰く、
「だんだん皆さん、最初に教えた方法から外れてきてますけど、
やっぱり、基本に忠実な方が釣れますから」
との忠言。

なんだか、見透かされたような感じ。
しかし、「基本に忠実に」という言葉には重み有り。
アマダイは、基本を外して簡単に釣れるような、
甘い魚ではないらしい(甘鯛のくせに)。

そんなこんなで、とうとう本命がこないまま、沖上がり直前。
船長に残り時間尋ねると、あと10から15分とのこと。

そして、ラスト一投が宣告されます。
親切なことに、準備中で未投入の人には、餌を付けて投入するよう、
促してくれていました。
しかし、私はすでに投入済みでしたので、上げたら終了という状況。
最後まで諦めず、来ることを信じて、愚直に基本動作を繰り返しました。

すると、2回目の底トントンの直後、特徴的なアタリが。
聞き合わせて、手巻き。
乗っています。
上げてくると、最後の最後で、20センチちょっととチビですが、
ついに初アマダイをゲットすることができました。


うれしいけど可愛すぎるサイズ。

諦めなければ、果実を得られることもある。
感無量。

最終的に、上記の通りアマダイは1尾のみでしたが、
美味しいゲストもそれなりに釣れ、型もまずまず。
さすが南房は海が豊か。
十分に楽しむことができました。



とはいえ、次回は良型アマダイを2尾以上ゲットしたいものです。

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