のんびり日記

下手の横好きの釣り。割と本気のFX。たまにエレキギター修行中。その他もろもろ。のんびりと。

鹿島港(中央公共埠頭) その1 2017年3月10日(金) 化学の城の下で

2017年03月13日 21時23分54秒 | 釣行記
以前も確か記事にしたと思うのですが、私は釣行予定を何ヶ月も前から考えていて、
週末の釣行が始まる前に、次週の釣り場所もすでに決まっているという人です。

そして、3月10日(金)の予定も、今年の初め辺りから「新浜岸壁」としていたのでした。

しかし、新浜岸壁は今年に入ってもうすでに4回も訪れており、
そろそろまだ行ったことのない場所に遠征してみようかなと思うようになっていました。

候補地は以下の3つ。

・鹿島港公共中央埠頭
・銚子漁港
・外川港

今週の風及び波の予報を見ると、当初やや風強だった鹿島地方でしたが、
週末に近づくにつれ弱まってきて、うねりも発生していない模様。
風予報的には北風に強い外川港あたりが最も理想的な感じでしたが、最終的に鹿島港の公共中央埠頭を選択することにしました。

私の個人的な考えですが、いわゆる鹿島港は「湾内」と「湾外」(という表現が適当かどうかは分かりませんが)に分けられます。
「湾内」は広大な鹿島港エリアの港湾の部分で、釣り場で言えば港公園、ポートラジオ、アンモニア岸壁、公共中央埠頭に相当します。
「湾外」は太平洋側に面したエリアで、魚釣り園、新浜岸壁、鹿島灘漁港などが相当します。

そして、何が言いたいかというと、私は鹿島港エリアでの釣りはほとんど「湾外」だったので、
たまには「湾内」でも釣ってみようかな、と思った訳です。

それと、最近新浜岸壁の記事にコメントを下さった「せう」氏のお勧めでもあったので、なおさら興味が沸いてきていました。

風弱、波小さく、満月の中潮→大潮、と、非常に条件は整っている感じです。

ただ、肝心の釣行準備はいつものごとく、釣行当日。
最近だらけています。

10日(金)は会社から帰宅後、すぐに準備を始めましたが、家を出発したのは20時前。
まあ、鹿島での夜釣りは、それほど時間的に切迫していないので、これでも問題なしです。

当日の鹿島の潮回りは、
 14:18(120cm)
 21:10(14cm)
 翌4:05(118cm)
で、本当は16時から19時あたりがベストタイムですが、23時から2時も期待できそうです。


鹿島港は非常に広大な港であり、新浜岸壁と中央公共埠頭との間の距離はたぶん4km程度だと思いますが、
間に巨大な「港湾」があるので、移動するのは結構時間がかかります。
いつも新浜岸壁に向かうルートにくわえ、さらに大きく港湾を迂回して目的地に向かいます。

鹿島港はご存じの通り、日本の化学系工場の一大基地のようなところです。
巨大な工場群が所狭しと建ち並んでいる訳ですが、中央公共埠頭に向かう途中、
フロントガラス越しに、無数のライトに装飾された巨大なイルミネーションを発見。

近づいてみると、鹿島石油という会社の工場でした。

初めて中央公共埠頭に赴いたのですが、いきなり圧倒的なものに遭遇してしまいました。
写真を取り損なったのは、残念です。


埠頭に着くと、3台ほど先行車が居ましたが、広々とした敷地は閑散としており、余裕で車を横付けできました。
西側の岸壁、港湾入り口に近いところに車を止め、早速準備開始。

この日のタックルは
①竿:サーフランダー405CX、リール:サーフリーダーCI4+ 35拙者SDスプール、道糸:ナイロン4号
②竿:エクストラサーフ30号-405、リール:スピンジョイSD35標準、道糸:ナイロン3号
③竿:ソルティストHRF 86XXHB、リール:HRF® PEスペシャル 7.3L-TW、道糸:PE2号(リーダー:フロロカーボン16ポンド)

①、②の投げ竿2本に30号錘付天秤と市販のカレイ用投げ釣り仕掛け(2本針)を付け、航路方向に投げ込みます。
③はブラクリを付けて、ヘチ際を攻めます。

公共中央埠頭の航路側はカレイの実績が高いとのことで、期待は高まります。
投げ竿を振っても、最近はほとんど根魚ばかりだったので、普段からたまにはカレイを釣りたいと思っていたのでした。

ところが、開始1時間が過ぎ、2時間が過ぎて日付が変わっても、魚信の魚の字もありません。

夜中ではカレイを釣るのは難しいのでしょうか。

一方、東側のテトラポットがある方は、アイナメが釣れるとのことで、投げ竿は放置してソルティストを持って遠征します。
ブラクリで攻めてみますが、反応無し。

テトラの辺りに、胴突仕掛けをぶっ込んでおけば、あるいは根魚が食ってきたのかもしれませんが、
ブラクリではさっぱりでした。

そして、2時になり、かなり冷え込んできたので車に入って休憩。


4時になり、車から出ると、それまでとは打って変わってすごい強風。

夜明け前。この強風の中、朝マヅメを狙って釣り人が訪れ始めます。

私の隣に入った方が、挨拶にこられ、様子を聞かれたので、正直に全くだめだったと答えました。
その方も先週に入ってさっぱりだった、とのことでしたが。
のっけからがっかりさせてしまって、申し訳ない感じでした。

朝マヅメの状況を確かめる気力もなくなり、私はここでギブアップしました。

月齢も潮回りもわるくなかったと思うのですが。
やはり時間帯が良くなかったのでしょうか。

同じ時間に釣りをしていた人たちも、釣れている感じではありませんでした。

中央公共埠頭初挑戦でしたが、もっといろいろ知る必要があると痛感しました。

鹿島港(新浜岸壁) その11  2017年3月3日(金) リベンジ戦

2017年03月06日 22時52分45秒 | 釣行記
2月10日の前回釣行、いや、その日は実質的に「釣りにならなかった」ことを勘案すれば、
実に1月27日(金)以来、5週間ぶりの実釣となった今回の新浜岸壁攻め。

先週末から天候、とりわけ風と波をチェックし、3月3日(金)~4日(土)はかなり良いことを確認。
前回のリベンジ戦への思いは高まっていました。

3月3日は月齢4.5日、新月後の中潮で、激悪でこそないものの、さほど良好でも無し。
少し難しい釣りになるかもしれないと予想。
当日の鹿島の潮回りは
19:28(113cm)
01:08(55cm)
07:13(126cm)
時合いは3:00~5:30と言ったところ。
しかし下げ潮の21:00~23:00も狙っていけそうなので、少しキツイですが、
22:00にスタートして翌朝6:00までの8時間釣行を計画しました。


今回もしかし、気合いとは裏腹に釣行準備は直前まで完了せず。
結局当日の夜、会社から帰宅してから本格的に準備開始しました。
しかし、このいい加減さが後に災いをもたらしたのでした。

それでも今回は今まで以上に軽装備であったせいか、強行軍の準備も時間はさほどかからなかったため、家を出たのは19時過ぎ。
ここ最近の鹿島行きルートである下道のみを通って21時には目的地に到着しました。

いつも駐車する岸壁下は、先行車が2台。
なんとなくほっとします。
なんとなく人がいるというだけで癒しになる、新浜岸壁ならではです。

早速防寒着に着替えて、いつも通り岸壁上に登壇。
前回(その10)とほぼ同じ位置に釣り座を構え、準備開始。

今回は今までと少し異なり、タックルを思い切り縮小しました。

①竿:キャスティズム25号-365、リール:キャスティズム25QD06PE サーフベーシア25QDスプール、道糸:ナイロン6号
②竿:ソルティストHRF 86XXHB、リール:HRF® PEスペシャル 7.3L-TW、道糸:PE2号(リーダー:フロロカーボン20ポンド)

なんと、竿は置き竿のキャスティズムを含め、2本だけ。超軽装です。
こうしたのには訳があって、実は今週あたまに少し風邪を引いてしまい、
水曜日になってようやく少し状態が良くなったのでした。
ということで、釣りの効率よりも体重視の方針をとりました。
竿が2本だけなので、いつも持ってきていた投げ竿用ロッドケースは自宅待機。
おかげで登壇もだいぶ楽にできました。

竿も少なかったので準備はすぐ終わり、キャスティズムに仕掛けと餌(岩イソメ+青イソメのミックス)を付けて
新浜の海に投げ込んだのは21:45くらい。

そして、今回はすぐにソルティストも組み立てて、ブラクリ仕掛け(ナツメ4号+段差ブラクリ4号)に
やはり岩イソメと青イソメを付けてヘチを中心にブラクリ開始。

今回、竿が少なかったことで虫餌もかなり余裕があり、比較的贅沢なセッティングができました。

22時過ぎ。さっそく最初の当たりがキャスティズムに来ます。
抜き上げると、いきなりおなじみの精進ガニ。せっかくだから活かしバッカンに放り込んでおきます。



最初の時間帯は時合いだったのか、キャスティズムにアタリは頻繁にあり、合わせますが、根掛かりが多く。
本日も新浜の根は凶暴でした。
早速仕掛けロスト。
気を取り直し、仕掛け作り直して再投。

すぐにアタリ。

合わせる。

今度は乗った。

アイナメではなさそうな魚信。ですが、重い。
でもタックルのパワーに余裕があり、抜き上げることができました。



ムラソイ君でした。個人的に最大記録の30cm。一応ぎりぎり尺ソイです。

非常にさい先の良いスタートです。
少し根掛かりが強いのは気になりましたが、この時点では満足な結果を夢見ていられました。

しかし、再投して、アタリあるも、乗りません。
餌はとられています。でも大抵は、根掛かりで仕掛けごとロスト。

ロス率がいつも以上に高く、少しやばい状況です。

実は、この日用意した道糸ナイロン6号は昨シーズンからの流用で、ほとんどぼろぼろの状態。
根掛かったとき、サルカンへの結束部から崩れるようにほどけてしまったのでした。
これが準備不足の災いの正体です。なんともはや。


その一方で、ソルティストは誘っても、置いても、全く不発。
ヘチはもちろん、投げて探ってもだめ。
結局、この日は初めてソルティスト不発と相成りました。

どういう事なのか。
どちらかと言えばブラクリは底を探る釣りですが、もう少し上のタナに魚の活性はあったのかもしれません。
キャスティズムの胴突き仕掛けでのみアタリがあったことがその考えを支持しているように思いました。

日付が替わり、寒くなり始めます。
この時間の風予報は1m/sだったのですが、完全に裏切られ、岸壁上を風が吹き抜けます。
もっとも竿に付けた鈴が風で鳴りまくる程でもなかったので、新浜岸壁的には通常だったと言えるのでしょう。

3月に入ったとはいえ、深夜の新浜岸壁はまだまだ超寒なのでした。


そして、ついにキャスティズムにもアタリが無くなり始めます。
たまに「チャリリン」と鈴が鳴るのですが、それきり。
後で分かったのですが、これはおそらくドンコのアタリで、付けていたサンマを一発で食い逃げしていたのでした。
だから、アタリも単発。仮に合わせても、乗らないのは当然なのでした。

そして、根掛かりも地道にあり。
海は若干うねっており、仕掛けを少し揺り動かすだけですが、そのうち身動きしなくなり、
根掛かり、という図式に当てはめられます。

しかし、1時になって久しぶり(?)のアタリ。
一瞬、根掛かりしそうになりましたが、強引に抜き上げ、素直に上がってきたそいつは、肝ドンコ。



20cmチョイですが、待望の2尾目で非常に有り難し。

しかしこの後、明確なアタリは身を潜め、しかしサンマは消えてなくなるという不可思議現象。
時間だけが過ぎていきます。

そして、ついに新浜岸壁アイナメタイム。
つまり、4時半を過ぎ、5時半までの時間限定アイナメゲームの開幕。

そして、残る岩イソメは1匹のみ。
アイナメタイムに賭けます。

しかし・・・

5:30。何事も起こらないまま、夜が明ける前に納竿と致しました。

アイナメタイムだったのですが、ここにきてうねりは強くなり、どうにも魚の気配を感じられなくなり。
残念です。

やや明るくなりかけた頃、新浜岸壁を後にしました。

もっとも、この日の「気づき」として、ひとつ分かったこと。
実は、釣り上げたドンコは精進ガニと共に、鍋種になったのですが、胃袋の中を調べると、
小エビ、小魚(ハゼかアイナメの稚魚?)に混ざって、自分が用意したサンマが入っていました。
つまり、こいつは虫餌を付けた針に掛かる前に、サンマをいただいていた訳です。

サンマを針に付けたとき、垂らし部分が少し長過ぎ、上手く餌をとられていたようです。

意外にもドンコは餌(サンマ)取り名人だったことが判明しました。

次回は、サンマの針付の仕方がテーマです。
やっぱり、「垂らし」は少なく、かな。