のんびり日記

下手の横好きの釣り。割と本気のFX。たまにエレキギター修行中。その他もろもろ。のんびりと。

勝浦沖(大原港出船)  根魚五目  その9  2019年6月22日(土)  根魚五目集中講義

2019年07月08日 22時58分00秒 | 釣行記
またしても、大幅にアップが遅れてしまった・・・。

6月に入って以降、予想通り週末は雨、雨、雨・・・の日々。
またしても釣行間隔は1ヶ月近く空いてしまう事態になってしまいました。

それで、6月22日(土)の釣行ですが、・・・
こちらも当初は雨の予報。
それでも、直前になって何とか当日は保ちそうな感じになり、、、
意を決して、また孝栄丸の根魚五目に予約をいれました。

しかし、集合時間は3:45。
超早いですね。
正直、ちょっときついです。

6月22日当日。
1:00起床。
1:15出発。
3:25大原港到着。
速やかに準備をすませ、孝栄丸に乗船します。

この日は右舷4名、左舷3名(4名?)の大人数で(小型船なので)、
私は右舷のミヨシを指定されました。

4:00頃出港。
海は外房にしてはやや穏やかなれど、東京湾に比べれば、やはり波高し。
ミヨシはやり辛そうだなぁ。

5:00過ぎ、勝浦沖辺りに到着しました。
人数多めだったこともあったのか、船長は錘200号を指示。
水深は概ね135メートル前後くらい。
潮は前半やや強く流れる所もありましたが、全般に緩やかでした。
これは、やりやすい分、魚の食いつきという意味ではよくありませんでしたが。


さて、この日のタックルも前回までと同様です。
①竿:シマノ ディープチェイサー150-195(8:2調子カーボンロッド)
 リール:プレイズ3000XP
 道糸:PE5号(よつあみヴェラガス船×8)
②竿:ダイワ ディープゾーンGS150-205(7:3調子グラスロッド)
 リール:プレイズ3000
 道糸:PE4号(よつあみヴェラガス船×8)

仕掛けは全長2.6メートルの二本針天秤。
針はムツ19号(夜光ビーズ付き)。
これに餌は前日に購入した生サバ切り身で、サイズは25×2センチくらいのビッグサイズ。
これに、タコベイト(ヤマリア、パニックベイトオニカサゴM、タカアシガニ夜光)
の半身を取り付けました。

まず、第一投。
底まで落ちたと同時に、アタリあり。
引きは強いが、鬼ではないのは明らか。
上がってきたのは、でかサバ。
ちょっとがっかりですが、新鮮餌としては有効。キープします。

その後、しばらくして本格的な70メートル、50メートル棚で暴れるアタリあり。

この日の船長は何時になく饒舌で、いろいろとレクチャーしてくれたのでした。
曰く、
「最近の鬼はアタリあっても、合わせないでそのまま上げて下さい。合わせるとバレます。」(講義その1)
という訳で、最初のアタリは聞き合わせもせず、そのまま上げてみることにした。
そして、水面まで上げ、天秤をつかんだ瞬間、船下に隠れた鬼が針から外れ、
そのまま海底にお帰りになりました。
最後の最後で、テンションを緩めてしまいました。
無念。良型を逃した~。
無理せず、タモ入れをお願いすれば良かった。

しかし、このバラシのせいかどうか、この後、祟られたように振るわず、の状態に。
底潮の速い場所では、お隣とお祭り。
たまに魚が掛かったと思ったら、大鮫。
道具が遅れないように気を遣って仕掛けを操作しているつもりでも、
ときには反対舷の人とお祭り。

「右舷(私のいるサイド)は仕掛けが船下に入り込む流れのときは、
底に入れっぱなしだと反対舷と祭りますよ。ちょくちょく入れ直ししないとダメですよ。」(講義その2)
と船長。
もちろん、私に対して言っている訳です。
もはや、個人レッスン。

お祭りは、多客の迷惑になる上、自分の機会も無にしてしまう。
お祭りは極力避けなければ・・・。

早くも時計は8:00を回りました。
いつの間にか後半戦突入。
釣果、未だゼロ(サバのみ)。
この日がダメだったのではなく、私一人がダメの様相。
あーあ。

この時点では、今日はダメ(禿)の日ではないか、と弱気に。
特にお祭りを避けるために棚切りの時間を多くしてしまい、
魚っ気が全く感じられなくなってしまいました。

そんな私の様子を見ていたのか(?)船長ここで3つめの講義。
「底ベタで狙って下さい。底切って待ってもアタリはありませんよ。」

なんか、さっきと言ってることが違ってないか?
が、冷静に考えれば、矛盾はないことに気がつきます。
要するに基本は底ベタで狙い、適宜入れ直して根歩きせよ、といっているのである。
そもそも私がここ数回の鬼釣りで行っていた、
「底ベタで10秒待ち、竿一本分上げて入れ直す」
という基本に返れば良いではないか。

9:00過ぎ。
ポイントは根の多いところに入りました。
自分の仕掛けもちょくちょく引っかかるようになります。
タックルはこの時点で、やや軟調子の②ディープゾーンGSにチェンジ。
タックルチェンジした理由は、アタリを弾きにくいように、
というよりは、気分転換の意味が大でした。
そもそも、アタリ自体がほとんど無くなっていました。

「ここの根掛かりはカジメにハリスが引っ掛かるタイプですから、根掛かったら、
一度上げて、ハリスを確認して下さい。」(講義その4)

船長の的確な講義は続きます。
根のあるところはチャンス有り。
のハズなのですが・・・。

連続して大鮫を掛けました(徒歩歩歩)。
隣の人にぼやいていると、船長、ここで最後の、
そしてこの日のターニングポイントとなる講義を授けてくださいました。
「餌が大きすぎるんですよ。サメが来てるときは、でかい餌は絶対ダメですよ。」
(講義その5)

(絶対ダメとまで言うか~)
とも思いつつ、実は自分でも少しデカ餌の弊害ではないか、と気づいていました。
もともと大鬼狙いでデカ餌にしていたものの、大鬼なんて言ってられない状況でした。
何でも良いから(ユメカサゴでも良いから)何か食える奴を釣らねば・・・。

でもって、10:00過ぎ。
いよいよラスト1時間を切りました。
ここで、仕掛けのハリス切れを機会に、
針に夜光ビーズを付けていないシンプルな仕掛けに交換。
もちろんタコベイトも外します。
サバ切り身をデカ版の半分サイズ(12センチくらい)にカットし、
針付して、投入。

例の基本動作で誘っていると、船長「上げて」の知らせ。
と、同時に微妙なアタリあり。
そのまま待って、引き込みと同時にリールオン。
70メートル、50メートルの暴れあり。
鬼だ。
今度こそ上げたい。

上がってきたのは、良型鬼。
船長手が離せず、お隣さんにタモ取りしていただく。
無事、リフトオン。
やった。



お礼を言って針を外そうとしたら、勝手に外れました。
危なかったです。タモ取りしていただかなかったら、
最初の1尾目同様、間違いなく帰還していたことでしょう。

次投。
オーラス近い感じになってきました。
仕掛け、餌は先ほどと同様。
そしてアタリあり。
連発です。
慎重に巻き上げて、親切なお隣さんにまたもタモ取りしていただき。
さらに、サイズアップ。



良型連発。
最後の最後で、まとめることができました。
感無量。

そして、タイムアップ。
しかし、なんだかんだで、船長の講義もあり、釣りに集中できた一日でした。

この日も釣りの途中から雨は間欠的に降ってきましたが、
帰港途中から本降り。
もしボウズだったら、惨めだっただろうな、と想像しながら、
帰りの一時間程のクルーズをほっとした気分で過ごしたのでした。
というか、疲れました(いろいろと)。

帰港後は、タモ取りしていただいたお隣の方に、あらためて丁寧にお礼を言いました。
しかし、帰り道はあまりにも疲れたので、途中の道の駅で少し仮眠しましたよ。

肝心のオニカサゴですが、刺身はもちろん、夏なのに鍋にして堪能しました。
ふわふわ唐揚げも超絶。

次は船長の講義も無用で行けたらいいなあ。