前回参加した4月28日の根魚五目は、船宿曰く今期ワーストとのことで、
捲土重来を期して凝りもせず、三度、大原は臼井丸に予約を入れました。
GW明けの5月12日(土)。
当日の根魚五目は、午後ではなく、8時出船とのこと。
8時なら、前泊なしで自宅を4時に出ても余裕で間に合いそうです。
実はGW中の5月5日(土)にも鹿島の根魚五目船に乗りたかったのですが、
さすがGW、余裕を見すぎていたら、満席になってしまいました・・・。
残念。
5月12日(土)当日。
息子を連れていく予定でしたが、直前に体調不良となり、
私だけの参加に変更。
3:45起床。
4:10頃出発。
途中圏央道に上がって冨里ICで降り、以降は下道で6:40頃現地到着。
漁協施設に立てかけられている臼井丸の釣り座キャップを取ろうとしたら、
客は総員10名で、私はラストでした。
釣り座は前回とほぼ同様の左舷胴の間(そこしか空いてなかった)。
車内で朝食を摂って後、荷物を準備中の船の脇にもっていくと、
すでに先客は乗船して準備中。
すぐに乗り込んで、自分の釣り座につき、ロッドキーパーと電動リールの準備をします。
しばらくして女将が現れたので、遅ればせながら受付します。
本日も速潮の予想で、錘100号の指示。
当然抜かりなく準備できております。
女将から、本日は朝遅めの出港なので、お昼は船上で食べてくださいと、
お弁当もいただきました。
そのお気遣いがうれしいですね。
客が全員揃い、予定より早く、7:30頃出港。
この日も船はスロー航行で、目的地は大原、
もしくは、やや北の太東沖20キロメートル付近を目指します。
最初のポイントは1時間弱かかりましたが、船長のアナウンスでは水深35メートル。
ずいぶん浅い。
少し南の御宿沖は、深場だったのですが、北側の方が遠浅なのか?
ともかく、第一投。
今回もタックルは
竿:海明50-270
リール:プレイズ3000
道糸:PE4号(よつあみヴェラガス8ブレイド)
仕掛け:胴突3本針
(幹糸フロロ6号、ハリス同5号、針:丸セイゴ17号、連結:ダイワD-ビーズマーキングL、錘:100号)
餌は塩イワシと鯖切り身で、今回は上針に鯖、中下針に塩イワシを取り付けました。
35メートルでボトムタッチ。
すぐ1メートル切り、待ちます。
底を取り直しし、もう少しだけ底を切ってみると、アタリ。
今日のアタリは、サバではありません。
ゴンゴンッ、ときて、ギューン、の根魚らしい?魚信。
プレイズをスローで巻き上げ。
上がってきたのは、まずまずサイズのキントキ(35センチくらい)。
前回と異なり、まずはのっけからうれしい状況に。
二投目。
こういう時合のときは、群れがあるうちにと急ぎます。
手返しを手早くを心がけつつ、仕掛けが絡まないように、
サミングしながらゆっくり落とします。
底から1メートル切って、すぐにアタリ。
今度もキントキらしい。
上げると、最初より少しだけ小ぶりのキントキ。
最初の流しで二尾釣りあげ、今日は調子がいいぞと思っていたら、
船長すぐに移動。
開始10分で前回を上回り、移動中も期待感がこみ上げます。
ところが・・・。
この日は深いポイント(御宿沖?)が速潮で入れなかったとのことで、
終日水深30~40メートルを攻めたのですが、
二回目以降の流しではアタリすら出なくなりました。
船長、途中でさらに大移動しますが、根魚の巣には届かず。
私はともかく、こういうときこそマメに底を取って攻めていこうと決意します。
一部のポイントで速潮、二枚潮のために底が取りがたい場合もありましたが、
全体的には何とか底くらいは取れる状況でした。
すると、正午前。
底を取り、1メートル上げ、待ち、底取り直し・・・、
を愚直に繰り返していると、
ごつっ、という引っかかりのようなシグナルが。
一瞬、根掛かりか、と思いつつも、うっかり「合わせ」を入れてしまい・・・。
「あっ、しまった。引っかけちゃったかな」
と思いましたが、念のためゆっくり1メートル程巻いてみると、
巻けます。
で、鈍いですが魚信があります。
なんだこりゃ、と思い、プレイズの巻きあげスイッチをスローでオン。
と同時に、船長「上げてください」のアナウンス。
しかし、スローとはいえ、魚が抵抗してなかなか上がってこない。
大物か?
アタリ自体がほとんどない一日だったので、嬉嬉として待っていると、
上がってきたのはキントキとは違う赤いひょろ長い魚。
37センチのホウボウでした。
重かったのは、お腹にスレ掛かりしていたからでした。
なあんだ、と思いましたが、底底サイズのホウボウに喜びます。
なんと言っても、久し振りの戦果です。
しかも、スレです。
バレなくて良かった・・・。
12時半頃、移動途中にいただいた弁当を食べます。
正午前あたりから、これぞ大原、というような波に変わってきて、
移動中は水しぶきがバシバシかかりまくりましたが、
気にせず食事。
そして、13:20。
ついにタイムアップ。
全体的にはこの日も不調なまま終わってしまいました。
船長は帰港の準備が終わると、いつもより遠出したからなのか、
全力で爆走帰港。
こちらは帰りの準備もそこそこに、あわててキャビンに避難。
キャビン内では常連師の方にコーヒーを淹れていただき、
本日の釣果について聞き合います。
それによると、お一人はキントキ二枚で、当たったのは私と同様、最初の流しだけ。
その他の方々は、ハタ、ソイ、ということでした。
どうもこの日も、私だけでなく、最初の流し以外はダメだったようです。
「三年前はキントキが50くらい釣れたんだけどねー」と常連師。
海の状況というのは、本当に短期間で変わってしまうものですね。
14:10頃帰港。
いつも通り、女将から追加の氷とお土産(鮭切り身パック)をいただき、帰宅。
帰りは渋滞なしだったのでオール下道。
この日の臼井丸HPの釣果情報:
「速潮避けるため、太東沖の30-40メートル攻める(大原~御宿は激流で×)。
一投目キントキきたが、その後全くゼロ。
北へ移動も魚の活性無し。深場も×で根魚のポイントに入れず。
風:南西5-10メートル(朝凪、昼より強まる)
水温:18℃
真潮:0.2ノット
水色:澄
釣果:キントキ0-2尾(35~40センチ)。ハタ、ソイ、ホウボウ型みただけ。
(以上、概略)
臼井丸の釣果情報は、不調でも釣況とても詳しく、
風速、水温、潮速、水色といったデータまで教えてくれるのですごく嬉しいのです。
で、釣果がなんとキントキで最大2尾。
その他の魚は、型見ただけ、ということは、、、
キャビンでの常連師の会話も考え合わせると、
私がキントキ2尾、ホウボウ1尾で、竿頭だったかも?
といっても三尾ではとても自慢できる状況ではありませんが。
ホウボウはスレだったし・・・。
逆に言えば、最初の流しでうまいことキントキを上げられなかったら、
アブレもあり得たということ。
オソロシや。