のんびり日記

下手の横好きの釣り。割と本気のFX。たまにエレキギター修行中。その他もろもろ。のんびりと。

鹿島港(新浜岸壁) その15  2017年5月19日(金)  今期の根魚納め

2017年05月22日 21時53分17秒 | 釣行記
暑いですね。
特に昨日の日曜日は、もはや8月の猛暑でしたね。

5月に入ると、さすがに根魚っていう感じではなく、
どちらかと言えば、もう夏の魚がターゲットになってきますね。
でも、昨年もなんだかんだで5月末までアイナメを釣ることができたし、
最後に一回、本当にオーラスで新浜岸壁の根魚釣りをやりたくなりました。

という訳で、5月19日(金)、いつも通り、
会社から帰ってから支度して、18:50頃家をでました。

20:50過ぎ、岸壁下到着。
先行車2台。
当日は月齢22.6日の小潮。翌土曜日が長潮。あまり釣れません。
でも、実は新浜岸壁では長潮で釣ったことは今まで無かったので、
どんな感じなのか、少し意地悪な興味を持ちました。
今年に入ってから、何しろ満月の大潮に限って海が荒れたり天候が悪かったりで、
あまり良い思いはできなかったので、むしろ長潮の方が良いのでは?
なんて思ったりして。


いつもの場所に座を置き、すぐにタックルを用意。
前回と全く同じ装備です。
①竿:キャスティズム25号-365、リール:キャスティズム25QD06PE サーフベーシア25QDスプール、道糸:ナイロン8号
②竿:シーバスハンターX 100ML、リール:AR-CエアロBB 4000HG、道糸:PE1.5号(リーダー:フロロカーボン20ポンド)
③竿:ソルティストHRF 86XXHB、リール:HRF® PEスペシャル 7.3L-TW、道糸:PE2号(リーダー:フロロカーボン20ポンド)
しかし、キャスティズムリールに巻いたナイロン8号も、だいぶボロくなってきています。
そろそろ交換が必要。というか、今日でこの釣りは終了なので、必然的に糸も巻き直しです。

仕掛けも前回とほぼ同じ。
中通しの15号錘の下に4号のスイベル。
その下に丸セイゴ10号。
赤イソメと青イソメを付けて、ヘチに投下。
この日は、前回と違い、すぐにアタリがある、という訳にはいきませんでした。
残念。

ところで、最初に汲み上げた海水の温度を測ると、18℃以上。
4月末が13℃ちょっとだったので、3週間で5℃も上昇したことになります。
18℃は、さすがにちょっと高いな。

21:20にキャスティズム、シーバスハンターXと仕掛けを投入して、30分。
何のアタリも無し。
なんとなく、感覚として、魚が釣れそうな予感がありません。
理屈では分からないけど、そういう感覚が何故かあって、そしてそれは正しいことが多いのです。
魚の気配が感じられないというか・・・。

さすが、長潮前の小潮。
しかし、せっかく釣り場に来て、高価な赤イソメまで購入して、
あっさり諦める訳にもいかないので、ソルティストを用意して、ランガンを開始。

この日は、なぜかバリバリランガンしたい気分。
まず、釣り座から南方向に向かって少しずつ移動していきます。

そして、、、

ウンともスンとも言わないまま、南端のゲートまで来てしまいました。

しかし、
ヘチにブラクリを落としてさぐると、、
やっとこさ、アタリ。
きたー。
巻きあげ、
あれ?
軽っ。

上がってきたのは、20cm弱のクジメでした。



まあ、水温も18℃ですからね。
アイナメとかは難しいかなと思いましたが。

釣り座からだいぶ遠くまで来てしまったので、クジメを手に持ったまま、
200メートルくらい歩いて戻りました。

その後、置き竿には何の反応もなく、
再び、ブラクリランガン。
今度は北側に移動。

新浜岸壁はだいたい南北740メートルくらいあるのですが、この日は南端から、
ちょうど岸壁の中央付近まで、今までになく丁寧にランガンしました。

しかし、
結局アタリは最初の1尾のみ。

夜1時を過ぎて、ソルティストのフロロカーボンは高切れでロストし。
新浜名物?の夜露に釣具は濡れまくり。
眠くもなってきて、
モチベーションは減退。
餌がかなり余ってもったいなかったのですが、
納竿しました。

さすがに自分の中でもマンネリ化してきました。

次回は、アナゴかギンポかシロギス(沖釣り)か?

(暑さのせいか、釣行記もダレ気味なのでした。次回は頑張ります。)

「釣魚と時間帯」の考察  2016年1月~2017年4月現在までの鹿島付近の時間帯別釣魚データから

2017年05月21日 14時54分19秒 | 釣り関連
根魚が好きなので、昨年から主に冬季の夜釣りを楽しんでいます。
釣り場は主に鹿島港周辺と千葉県の銚子辺りで、特に鹿島では、
深夜~早朝という厳しい釣りを敢行してきました。

そのような訳で、短期間ながら、夜釣りを中心にかなりの釣行を行ってきた結果、
時間帯と釣れる魚について、ある程度関連性があることが分かってきました。

今回は、その結果を基に考察を試みようと思います。


まず、2016年1月から2017年4月までの釣行と、各時間帯(30分刻み)の釣魚についてデータをまとめました。
ただし、本データは以下のルールに則っています。

①海釣りのみ。河川、湖沼の釣魚(霞ヶ浦のワカサギ、ナマズ、手長エビ等)は含まない。
②地域は鹿島港周辺~千葉県銚子市の陸釣りのみ。
 三浦半島や江戸川放水路のボート釣り、岩手県などの釣果は含まない。
これは、概ね地域と釣魚および釣法を限定することで、データの信頼性を少しでも高めるためにそうしました。
例えば、ボート釣りなら、とりあえず何かしら釣れちゃったりするし、数釣りもできるので、
陸釣りの釣果とは比較しにくいのではと考えた訳です。

さらに、私の傾向として深夜帯(21時頃~翌朝6時頃)の釣りが多く、朝~夕方の釣り機会は少ないです。
従って、意外に夕マヅメの釣果は少なくなっていますが、これは夕マヅメが釣れないのではなく、
釣行機会が少ないため釣果も少なかった、ということです。

以上を踏まえて、集計したものが以下の表になります。



表の左に時刻、真ん中に釣魚(数がある場合は、それぞれの尾数。数がない場合は1尾)、
右に時間帯別のトータル尾数になります。
なお、本データではカニやタコも釣魚として計数しています。

この表を見ると、とりあえず以下のことが言えそうです。
まず、時間帯については、
(1)夜釣りでは21:00~23:00、0:00~2:00、4:00~6:00に良く釣れる。
(2)逆に、23時台、2時台、5:30以降はあまり釣れない。特に2:00~2:30(丑三つ時)は実績ゼロ。
私は、新浜岸壁での夜釣りは以前、通して釣りをやっていましたが、
これらのデータを集計し理解したことで、最近では2時前になったら3時半過ぎまで車で休むようになりました。

また、釣魚に的を当てると、
(3)ドンコは19時~5時まで、夜のあらゆる時間帯で幅広く釣れている。
(4)ソイは、一日のなかで幅広く、まんべんなく釣れている。
そして、いろいろな餌(青イソメ、岩イソメ、サンマ、サバ、イカ)で釣れる。
つまり、ソイは非常に釣りやすい魚である。
(5)アイナメは特定の時間帯で釣れることが見て取れる。
それは、21時台、0時~2時、そして4時~5時半あたりである。
だいたい3~4時間のインターバルがある様に見える。
決められた時間に捕食し、3~4時間休んで、また捕食し・・・という生活サイクルなのかもしれない。
なかでも最も活性が高いのは、私が「アイナメタイム」と称する4時~5時台である。
ただし、私の経験では、この時間全てがベストタイムという訳ではなく、一日の中のベストは、
おそらく15分あるかどうか、といった印象。これを外すと、もう食ってこないようだ。

以上の考察は、あくまで鹿島港(しかもほとんど新浜岸壁)と銚子での話であって、
別の地域では異なるかも知れません。
もしそうであれば、それはそれでおもしろい話ではあります。

ちなみに、これら魚の釣れた時間帯は、ひとえにデジカメの撮影日時記録機能のおかげで判明した訳で、
やはりめんどくさがらずに撮影しておくことは意義があるということです。

鹿島港(新浜岸壁) その14 2017年4月28日(金)  スミイチ?

2017年05月08日 22時45分41秒 | 釣行記
GWも終わり。
関東地方では桜の時期はすでに去り、新人たちはまだ新しい環境に慣れきっていないこの頃。
日本は全てがスタートアップの日々で慌ただしいが、海釣りの世界でも新シーズンに移行中。
根魚に遊んでもらえる機会は、もう残り少なし。

4月の釣行予定の中に、一回は沖釣り(シロギス)を考えていたので、4月最後の週末は久しぶりに船に乗ろうかと画策。
一週間前から天気予報を見守っていました。
鹿島地方は週末晴れ、風弱(南西~南南西)とほぼベストの状況。
ところが、東京湾は29日(土)の午後辺りから強風(7-8m/s、南)の予報が。
うーん。
船釣りの経験値低いので、この状況がよく分からないのですが、7m/s以上というのは相当な強風と考えます。
船なら出船は問題ないだろうけど、午後いちで早上がり、なんてこともあるかも、と考えると、今いち気分が乗り切らず。
結局、今回もまた沖釣りは見送ることとしました。

それに、なにしろシロギスのシーズンはこれからだけれど、根魚はそろそろ閉め。
しかも鹿島の風は良好。
ということで、あっさりと4月28日(金)の夜に新浜岸壁行き決定。

新浜岸壁の根魚といえば、前回までの釣況から、『ヘチ』と『底』というキーワードが頭に浮かんできます。
今冬季の釣果は、その多くがブラクリによるヘチ攻めから得られているという事実は、
私に戦略の大いなる見直しを要求しています。

そのような訳で、今回は以下のコンセプトを徹底して臨むことにしました。
(1) 主にヘチを狙う。
(2) 短竿を使う。
(3) 底を攻める。

今までは、強力な投げ竿に胴突仕掛けを付けて、少し沖目(といっても岸壁から5~20メートルくらいのところなのだが)
に投入していましたが、今回は岸壁際に仕掛けを落とし、胴突でなくブラクリ的な仕掛け(ようするに「ぶっ込み」)
で攻めてみよう、それを夜明けまで徹底してみよう、ということです。
最近、新浜岸壁でも「根」が後退気味で、根掛かりそのものが大分減ってきていることも、
底攻めにシフトする理由になります。

短竿を使うのは、できるだけ軽装備にしたかったということもありますが、
ヘチをせめるなら長い竿は少し使いにくいかなと思ったからです。

そんな訳で、今回のタックルは、
①竿:キャスティズム25号-365、リール:キャスティズム25QD06PE サーフベーシア25QDスプール、道糸:ナイロン8号
②竿:シーバスハンターX 100ML、リール:AR-CエアロBB 4000HG、道糸:PE1.5号(リーダー:フロロカーボン20ポンド)
③竿:ソルティストHRF 86XXHB、リール:HRF® PEスペシャル 7.3L-TW、道糸:PE2号(リーダー:フロロカーボン20ポンド)
を用意。
要するに、いつも使っているサーフランダー(4メートル、錘負荷30号標準)の代わりに、
シーバスハンターX(3メートル、錘負荷最大10号くらい)を登用した、ということです。

ただ、いうまでもなく後者は本来シーバスロッドであり、ヘチ狙いに適合しているとは言い難いのですが。
実績としては新浜岸壁で尺アイナメを釣り上げたこともあるので(2016年4月22日(金)新浜岸壁その3)、
まあ問題ないと。


18:10家を出発。途中、やはり大型GW前だからなのか、少し渋滞気味で、
早く家を出た割には現地に着いたのは20時半頃と少し遅めでした。

ビックリしたのは、いつもの岸壁下には車が8台くらい止まっていました。
乗っ込みの黒鯛狙いか?
この時期になると、冬季と違って夜でも釣り人は一気に増えてきます。
もっとも、その岸壁すぐ上を登ってみると、予想通り誰も見あたらず。
皆さん、別の場所で頑張っているようです。

私はいつも通り、上がってすぐ近くに釣り座を設置。
本日の潮回りは鹿島では23:26に干潮(64cm)で、21:50くらいまでが下げ潮の時合い。
最近、新浜岸壁での釣りも年季が入ってきたのか(?)、すばやく準備できるようになってきました。
スタートは意外に早く、21時少し前。
チャンスタイムは、短い。

三本の竿をセットしてそれぞれ仕掛けおよび餌を付け、キャスティズムから順番に投入。
キャスティズムには15号の中通し錘(亀の子)を道糸に通してスイベル(4号)に結び、
ハリスを15cm程にして丸セイゴ15号針をセット。
赤&青イソメを付けて、釣り座からケーソン2つ北側のヘチにするすると落とし、
釣り座に戻って糸ふけを取り、ロッドスタンドに立てかけました。
ハンターXとソルティストにはブラクリを付けて、釣り座付近のヘチに落とします。

その直後、最初に投入したキャスティズムに明確なアタリ。
すぐに大きく合わせて、巻き上げます。
強い。
ぐびぐびっという、特徴ある抵抗感。
岸壁上に上げると、開始直後のいきなり本命。
尺アイナメをゲットしました。


アイナメ君が暴れて、良い写真が撮れず。

実に久しぶりの快挙。

しかも、最近までの釣況を分析して、自分で考えた戦略(独自仕掛け、ヘチ&底狙い)が当たっての釣果なので、
うれしさもひとしお。
野球に喩えれば、先頭打者ホームラン。

当然に、二匹目のドジョウならぬ、根魚を求めて、「ヘチ・底」狙いを継続。
キャスティズムとハンターXは餌をチェックして再び同様に投入しました。
ソルティストは積極的にラン&ガンに使用。
できるだけ広い岸壁のケーソン繋ぎ目あたりを探り続けます。

ところが・・・。
アタリは最初の一発だけ。
当日は風はほとんど無かったものの、前日までのうねりが若干残っていて、
投下した仕掛けは結構波に揺すられ、当たってないのに鈴は鳴る。
しかし、竿を上げると、結構虫が食いちぎられていたりして、魚はいたのに、アワセ損なっていたのか?
それともヘチに潜む「カニ」の仕業か?

そして、前回まではアイナメ不在を嘆きましたが、今回はソイが出てきません。
結局、日付変わっても進展無し。

さらに、空は晴れていたのに釣具は露でびしょびしょ。
最初、岸壁に打ち付ける波飛沫が霧状になって岸壁上を濡らしたのかと思ったのですが、
拭き取った後の釣具に塩がふかなかった(後確認)ので、どうやらただの露だったようです。
しかし、それはそれとして、モチベーションは低下しました。

そんな訳で、この日は自分としては珍しく、0:30には一端仕掛けを引き上げて、
岸壁下の車で休憩することにしました。
本来新浜岸壁では、0時から2時までは狙いどころの時間帯なのですが、
この日は23時半ごろが干潮だったこともあり、しかもいつもと違ってこの日はやたら眠くなってきたので、
すんなり一時退却したのでした。

春とはいえ、海近くの深夜は冷えます。
空気に水分が多く含まれていたからなのか、非常に寒くなってきました。
が、そこそこ眠ることができました。


3:30。
iPhoneの目覚ましで起き、再びレインウェアを着用して岸壁上に再登壇。
ここから、5時過ぎまで最終決戦。

釣果は今のところ、開始早々の21時に上げた尺ナメ1尾のみ。
再び野球に喩えれば、「スミイチ」というやつです。

スミイチというのは、野球にまつわるある種の不可思議現象で、1回の表か裏で1点だけが入ったとき、
何故かそのまま最後まで0スコアが続いてしまうことをいいます。
一種のジンクスですね。

しかし、釣りでは、この後魚が1尾も釣れませんでした、なんてことはザラにあることです。
不思議でもなんでもなし。
そもそも、待望していた尺ナメを釣るというミッションをすでに達成しているので、
仮に「スミイチ」で終わったとしても、贅沢は言えません。
でも、新浜岸壁では、まさにこれからが最も期待できる時間帯なのです。


三本竿を休憩前と同様にセットしてヘチに投入。
ハンターXだけは、少しだけ沖目に投げておきます。
しかし、アタリはなし。

徐々に周囲は明るくなってきました。
そろそろアイナメタイムです。
置き竿を放置し、ソルティストを片手に再びラン&ガンを開始します。

岸壁中央部辺りに来たところで、ようやくアタリらしきものあり。
しかし。のらず。
再トライするも、二度と食ってきません。


9回裏ツーアウト。
後片付けのために釣り座に戻ります。
と、キャスにアタリあり。
あわせます。
重い。
岸壁上に持ち上げると、本日2尾目のアイナメが登場。



尺ナメです。
やりました。


昨年一度だけ尺ナメ2尾ゲットというのがありましたが、それ以来の釣果。
まあ、休憩した1時台も頑張っていれば、3尾以上の釣果もあったかもしれませんが。
贅沢は言えません。
サイズは31cmと33cmでした。
その日のうちにお刺身になっていただきました。



ちなみに胃内を調べると、小エビが多く入っていました。
根(海草)付きのエビが主食なのでしょうか。
根の後退により、主食が減って(?)、まもなくアイナメの時期は去ります。
次の釣行があるとしたら、あと一回くらい。
もしかしたらこれが今シーズン最後の根魚釣りかもしれません。

「根魚とひとくくりに言うけれど・・・」  その特性と釣法についての考察

2017年05月03日 11時53分13秒 | 釣り関連
根魚釣りが好きなので、特に根魚シーズンの冬季とその前後は、もっぱら陸っぱりの根魚釣りに精を出しています。

根魚といっても、いろいろな種類がいます。

そもそも、根魚とは、主に海底付近に棲み、あまり移動せず、海草や岩礁の陰を住処としている魚の総称ということらしい。
その種類は意外に多彩で、メバル類、カサゴ類、アイナメ、クジメ、ソイ類、ハタ類、ドンコなどが代表種です。

私は上記の根魚すべてを釣った訳ではありませんが、どうも根魚と一言で言うけれど、
それぞれの魚の特徴は結構異なるようだということは分かってきました。

昨年、会社の友人たちと福島県いわき市に小旅行に出かけ、その道すがら、「アクアマリンふくしま」を訪ねました。
この水族館のおもしろいところは、根魚のアイナメ、メバル、ドンコなど、地元いわきの地魚が展示されているところ。
あらためてその根魚たちを観察してみると、それぞれにかなり異なる特徴を有することが分かりました。

アイナメは岩礁沿いに(常にお腹が岩に触れそうな距離感で)移動する癖があり、普段はあまり動かず、静止しています。
岩に常に張り付いている感じです。
海中にサスペンドすることは滅多にないように見えます。
孤立主義的で、群れることもなさそうです。

メバルは海草の陰で、底近いところにいるけれど、底べったりではなく、
50~100センチ上のあたりにサスペンドしています。
群れる性質があり、タナを探れば数釣りができそうですね。

ドンコは底魚というよりは、中、下層をかなり頻繁に上下に泳ぎ回っています。
回遊している可能性もあります。


食性にも違いがあります。

アイナメは、こと釣りに関しては、とにかく岩イソメが最も可能性の高い餌のひとつ。
私の釣ってきたアイナメはほとんど岩イソメに食いついてきています。
ただ、釣り上げたアイナメの胃を調べてみると、意外と「小エビ類」が多く発見されます。
自然界では、メインの食べ物は海草等に引っ付いているエビ類なのでしょうか。
あと、特定の時合いに食餌する性質のようです。

一方、ムラソイは「何でも」食ってくる印象です。
イソメ類はもちろん、身餌(サンマ、サバ、イカ)も好みのようです。
ムラソイ(ソイ類)をターゲットにするのであれば、高価な岩イソメなどは使わなくてもいいように思います。
1尾90円のサンマで2回くらい釣行できます。
時合いは特に関係ないようです。いつでも、どこでも、腹を空かせているような感じ。

ドンコも何でも有りですが、どちらかというと、サンマ(かサバ)が大好きのようです。
サンマなどの身餌は、針に上手く付けないと、餌取り上手なドンコにあっさりと強奪されてしまいます。
ドンコも時合いはなさそうですが、釣れる日とそうでない日の差が大きいようです。

これら魚種毎の特性の違いは、釣りをする上で非常に重要な情報で、
分からないで釣るよりは、分かっていた方が圧倒的に有利に戦えるはずです。

例えば、アイナメ攻略法としては、餌は岩イソメを中心として、できるだけ広く探っていくことが重要と思います。
どちらかというと、胴突仕掛けよりもぶっ込み(ブラクリ)的な、
底に餌を置いてくるような釣り方の方がチャンスをつかみやすいと思います。

ドンコは底べったりよりも、もう少し上層を、胴突仕掛けなどにサンマを付けて狙った方が効率的のように思います。
コマセを使うのも有りかもしれません。

ムラソイなどは、「いれば食ってくる」かなと。
餌は何でも良く、ヘチを中心に幅広く底を攻めていけば、数釣りができるような気がします。


根魚もいろいろな特質の奴らがいて、だから攻め方もそれぞれ違い、
そんなところにも根魚釣りの奥深さがあるのだなあと思います。

FGノット結束器 「EZノッター」 レビュー

2017年05月01日 21時30分13秒 | 釣り関連
「EZノッター」はアイデア釣具を販売しているGear Lab(ギアラボ)のヒット商品です。

EZノッターとは、つまるところライン同士の強力な結束法として知られるFGノットを誰でも簡単に作れてしまうという、
ライン結束器です。
特に、PEラインの場合、根ズレによって付けられるわずかな傷も禁物なので、先端にフロロカーボンなどの
ショックリーダーを結ぶことが基本ですね。
しかし、ふにゃふにゃのPEと、ピンピンに張った硬いフロロカーボン同士を結束するのは、なかなかに難物です。

実は私はライン同士の結束法として、FGノットのことは知ってはいましたが、
自分でやってみたことは一度もありませんでした。
私は(特にここ最近は)手先があまり器用でなく、FGノットなんか、やってみようとすら考えませんでした。
しかし昨年度から始めたボート釣りや根魚釣りには、PEラインとショックリーダーの強力な結束法の習得は必須なので、
いつかは覚えないといけないなとは思っておりました。

そんなとき、偶然FGノットを簡単にできるという、本器具のことを知りました。

EZノッターは、30センチくらいのがっちりしたステンレス棒の両端と真ん中にボビン(糸を巻いて止めておく器具)が付いた、
割と単純な見た目。
しかし、このステンレス棒の「しなり」を利用して糸に強い張力を与えることで、手順通りに巻いていけば
誰でも簡単に失敗無くFGノットができてしまいます。
というか、実際やってみると意外に結束自体がおもしろく、結束が楽しくすらなってきます。

価格は単純な構造の割に少し高い(\3,685)のですが、FGノットが失敗せず楽にできてしまうのですから、
自力でできる人は別として、まあ買って損することはないと思います。

実際にEZノッターで結束したラインを使い続けてきましたが、結束部でほどけたことは一度もありませんでした。
逆に強力過ぎて、高切れが心配になるほどです。

FGノットは必要だけれど、自力でやってうまくいかない、何か良い方法はないか?と考えている人は、
一度本品を検討してみてはいかがでしょうか。

なお、このEZノッターを使って、幹糸とハリスをエダスのように編み込んでいくこともできます。
仕掛けの自作にも役立ちます。