のんびり日記

下手の横好きの釣り。割と本気のFX。たまにエレキギター修行中。その他もろもろ。のんびりと。

FX投資 -下手の研究-

2016年01月30日 14時31分40秒 | FXと国際経済
私のよく知る某銀行の外国為替ディーラーを勤められていた、いわゆる元プロの方が言っていたことですが、
何千人とみてきた、プロ、アマのFXディーラーの中で、自分が上手だと思った人は、自分自身を含めて結局ほとんどいなかった、ということです。
ただ、その方は、「うまい人はいなかったのだが、本当に強い人は何人かいた」ということも言っていました。

FXの「強い人」というのは、もちろんFXで「稼ぐ人」のことですが、そういう人も下手糞だというのです。ただ、下手なんだけれども本当に強い人は「粘り強い」
んだそうです。
この話を分析してみることも意義深いとは思いますが、それはさておき、私はこの話を伺ったとき、「ああ、下手でいいんだ」という妙な安心感を抱きました。

FXに取り組んでいる人のほとんどは、プロではない個人投資家だと思うのですが、その多くの方々は、
「プロの方が強い」もしくは、
「上手い人は、うまい戦術(手法)を持っている」
と思い込んでいるのではないか、と思うのです。

ただ、実はFX市場は小手先の技術や手法などといったものの優劣の差をほとんど飲み込んでしまうほど大きく、
どうせみんな下手なんだから、やるからには自信をもって、自分を信じてやればいい。
だいたい、そう思っていた方が、気分的には楽だし、上手くいかなくても焦らずに済むから精神衛生上も良く、結果良い方向に行きやすくなるのでは、と考えています。

ところで、そうは言ってもずっと下手なままでも良い、という訳にはいかないのが人情というものでしょう。

相場格言に「当たり屋に付け、曲がり屋に向かえ」というのがあります。
直接相場を研究しても複雑すぎて解析できないから、理由はともかく勝っている人(負けている人)に追随しろ(とは逆を行け)、ということですね。

だから、トレンドフォローを重視したりとか、巷には多種多様なFX戦術が披露されているのでしょう。

確かに、何も考えなくても、勝っている方に付いていくだけでも稼げるときはあります。

ただし、それは「当たり屋が曲がり屋に変化するまで」という条件付きです。
そして、その条件は多くの場合、長い時間は続かないものです。

そこで、大事なのが、相場の勉強・研究ですが、私は特に「曲がり屋の研究」には意味があると思っています。当たり屋ではありません。
何故当たり屋の方ではないかというと、「勝ちに必然なし。負けに偶然なし。」だと思っているからです。
「曲がり屋」の共通パターンを研究すれば、少なくとも「負けにくい体質」になっていくのではないかと期待しているのです。


次回は、ではどんな行動パターンが「下手」なのかについて、私なりに述べていきたいと思います。



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