のんびり日記

下手の横好きの釣り。割と本気のFX。たまにエレキギター修行中。その他もろもろ。のんびりと。

三浦半島(金田湾) ボートキス その2

2016年09月30日 18時24分06秒 | 釣行記
9月に入り、台風の影響もあってぐずついた天候が続いています。

釣りキチの皆さんも、ハラハラしながら釣行予定を立てているのではと思います。

私は9月以後、最初の土日は山の方にグルメツアー、その翌週は家族でキャンプに行ってきました。
そして、9月17日(土)は、久しぶりの海釣りの日として予定を立てていたのです。

週末がサラリーマンの私にとって主な釣行日となっていますが、同時に家族行事もなさねばならず、
家族行事=釣行、という幸せな合一もたまにはありますが、
(自分だけの)釣行日を設定することに日々気をもんでいます。

そのようなわけで、特に潮回りの良い日は、何としてでも釣りに行きたい。
9月は海釣りのハイシーズンですが、意外とチャンス期間は短いですからね。

台風。ほんと困ります。
自然の技なので、仕方ありませんが。

9月第三週も、週頭からぐずついており、17日(土)の天気予報は微妙でした。
が、15日(木)辺りから、何とかなりそうな気配になってきました。
そして、多くの釣り人にとって運の良いことに、17日は天候に恵まれました。


前日の16日(金)は会社から帰宅後、釣り道具の車への詰込みなど、準備を済ませ、
シャワーを浴びて夕飯食べ、22時前ごろ、家を出ました。
目指すは、8月6日(土)と同じ、三浦半島の金田湾です。

船宿に5時半ごろ到着することを想定すると、自宅は2時半には出なければならず、
遅くとも2時には目覚めなければなりません。
それは私にとってはとてもツラいので、私の場合早めに家を出てしまい、
途中のパーキングエリアで車内泊することにしています。
まあ、それはそれで楽ではないのですが。

前回のボート釣行では、車泊するPAに現場近くの「横須賀PA」を選択しましたが、
今回は横浜の「大黒PA」にしてみようと思いました。
というのは、大黒PAは横須賀PAよりも規模が大きく、なんとなく安眠できるのではないか、
と軽々に考えていたからです。

しかし、、、
金曜深夜の「大黒PA」は何と狂乱の世界と化していました。
車という車が、「湾岸ミッドナイト」状態。
要するに皆、「走り屋」ばかり。
とても落ち着いて眠れる状況ではありません。
いやあ、いまだにこのような空間が存在していたとは。
トイレだけ利用して、そそくさと退散。速やかに横須賀PAに向かいました。

23時半頃、横須賀PAに到着。
トラックが多かった8月はエンジン音が少し騒々しかったのですが、この日は車の数も少なく、
まずまず安眠することができました。


翌朝4時55分。仕掛けていた目覚ましに起こされます。
すぐに出発。
金田湾は横須賀PAからおよそ40分の距離。少し急いで向かいました。

船宿は不安定な天気の関係で予約していませんでしたが、今回も「浜千鳥」を利用。
受付とトイレを済ませ、支度してボート置き場に向かいますが、いろいろあって時間もかかり、
曳舟は第二便になってしまいました。
もっとも、すぐにボートは戻ってきてくれたので、それほどの遅れはありませんでしたが。

今回はスマホで「釣りナビ君」というサービスを利用。
出発ポイントと曳舟で最初に案内されるポイントをそれぞれ登録。
こうしておけば、途中でどのくらい移動したか、とか、帰還時に迷わないで済みます。
そのほか、当然に釣れたポイントなども登録できるので、ボート釣行では非常に重宝します。
ちなみに私が利用している釣りナビ君のサービスは「釣りナビモバイル」という、現在地点をGPSで表示し、
ポイントを命名して登録できるというサービスです。


さて、この日のタックルは以下の通りです。
①竿:アナリスター キス M-180、リール:ナスキー C2000HGS、道糸:PE1.0
②竿:ベイゲーム X キス H-175、リール:アルテグラ 2500、道糸:PE1.0
③竿:Smile Ship チョイキャス 240M、リール:エアノスC3000、道糸:フロロカーボン20ポンド。

①、②は前回と同様。仕掛けは市販の船キス用。
ただ、私は個人的に競技用の針は好きではないので、基本「早掛け」か「流線」のものを選択します。

③は前回いろいろと余裕が無く、手が出なかったマゴチ釣りにもチャレンジしようと用意しました。
仕掛けは、市販のマゴチ用のもの。丸セイゴ針16号で、ハリスは5号、1.5メートルです。

この日曳舟された地点は、前回と少し異なり、やや南側の、漁港に割と近いポイント。
曳舟ポイントは、その日の風向きや釣り物の種類によって変えているようでした。

また、この日は大潮で週末、かつカワハギのハイシーズンということもあり、
釣り客が前回よりも多かったためか、曳舟ポイントからのお客の分散は遅く、皆割りと固まって釣るような状況。
私は最初、いきなり釣る前にボート漕ぎに専心し、少しずつ集団から離れていく方針を採りました。

アンカー後、最初はベイゲームXの方に仕掛けとジャリメを付けて、船下に投下。
次に、アナリスターの方に同様にします。
やはり、大潮だけあって活性は高く、アナリスターの準備中に、もうベイゲームXにアタリがありました。
抜き上げてみると第一号はベラ(キュウセン)とハオコゼ。


右はわかりにくいですが、ハオコゼ。この日は15尾くらい釣れた。

キュウセンはバッカンに入れておき、ハオコゼはハリスを切ってリリースしました。

ベイゲームの方を再投後、今度はアナリスターの方にキュウセンの一荷。



その後もかなり活性は高く、しかし釣れるのはキュウセンとハオコゼばかり。
ハオコゼが釣れた場合、仕掛けの損耗が惜しくて、最初のうちはメゴチばさみで挟んで針を何とか外しました。
が、ハオコゼはチビのくせに口は硬く、なかなか上手くいきません。
やはり、ハリス切りが基本ですね。無理するのは危険ですし。

しばらく移動しながら釣っていましたが、前回あれほど活性の高かったメゴチが、未だに姿を見せていません。
それに、今日の第一目的はキスなので、思い切って大きくやや岸よりに向けて移動します。

ボート釣りでは、沖に向かっていく人が多いようなのですが、金田湾ではキス(やメゴチ)をターゲットとするなら、
むしろ浅い方に移動した方が良いと考えたからです。
水深は、曳舟ポイントで約7メートル。そこから少しずつ、最終的に水深3メートルのところまで岸に戻りました。
結果的に、この判断は正しかったようです。

ベラしか釣れなかったところで、9時過ぎにようやくメゴチ第一号が釣れました。



これは針掛かりが良かったので、早速チョイキャスで泳がせでマゴチを狙いました。

その後もメゴチはちょこちょこと釣れましたが、相変わらずベラ関係もやってきます。

そして、私は初めてですが、キス釣りの外道であるトラギスが釣れました。



11時近くになって、ようやくこの日のシロギス第一号が釣れました。



そして、このあたりからキスのポイントに来たのか、少しずつキスも上がるように。
さらに、全長23.5cmの巨キスもきました。


この日のキスは数は出なかったが全体的に型は良かった。

実は釣行中に他のボート釣り客の人と話しているときに、ボート数が少ないときは、流しがいいのでは、
とアドバイスされて、ドテラすることにしていたのです。

ボート客が多いときは、ドテラは遠慮すべきですが、多くの釣り客が沖を目指していってしまった後、
岸よりで釣りしているのは私の他、遠くに何艘か見える程度だったので、途中からアンカーをおろさないで釣りをしました。
流しながら釣りができると、仕掛けは自然に引き釣りと同じことになり、より広い範囲を探ることができ、有利です。
そうして、この日は11時以降から上がりの14時まで、ドテラ戦法でいきました。

途中、こんなのも釣れました。


オハグロベラ。


ホシササノハベラ。

そして、マゴチの方ですが、仕掛けたメゴチやハゼが頭を残して食われ、活性は高いようでしたが、
残念ながら、釣り上げることはできませんでした。
全く何の反応もないと、モチベーションは上がってきませんが、活き餌が食われるのを見ると、非常に上がってきます。
最初は、マゴチも釣れたら良いなあ、程度に考えていたのですが、次回は何としても釣り上げたいと思うようになりました。


結局この日の釣果は
シロギス       7尾
メゴチ       21尾
キュウセン      9尾
ホシササノハベラ   1尾
オハグロベラ     1尾
トラギス       1尾
サビハゼ      16尾
でした。


シロギスは型はまずまず。メゴチは小型もだいぶ混ざるようになった。ベラ関係はまな板に乗せられず。

キスとメゴチの大きい奴はテンプラ。メゴチ小、サビハゼ、トラギスは唐揚げに。
ベラ関係は醤油で煮付けにしました。


白州グルメ旅

2016年09月25日 14時45分57秒 | グルメ
9月3日(土)、4日(日)は大潮の釣り日和だったのですが、会社の友人達に誘われて、
釣りの代わりに山梨県北杜市へと1泊2日のグルメ旅に行ってきました。

秋の山梨県と言ったら、まずはブドウ狩り。
ということで3日の土曜日は、朝6時に待ち合わせ場所を出発。
最初に久保田園というブドウ狩り園を訪ねます。

9月に入ると、シーズンも後期とのことで、ややブドウの種類も限られてくるのですが、
当日は夏休み明けにもかかわらず大変な盛況ぶりでした。

当日手で採れたブドウは、ピオーネ、黄玉、とミニ甲斐路の3種類だけでしたが、
園内で購入したその他の種類のブドウも混ぜて、ブドウ大会となりました。



ぶどう園の方の話では、今年の出来は例年になく良好とのこと。
逆に来年以降は、今年の出来を基準に考えられたら困る、というほど。


次に白州町にあるサントリーの蒸留所を訪れました。
白州町の森の中にある蒸留所は、広大な敷地の中に施設があるので、
製造所という雰囲気は全くなく、むしろ自然公園といった趣。
何回か訪問しているのですが、ここの目当ては何よりウイスキーです。
が、その前に、所内にあるレストランで昼食。

写真はローストビーフで、値段は2,080円。



お高めですが、かないボリュームがあり、味も良し。

昼食後は「ハイボール体験」や、サントリーのレアものウイスキーやスコッチを楽しむことができる
Bar「白州」で、友人たちと語らいながら、午後の贅沢なひとときを過ごしました。


Bar「白州」横に飾られている巨大なウイスキー樽の底板。


翌4日(日)は北杜市内にある蕎麦の有名店「ICHI」で昼食。
田舎のど真ん中にある、明治時代の病院を改装したお店はそれだけでインパクトがありますが、
昭和レトロ趣味の店内と、店主の「主義」はかなり変わっていて、一見「引いて」しまいそうになりますが、
なかなか落ち着いたたたずまいですする絶品の蕎麦は、一食の価値有り。

写真は「季節の揚げ野菜トロロ蕎麦」(もっと別の名称だったと思うが、忘れました)




おそばをいただいた後は、ワイナリー「白百合醸造」でワインを購入する予定だったのですが、
台風が近づいてきていたので、残念ながらそのまま帰還しました(台風の影響は結局ありませんでしたが)。

仲間内では年に一度の企画なのですが、こういうグルメ旅もなかなかおつなものです。

鹿島港 某堤防 その1

2016年09月22日 06時14分03秒 | 釣行記
またまた、かなり前の釣行記になってしまいました。

仕事はさして忙しいわけではないのに、家庭では忙しい今日この頃です。


さて、鹿島に関しては、7月ごろまで頻繁に魚釣り園を利用していたわけですが、
アナゴ狙いでサメしか釣れず、そろそろ新しい場所への進出も必要かなと考えていました。

そんな折、本ブログにたびたびコメントをくださっているBBQおじさん様の情報で、
魚釣り園そばの堤防で良型アナゴを上げたという事でしたので、私も行ってみようかなと思い立ちました。

8月26日(金)。月齢23.3日。潮回りは長潮前の小潮。
14:53 106cm
21:11 136cm
5:36  49cm
ということで、夕マズメから23時あたりまで、あまり潮は動かないという今一なコンディションでしたが、
その前の週(19日)の大潮は台風の影響と天候の関係で釣りを断念しており、
しかも翌日27日(土)は家族サービスで釣行できない状況だったので、貧果を覚悟で強行することにしました。


当日19時過ぎ。
現場に到着。
実は、私は鹿島に良く通っている割に、魚釣り園と新浜岸壁以外で釣ったことがないという内弁慶(?)
だったので、新しい場所はどんなところが様子が分からず、心配だったのですが、
堤防側に駐車スペースも十分あり、意外とスムーズに目的の場所に着くことができました。

しかし、先行車は2台のみ。
その他、それほど広くない(魚釣り園より若干広めという感じ)堤防内に乗り入れている軽自動車がもう一台
あったきりで、非常に閑散としています。
人気がないのか、釣れない日なのか・・・

荷物を持って、堤防入り口付近で張っている先行者の方に挨拶し、様子をうかがうと、
その方は伊勢エビを狙っているとのこと。
確か、鹿島では伊勢エビが釣れるという話は私も聞いたことがあります。
数は出ないが、型が良いとのことでした。

伊勢エビか、
でも自分の今日の狙いは穴子。
挨拶のあと、自分は堤防の先端からやや手前付近に釣り座を置きました。

この堤防は、魚釣り園のさらに内湾側にあり、ポートラジオの北側で、先端はポートラジオの方を向いています。
堤防の向きは魚釣り園とちょうど直角をなしていて、つまり南南東向き。
入り口から見て左手、つまり東北東(外海)側と、先端付近にはテトラポットが積まれています。
自分はテトラの無い漁港側で主に釣ることにしました。

しかし、、、

驚いたことに、この堤防周りの水深は非常に浅いようでした。
こんなに浅いところで、果たして釣りができるのだろうか。
と思いましたが、BBQ氏の情報があるので、期待は高まります。

この日のタックルは
①キャスティズム 25号-365 + キャスティズム 25QD06PE(道糸:ナイロン6号)
②ホリデーサーフスピン 300HX-T + エアノスC3000(道糸:フロロカーボン16ポンド)
③ベイゲームX H175 + ナスキーC2000HGS(道糸:PE1.0号)

③はボートキス用の竿ですが、堤防から軽く投げて探り釣りするにはちょうど良いかと思って持ってきました。
しかし、この選択は結果的に失敗でした。
この堤防はちゃんと舗装された堤防の周りに、大きなコンクリートの破片のようなものが幅1.5メートルほど
敷かれていて、その先に海がある、という構造。ベイゲームXのような短竿では、少しやりにくく、
むしろ3メートルのシーバスハンターXを持ってくるべきでした。

まあ、それはそれ程大した問題でもありません。

早速市販のアナゴ用ぶっ込み仕掛けにサンマを付けて投入します。
近目から、遠目まで、3本の竿で投げ分け、アタリを待ちます。

しかし、魚信ゼロ。

やはり、潮が良くないのか。
21時にちょうど満潮なので、開始時間は一番活性が低い時間だったかも知れません。

しばらくすると、入り口にいた伊勢エビ氏がやってきて、話しかけられます。
彼もまだ釣果は無いようです。
伊勢エビ氏によると、夕マズメまでは(たぶんアナゴが)釣れていた、とのことでしたので、
それなりに実績のある場所なのでしょう。

この日は天候は悪くなかったのですが、見るからに潮は動いていない感じで、どんより。
日付が変わる前頃には風が強くなり、夏なのに寒くなってきました。
レインウェアを羽織って、ひたすらアタリを待ちます。

しかし、残念ながら、この日は1時過ぎまで頑張りましたが、ヒトデが1匹ついていただけという、
マジ物のボーズに終わりました(サメすら釣れなかった)。

まあ、こんな日もあるのでしょう。
潮も悪かったし。


後日、会社の同僚で、鹿島に詳しい人に聞いてみたところ、8月の湾内は水温が高くなりすぎ、
魚が撤退してしまっているのでは?とのことでした。
その人も8月は避けていたとのこと。
さもありなん。

次回は頑張ります。

大船渡(碁石海岸) その2 名も知らぬ漁港

2016年09月10日 02時40分22秒 | 釣行記
8月13日(土)の赤土倉漁港でのサバサビキ釣り翌日。

8月14日(日)の午前中は義父母、義弟家族、そして我々でお墓参り。
午後は、碁石海岸で観光を楽しんだのですが、前の記事の写真はこのとき撮ったものでした。

義弟は仕事が忙しく、午後には帰ってしまいましたが、我々は時間がありましたので、
再度海釣りに出かけることにしました。
息子がどうしても釣りしたいとねだったからですが、実は私も前日のリベンジを果たすべく、
心の準備ができていたのでした。

前日の赤土倉ではサバしか釣れなかったし、サバはそれほど食べたいとは思わなかったので、
赤土倉以外の場所を物色することにしました。

候補の一つとしては、昨年訪れた時の近場の堤防。
その時は、プロマリンの海釣りセットで、すごい根掛かりに苦労しながらキヌバリやアイナメの子供の数釣りができました。

しかし、震災復興工事の真っ最中だったこともあり、昨年とは様子が変わっている可能性もあり。

せっかくだから、別の場所を探ってみることにします。


そして選んだのが、下船渡付近のとあるサーフ。
使用タックルは前日と同じ、
①キャスティズム25号-365 + キャスティズム25QD06PE(PE0.8)
②チョイキャス240M + エアノスC3000(フロロカーボン16ポンド)

久し振りの浜での投げ釣りだったので、キス用の仕掛けを海草25号につけて投げてみます。

開始時刻は15時半頃。

ところが、その海岸はサーフと行っても「砂利浜」で、さびくと簡単に根掛かりします。
息子もまだ長い距離は投げられないので、どうにも釣りにならず、魚信も全くなかったことから、
あっさりと場所を変えることを決断。

そうすると、昨年行った堤防にするか。
そう思って家内に提案すると、碁石海岸の赤土倉とは別の漁港がいいのでは、とのこと。
すぐ側ではありませんでしたが、車で10分ほどでつきます。
家内の提案通り、碁石海岸の釣りがしやすそうな漁港を目指すことにしました。

着いた漁港は入り口に駐車スペースがあり、便利なところ。
ただ、震災後、漁港に入るには巨大な防波堤の間の狭い入り口をくぐって行くことになります。
道路から、漁港の中を伺うことはできにくい構造になっています。

で、車から道具を出して、漁港に入ってみると、結構先客さん達がひしめいていて、入る隙間があるかな、
と心配になりました。
あまり大きな漁港ではなかったのです。

ただ、新しく建造し直した港内は綺麗で道幅が広々としており、直接車を乗り入れて、横付けで釣ることも可能でした。
次に来るときは、そうしようと思いました。

さて、他のサビキ釣りをしているファミリーや磯竿を持ち寄ったベテラン風の釣り師を横目に、
息子のためにチョイキャスをセット。
既に時刻は16時半を回っています。

大船渡はとにかく根が多いところなので、ここもそうだと判断。
市販のメバル胴突2本針仕掛けに15号錘を取り付け、青イソメをつけてやって、港内側のすぐ足下に投下。
竿を息子に渡して、自分はキャスティズムにイシモチ投げ釣り2本針仕掛けを取り付けて、外海側に遠投しました。

正直、息子には悪いと思いましたが、釣果は期待できないな、と思っていました。
この日は、若潮の後の中潮で、夕マズメは潮の流れも少なく、周囲ではサバが釣れているようでしたが、
その他あまり釣れているような様子もなし。

いまいちモチベーションが上がらない気分で、遠投した仕掛けを引き釣りしていると、
開始早々、いきなり息子が悲鳴を上げ始めました。

少し離れたところにいた私は、息子の様子をただ眺めていただけでしたが、そのうち息子は家内に協力してもらって、
二人で見慣れた魚を引き揚げました。

吃驚してキャスを足下に置き、駆け寄ると、何と良型のムラソイ君ではありませんか。


後に計測したところ、全長30.5cmでした。

驚きました。港内側のすぐ足下で、こんな大物が潜んでいたとは。
それにしても、昨日今日と息子デーだなあ。

すぐにソイを締め、新しいイソメを付けてやって、再びすぐ近くに仕掛けを投下して息子に渡し、
私は少し焦った気分で、再びキャスを手にとって引いてみます。
沖側では根が少なかったのですが、堤防近くまで引いてくると、あっさり根掛かりして、仕掛けをロスト。

すると、すぐに今度は家内が(いつの間にか)チョイキャスで、何とギンポを釣り上げたではないですか。


見てくれは超悪。家内は気味悪がって、触ろうともせず。全長16-17cmくらい。

ギンポだ、ギンポだ、高級魚だー、と騒いでクーラーに投入。
こうなったら恥も外聞もなく、外海は諦め、キャスに胴突き仕掛けを取り付けて今度は同じく港内側に入れて見ます。

すると、確かに何かアタリがあります。
でも、合わせても乗りません。
餌は取られた。

もう一度。

アタリあり。でも乗らず。

と、そうこうしているうちに無念のタイムアップ。

まだ日は高かったのですが、家族釣りでは上がりも早くしなければなりません。

残念。

二日連続ドボンでした(私だけ)。


義父母の家に帰宅後、早速ソイは三枚におろして刺身にしました。翌日は義父母の家を発たねばならなかったので、
熟成を待たずにいただいちゃいました。

ギンポは同じく捌いてテンプラにしていただくことにしました(一尾だけで物足りなさ過ぎでしたが)。
実は私はギンポのテンプラは初めて食べたのですが、何とも絶品な味わいでしたね。
さすが、テンプラ種の王様だけのことはあります。
専門でギンポを狙ってみたくなりました。

以上で、大船渡ファミリーフィッシングは、「一応」大成功に終わりました。

息子はますます釣りが好きになってくれたことでしょう。

それにしても、チョイキャス大活躍だったなー。

キャスティズムの購入資金で、チョイキャス8本くらい買えちゃうんですけど。

釣りは道具ではありませんね。
腕と運です。

大船渡(碁石海岸) その1 赤土倉

2016年09月04日 18時37分48秒 | 釣行記
釣行記のアップがまたしても遅れてしまいました。

8月のお盆休みに、家内の実家にした際立ち寄った漁港での釣行について。


8月11日(木)は今年から「山の日」として祝日制定され、我々一家もお盆を中心に休みを取って東北旅行してきました。

旅行中に家族で釣りを楽しんだのですが、今回の釣り場は岩手県大船渡市の有名な観光地である碁石海岸の、
その近くの漁港です。

大船渡に限らず、東日本の太平洋側はいまだに大震災の影響が色濃く残っています。
大船渡では海面近くのエリアで、漁港に巨大な堤防が築かれていたりしました。

それでも、碁石海岸付近は今でもとても綺麗で、ほっとします。



写真では(撮影技術の問題もあって)その勇壮さをうまく表現できていませんが、とにかく景色は素晴らしい。

海水の透明度は外海に面しているだけあって、非常に高いです。



分かりますか。巨大な岩礁の海面下部分がかなり透けて見えると思います。目測で7、8メートルは見えていたと思います。
透けている部分を拡大したのが、下の写真です。




さて、大船渡での釣行は2日間連続で行いました。
最初は8月13日(土)に地元で「赤土倉」と呼ばれている漁港です。


この小漁港は、岸壁がそれほど高くなかった。反対(外海)側にはテトラが積載されていた。

地元の義父に案内され、家族で出かけました。誰に聞いたのかわかりませんが、義父によるとここで釣れているらしい、とのこと。

写真に見える堤防上に上り、先行の釣り人がいましたので、挨拶して釣況を聞いてみると、初めて来て、釣りはじめなので
良く分からないとのこと。サビキをやっている人はサバを釣っていました。狙いはアジだったようですが。

とにかく何が釣れるかわからない状況だったので、先行の人に倣って、サビキの用意をします。
本格的なサビキ釣りの準備は面倒だったので、マルキューの常温コマセパックにアジパワーを混ぜ、市販のサビキ仕掛けの
カゴに詰めて、堤防から内側に投入しました。コマセが無くなったら、また詰めて釣るように息子に教え、自分は別の釣りの準備をしました。

今日持ってきたタックルは、自分用に
①キャスティズム25号-365 + キャスティズム25QD06PE(PE0.8)と、
家族用に、
②チョイキャス240M + ナスキーC2000HGS(PE1.0)
③ホリデーサーフスピン300HX + エアノスC3000(FC16ポンド)
です。

息子も最初のうちは、何も釣れず、コマセが無くなるたびに詰めなおす作業を粛々とこなしていましたが、そのうち15㎝くらいの小サバが
チョイキャスにかかってきました。息子はサビキで初めての釣果です。
チョイキャスでの初成果ということになります。

その後、息子らは順調にサバを釣りあげていきました。およそ2時間程度の釣りで、息子は13尾、家内と義父はそれぞれ3尾ずつ釣りました。

で、私はというと。

漁港の内側、外(テトラ)側に天秤や胴突き仕掛けで青イソメを餌に投げてみたものの、根掛かりが多く、当たりも少しはありましたが
攻めきれず、結局一人ボウズと相成りました。あーあ。

まあ、ファミリーフィッシングとしては成功だったので、良しとします。

釣りあげたサバは、その日家内の実家で夜BBQをし、その際塩焼きにしていただきました。
小サバだったので、油っ気がなく、素朴な味わいではありましたが。