のんびり日記

下手の横好きの釣り。割と本気のFX。たまにエレキギター修行中。その他もろもろ。のんびりと。

FX投資 -下手の研究-

2016年01月30日 14時31分40秒 | FXと国際経済
私のよく知る某銀行の外国為替ディーラーを勤められていた、いわゆる元プロの方が言っていたことですが、
何千人とみてきた、プロ、アマのFXディーラーの中で、自分が上手だと思った人は、自分自身を含めて結局ほとんどいなかった、ということです。
ただ、その方は、「うまい人はいなかったのだが、本当に強い人は何人かいた」ということも言っていました。

FXの「強い人」というのは、もちろんFXで「稼ぐ人」のことですが、そういう人も下手糞だというのです。ただ、下手なんだけれども本当に強い人は「粘り強い」
んだそうです。
この話を分析してみることも意義深いとは思いますが、それはさておき、私はこの話を伺ったとき、「ああ、下手でいいんだ」という妙な安心感を抱きました。

FXに取り組んでいる人のほとんどは、プロではない個人投資家だと思うのですが、その多くの方々は、
「プロの方が強い」もしくは、
「上手い人は、うまい戦術(手法)を持っている」
と思い込んでいるのではないか、と思うのです。

ただ、実はFX市場は小手先の技術や手法などといったものの優劣の差をほとんど飲み込んでしまうほど大きく、
どうせみんな下手なんだから、やるからには自信をもって、自分を信じてやればいい。
だいたい、そう思っていた方が、気分的には楽だし、上手くいかなくても焦らずに済むから精神衛生上も良く、結果良い方向に行きやすくなるのでは、と考えています。

ところで、そうは言ってもずっと下手なままでも良い、という訳にはいかないのが人情というものでしょう。

相場格言に「当たり屋に付け、曲がり屋に向かえ」というのがあります。
直接相場を研究しても複雑すぎて解析できないから、理由はともかく勝っている人(負けている人)に追随しろ(とは逆を行け)、ということですね。

だから、トレンドフォローを重視したりとか、巷には多種多様なFX戦術が披露されているのでしょう。

確かに、何も考えなくても、勝っている方に付いていくだけでも稼げるときはあります。

ただし、それは「当たり屋が曲がり屋に変化するまで」という条件付きです。
そして、その条件は多くの場合、長い時間は続かないものです。

そこで、大事なのが、相場の勉強・研究ですが、私は特に「曲がり屋の研究」には意味があると思っています。当たり屋ではありません。
何故当たり屋の方ではないかというと、「勝ちに必然なし。負けに偶然なし。」だと思っているからです。
「曲がり屋」の共通パターンを研究すれば、少なくとも「負けにくい体質」になっていくのではないかと期待しているのです。


次回は、ではどんな行動パターンが「下手」なのかについて、私なりに述べていきたいと思います。



日銀がマイナス金利を導入 その後

2016年01月30日 14時09分27秒 | FXと国際経済
昨日1月29日(金)は日銀が初のマイナス金利導入を決定。何らかの追加緩和が期待されていたのですが、サプライズの発表で12時半過ぎに円は強烈に売られ、
それまでの円高、相場停滞ムードは払拭されましたね。

原油安や中国経済低迷(政府対応の稚拙さ)による年初からの停滞は、ECB、FOMCときて最後の大物がとりあえずトリを取って明確な金融政策を提示したため、
2月はある程度はっきりとした、トレンド方向での動きが見え始めるのではないかと期待しています。

世界の経済情勢は、現状まだまだ不安定な動きを示すと思いますが、金融政策的には「米利上げ、欧日緩和」の方向性は変わらず、徐々に「ドル高、ユーロ安、
円安」の方向になっていくのではないでしょうか。

とりあえず、来週の米雇用統計で、そこそこ良好な数値が発表され、さらにドルが買われていくようなら、本来のトレンドに回帰していくと思います。

鹿島港魚釣り園 その2 (2016年) ファミリーフィッシング

2016年01月21日 01時56分31秒 | 釣行記
先の1月11日(月)には息子を連れて行きましたが、今回は初めて家族全員で訪れました。

1月16日(土)は好天に恵まれました。小潮なのであまり釣果は期待しませんでしたが、家内と息子に楽しんでもらうことが目的でしたので、
そこそこ釣れればいいか、という、いつもよりは気楽なスタンスです。

少し遅めの朝6時に家を出ましたが、潮来インターまで高速を飛ばしていったので、魚釣り園に着いたのは7時半でした。

前回同様、今回も我々より早く来ていたお客は車4台のみ。
ところが、堤防突端部はすでに座を占められていたので、堤防の真ん中やや突端寄りに場所を確保し、早速準備に取りかかります。

ファミリーフィッシングの基本は、とにかく家族の面倒を見ることです。
具体的には、竿、リール、仕掛けの準備はもちろん、餌(青イソメ)付から釣れた魚の針外し、根掛かりの処理に至るまで、
全てお膳立てしなければなりません。

まあ、今回は自分の釣りはとりあえず二の次ですね。


以前も述べたかも知れませんが、鹿島港魚釣り園はファミリーフィッシングには最適なところです。
まずところどころ柵があるので、小さな子供でも比較的安全です。
また、トイレや休憩所も充実しているので安心ですし、万一家族が釣りに飽きても、休憩所で休んでもらうことができます。

堤防の幅はやや狭く、混雑しているときは本格的な投げ釣りができるところは限られていますが、当日はお客の数は少なく(真冬だから)、
遠投はもちろん、竿も出し放題でした。

当日準備したタックルは、サーフランダー405CX(シマノ)、シーバスハンターX 100ML(ダイワ)、ラディックス磯1.2号530(シマノ)、
低価格バスロッド(6フィート、ミディアムライト)2本の計5本。ただ、バスロッドは当日ほとんど活躍しませんでしたが。

基本的に遠投用のサーフランダーは私が担当し、ひたすら気合いをいれて飛ばします。サーフランダーとシーバスハンターXは、
キス又はカレイ用の仕掛けを付けて、キス、カレイ、メゴチなど、何でもいいから釣れてくれ、というもの。

磯竿は浮き釣りで、堤防南側(入り口からみて右側)にたくさん群れていたウミタナゴを狙いました。
バスロッドは、ハゼ用仕掛けを付けて、近いところに投げて置きました。

家族の仕掛けを準備し、ようやく自分の道具にとりかかって投げたところで、最初に家内が第一号を釣り上げました。
写真を取り損ないましたが、堤防の南側に大量に群れていたウミタナゴでした。

その後、息子はハゼを釣り上げました。



この日、潮も良くなかったせいか、投げ竿の方には大物の気配は全くなく。
なんと釣れたのは、メゴチのみ(超小型)。

そのほか、磯竿で青イソメを餌にウミタナゴを釣り上げましたが、ウミタナゴは特にターゲットでもなかったので、その後は放置。
シーバスハンターXにジェット天秤6号とハゼ用の2本針仕掛けを付けて、堤防近くの根にいる小物を狙いました。

ところが、私が用意したシーバスロッドを家内が勝手に持ち出して、ウミタナゴを釣り始めました。
ジェット天秤のついたやつを、針がちょうどウミタナゴのタナにくるようにして、誘い釣りで釣り、トータル5匹を釣り上げました。
もう何でもありですが、釣れれば良いってことですね。

その後、同じシーバスロッドで小型ですがアイナメを釣り上げました。


立派に見えますが、全長15cm。でも綺麗な魚ですね。


結局この日は、ハゼ1尾、ウミタナゴ7尾、メゴチ4尾、アイナメ1尾と、ぱっとしませんでしたが、一応家族は楽しめたようです。

今度家族と来るときは、もう少し暖かい季節にしようと思います。

土浦新港 ワカサギ その2 (2016年)

2016年01月17日 14時05分49秒 | 釣行記
1月8日(金)の15時前くらいから始めて、17時までに44尾のワカサギを釣った前回釣行からちょうど一週間後の1月15日(金)に
今年2回目のワカサギ釣行してきました。場所は前回同様、霞が浦の土浦新港です。

前回は会社からいったん帰宅後、昼食を食べて、釣り支度してから土浦新港に向かったため、現地に着いたのは14時15分くらいで、
実際に釣りを始められたのは、15時近くになってからでした。

昨年末の釣行では、ワカサギ初心者だったこともありますが、16時過ぎの夕マズメしか釣ることができず、現在の霞ヶ浦では専ら
マズメ時しか食ってこないのかと思い込んでいました。

しかし、前回の釣行ではマズメ時以外でも活性が上がるときがあることが分かり、今回は少し釣りの時間を増やすことで、釣果を
さらにアップさせるという作戦を敢行しました。
そのため、会社から直接釣り場に向かうことにし、釣具は前日に車に積んで準備を整えていたわけです。


この日の土浦新港には13時頃に到着。途中、上州屋で餌などを購入しましたが、会社から直接なら1時間もかからずに霞ヶ浦に
来ることができます。非常に便利ですね。
ワカサギでは無理かもしれませんが、初夏以降の日の高い季節であれば、終業後に訪れて30分くらい釣ることもできるかもしれません
(今年はバスも再開してみようと思っているので)。

それはともかく、コンビニで購入した肉まんを昼飯に食べて、土浦新港のいつもの場所に座を置き、早速ワカサギ釣りの準備を始めます。


1月15日の午後の土浦新港。ワカサギ師は一人もおらず。釣りの最中に話しかけてきた人によると桜川の方が良いらしい。

実は、新港側に来る前に、ワカサギ釣りで有名な川口運動公園の南側(旧港?)堤防にも行ってみたのですが、すでにそこそこ
釣り人が入っていました。車を止めて釣りをする場所は余裕でありましたが、結局いつもやっているところに来てしまったのでした。
人が多いところよりも、少ないところの方が良いと思ったのです(特に根拠はありませんが)。

当日のタックルは、磯竿1本と渓流竿2本の3本立てとしました。
磯竿はシマノのラディックス磯1.2号530にナスキーC2000HGS(PE0.4号)の組み合わせ。
渓流竿は前回同様、ダイワのリバティークラブ万能小継硬調43と、渓流清瀬硬調53にそれぞれ道糸0.8号を取り付けました。
これに市販のワカサギ仕掛け(7本及び6本針)を取り付けました。
いずれにもシモリ浮子を付けています。
浮子は無くても釣れるし、無ければ当たりを手に感じるおもしろさはありますが、あった方が仕掛けが鉛直方向にまっすぐに
なり、仕掛けがらみも少なく、ワカサギも食いやすいように感じています。
餌は全てアカムシを使いました。

ワカサギ釣りの最もやっかいなところは、やはり仕掛けへの餌付だと思います。
慣れている人は別かもしれませんが、特にアカムシを上手に小さな針に取り付けるのは面倒なものです。
これについては、何か良い方法を考えないといけないなと感じています。
当日も、全ての竿に餌を取り付け終わるのに20分くらいかかってしまったかもしれません(正確に覚えてはいませんが)。

最初に最もめんどくさそうなラディックス磯に仕掛けと餌を取り付け、軽く沖目に放って置きます。
残りの渓流竿の準備も終えて、先週良く釣れたポイントを中心に投入。

先週と異なり、今回は当たりがすぐにはありませんでしたが、15分位して最初の当たりがありました。


三本掛かり。

そして、すかさず、今度は5本掛かりを達成しました。


今回は写真に収めました。


前回よりも早い時間から始めて、しかも出だしのペースが良かったので、この時点までは釣果を大いに期待していたのですが、、、

今回は前回と異なる展開が待ち受けていました。

当たりが止まってしばらくすると、渓流竿の一本に強い引き込みがあり、何とか格闘しましたが、最終的に仕掛けを
全部持って行かれてしまいました。
水面に上がったところをみると、30cmくらいのコイのようでした。

そして、コイがかかると、しばらくまた当たりは止まります。

そんなこんなで、ついに夕マズメ(16時過ぎ)になります。
ところが、今回は、16時30分くらいまで、当たりがほとんどありません。

ようやく最後のラッシュが入り、最初にラディックス磯で4本掛けが来ます。
次に、渓流竿をみると、、、

またコイです。

これと格闘してばらし、
もう一本の渓流竿にもコイと思しきものがかかって、ばらし、、、。

ということをやっているうちに時間は経って、しかももっと重大なことに、場が荒れてワカサギが散ってしまいました。

すでにこの時点で16時45分。新しい仕掛けを付けて、最後にそなえるか、、、
しかし、結局渓流竿2本の方は、そのまま納竿することにしました。

最後の残りのラディックス磯で、最後の2本掛かりを達成して、ジエンド。

実は、これにも何かが掛かってきたのですが、幸いにもすぐに離れていきました。
竿を引き上げてみると、ワカサギ2尾のうちの1尾の胴体が食いちぎられています。

このときはコイではなく、霞ヶ浦の主、ブラックバス(か何か、肉食魚?)だったようです。
コイの場合は、釣れたと言うよりは、単にワカサギ仕掛けに体が絡まってしまったのでしょう。
だからばれたときには仕掛けの大部分が持って行かれました。
しかし、このときは、格闘中にすぐに魚が離れていったので、針掛かりしたワカサギを狙って食ってきたものと推察しています。


結局この日の釣果は、帰宅後に数えたところ31尾でした。


写真上部に尾部を食いちぎられたワカサギが見える。バスの仕業か?


前回よりも釣果は減ってしまいましたが、それでもビールのつまみには十分な戦果です。
いずれも今回は市販の唐揚げの素に漬けこんで、唐揚げにしていただきました。

これで茨城県内の禁漁期前のワカサギ釣りは、とりあえず終了です。
禁漁期あけの3月に、再びワカサギに会いに霞ヶ浦に戻ってきたいと思います。


ところで、今回の釣行では、コイやバスらしき魚も結構掛かってくることが分かったので、ワカサギ禁漁期中はワカサギが
掛からないような大型の針仕掛けで狙ってみるのも面白いなと思いました。

機会があったら、また霞ヶ浦関連のレポートします。


鹿島港魚釣り園その1 (2016年)

2016年01月17日 07時16分18秒 | 釣行記
1月8日(金)に新年初釣り(霞ヶ浦 ワカサギ)を行ってから、本記事を書いている本日まで、立て続けに釣行してきました。

最初に1月11日(月)に息子を連れて行った鹿島港魚釣り園について。

2015年に初めて鹿島港魚釣り園をたずねたのですが、釣果は良いときもあり、悪いときもあり、という感じでした。
今回は大潮ということもあり、潮流は悪くないことから、真冬ですがそれなりの釣果を期待して行きました。
ただ、息子を連れて行く場合は、自分のペースで釣りができない訳ですから、それなりに気を遣って釣りをすることになります。

自宅を5時頃出て、高速をつかって現地に向かいます。
この日は、途中のインターを下りて、半分くらいは下道を走ったので、着いたのは7時過ぎでした。

釣具を車から出して息子と分担して持ち、魚釣り園の堤防突端部まで歩きます。
さすがに夏、秋シーズンと比較すると釣り人の数は少なく、この日は突端部の右側で釣りができました。
以前突端部から南堤方向に投げれば、キスが食ってくるという情報を得ていたので、
期待して釣り具を準備しました。

今日用意したのは、サーフランダー405CXと、息子用のプロマリン製ちょい投げセットの2本だけです。
最初に息子の釣り具に仕掛けを用意して投げさせ、満を持して自分のタックルを投げます。
ちなみに仕掛けはシマノの「掛けキス5号」を使いました。
錘は海草天秤20号です。

投げてからしばらく置いておきますが、当たりがないので、さびいてみますが、やはり当たりはありません。
突端部からキスが狙えるという情報は、真冬には当てはまらないのでしょうか。

それと、非常に根掛かりが多かったのも、本日の特徴でした。昨年11月末に来たときには、根掛かりが無かったポイント
でも根掛かりが発生しましたが、何故なのでしょう?
そんなわけで、特に息子にはなるべく根掛かりの無いところで釣りをさせましたが、まだ小さいのでうまく釣具を扱うことが
できず、根掛かりが多発。私の本日の仕事は1/3が根掛かり対応となる始末でした。

8時になって、突端からやや右(南堤の根本方向)に投げた後、トイレに向かいます。
鹿島港魚釣り園は管理棟にトイレだけでなく、売店兼休憩室もあるので、特に寒い日には重宝しますね。
ただ、突端部から管理棟までは結構距離があるので(往復約600メートル)、行って帰ってくるだけでも結構時間が掛かります。

で、戻って竿を軽くさびいてみると、何かごそっ、というような当たり(のような)ものを感じたので、あわせてリーリングしました。
明らかに重くなっていたのですが、反応があまりなかったので、最初はゴミ、又は巨大な海草かと思っていたのですが、
引きながらときどき、ぐっ、と重くなるので、何か掛かっていることは明らかなようでした。
ただ、引いているときに急に抵抗が無くなって軽くなったりしたので、少し焦りました。
ようやく海面まで持ってくると、なんとアナゴでした。結構でかいです。
海面にでたアナゴは、ようやく暴れ出して抵抗しましたが、何とか堤防の上まで引き上げることができました。
ただ、引き上げた直後に針が外れたので、かなり危ないところでしたが。
いったんコンクリートの上に鎮座したアナゴは、特に暴れるでもなく、おとなしくしていたので、海に逃げられることなく、
無事ゲットできたのでした。

アナゴの釣れた時間としては、かなりぎりぎりでしょう。
実は私はアナゴを釣ったのは初めてだったので、当たりや掛けた後の感覚などになじみが無く、何が釣れたのか、引き上げるまでは
分からなかったのでした。

ところが、その後、突端部では全く当たりも無し。
左隣の方は、我々が来る前から始めていましたが、タコ1杯と良型を含むアイナメ2尾を釣り上げて昼頃帰られました。
その方によると、突端部の足下にある根に、アイナメはいるようだ、ということでした。

私も彼に倣って、アイナメ狙いをすれば良かったのかもしれませんが、シロギスにこだわっていたので、突端部以外で投げたりして
いるうちに、昼を過ぎて時間切れとなってしまいました。

結局この日釣れたのは、アナゴ1尾と、小さめのハゼ2尾だけで、息子はボウズとなり、やや残念な釣行となってしまいました。
良型アナゴを釣り上げられたのはラッキーでしたので、痛み分けといった感じです。


アナゴは全長62cm。ジップロックの中に入れて帰宅中に、同居のハゼが1尾食いちぎられてしまいました。


食いちぎられたハゼ。


帰宅後さっそくアナゴをさばきました。目打ちをして片側をおろし、はらわたを取り除いて、背骨とヒレを身から切り離しました。
身の部分は12cmくらいの幅に切り、背骨は適当な長さに切ってペーパーシートを敷いた皿の上にのせ、ラップをして冷蔵庫に保存。
翌日、身はテンプラに、背骨は軽く塩こしょうをして素揚げにしていただきました。
アナゴは初めてさばいたのですが、体に比較してはらわたは他の魚種に比べると少なく、脂肪もほとんどなく、全身これ筋肉、
といった、アスリートのような体でした。また、魚に特有の臭みは、はらわたを含めて全くありませんでした。
私の中では、アナゴに対する評価が高まったというか、アナゴに敬意を持ちました。
アナゴ天はもちろんですが、背骨の素揚げはビールのつまみに最高でした。


2016年 土浦新港 その1

2016年01月09日 09時25分28秒 | 釣行記
1月8日(金)の午後、新年早々に半日有給休暇を取りました。

実は、1月の有休は22日か29日あたりの、月末に取ろうと思っていたのですよ。

それで、何で年明け早々に休暇を取ったかというと、、、

霞ヶ浦のワカサギ漁&釣りの禁漁期が迫っているからなのです。

霞ヶ浦では、1月21日から2月末日までと、5月1日から7月20日までの間が禁漁期に指定されています。
冬のこの時期は、ワカサギの産卵期で、型のいいワカサギはたいてい卵巣か精巣が発達しています。
大切なワカサギ資源を守るためにも、当然の措置なわけですね。

そんなことから、私の2016年釣り計画は、禁漁期前にワカサギ釣りを楽しむことからスタートさせることにしました。

1月の釣行最終日を16日(土)か17日(日)の週末のどちらかに定めるとすると、全部で3回くらいはチャンスがありそうです。
そして、週末は混雑することが予想されるので(土浦新港付近は、ワカサギ師よりもむしろバスアングラーの方が多いが)
新年最初の釣行は、平日に行うことに決めたのでした。


12時過ぎに会社を出て、いったん自宅に戻り、昼飯を食べてから土浦新港に向かいます。
家を出た時刻は13時30分頃。
現場に行く途中、上州屋土浦店に寄り、餌を購入します。
昨年末の釣行時に購入した紅ラビットと紅サシは冷蔵庫で保管しておいたものを持ってきていたので、今回は赤虫だけ。

そして、14時15分頃、土浦新港に到着しました。最近の中では、気温が低めな日だったのですが、風もなく、
寒さはほとんど感じません。
良い釣り日和です。

本日の予定は、14時半頃から始めて17時までには撤退するというスケジュール。
冬至を過ぎて、少しずつ日没時間は延びてきてはいますが、17時近くにもなるとかなり細かいものが見えにくくなります。
特に仕掛けが複雑で針が小さいワカサギ釣りにとって、暗くて見えにくくなることは非常にやっかい。
そして、前回は後片付けの準備をいい加減にしていたため往生しましたが、今回は早めの撤退準備を心に留めておくことにしました。


作業船が並ぶ新港からの風景。のどかです。

本日の土浦新港は、平日の午後ということで、人は少なく。ワカサギ師は1人だけいましたが、私が来た後、すぐ帰ってしまいました。
広い堤防で、ワカサギは私一人となった様でした。

本日のタックルは、堤防近くで当たりが無かった場合に備え、リール付きを1セット用意
(「SoareBB S706ULT + Nasci C2000HGS、Line PE0.4」)。
あと、延べ竿2本(「リバティクラブ万能小継硬調43」と「渓流清瀬硬調53」)を用意しました。




最初にSoareBBを用意し、7本針仕掛けに赤虫を付けて、前回釣果のあった場所から5メートルくらいの近場に投げました。
投げたと言っても、近いところなので、胴突錘1号を振り子のようにつかって、そーっと水面に降ろした、という感じです。

次に4.3メートルのリバティクラブに道糸(ナイロン0.8号)と仕掛けを取り付け、赤虫付けて同じように近いところにそーっと投入。

そして、最初に投じたSoareBBの方の様子を見ると、、、取り付けたシモリ浮きが不自然な動きをしています。
ゆっくり引き上げてみると、何と投入してすぐに2点がけに成功しました。


本日の第1号、2号。やっぱり最初の獲物はうれしい。

昨年末の釣行では、土浦は16時まで全く当たりも無かったので、本日もどうせ16時までは暇だろうと思い、少し高をくくっていました。
水くみバケツにも水を入れないで釣り始める有様。あわてて、バケツに水を汲み入れて、釣れたワカサギを投入しました。

そして、SoareBBの仕掛けの赤虫をチェックして再度近場に投じた後、今度はリバティクラブ4.3の方に当たりが。
すぐに引き上げると、今度は3点がけ。いきなり忙しくなりました。




延べ竿の仕掛けで餌が無くなったところに赤虫を付け直して再投すると、今度はSoareBBが、、、。
何と、5点がけを達成してしまいました。さすがに5点ともなると、デジカメを操作する余裕もなく(へたに撮影しようとすると
仕掛けがこんがらがって大変なことになるので)、証拠写真は残っていませんが。
最初に投入してから、わずか10分足らずで、あっという間にツ抜けです。
5.3メートルの方の延べ竿を用意する余裕もありませんでした。

ところが、SoareBBの方の仕掛けが、案じていたとおり、お祭りを起こしてしまい、めんどくさいので仕掛けを外してお蔵入り
にしてしまいました。
代わりに、上記の5.3メートル(渓流清瀬)に新しい仕掛けを付けて、同じ要領で同じポイントに投入します。

しかし、その後しばらくは、不思議なことに、ワカサギが掛かったのは、4.3メートルの方だけでした。5.3メートルの渓流清瀬
は本日デビュー戦なのに、、、。
投入しているポイントがほとんど同じなのに、この差は何なのでしょうか。
明らかなのは、仕掛けが異なることでした。

4.3メートルの方は、1.5号の袖針仕掛けで、5.3メートルの方は、2号の秋田狐。やはり針の形状が異なると、そのときの
ワカサギの好みによっては、えり好みされてしまうということなのでしょうか。
ただ、秋田狐を擁護すると、面倒な餌付けに関しては、狐の方が取り付けやすいような印象です。

そして、しばらくしたら、とうとう2本の竿とも、当たりが遠のいてしまいました。
時刻にして15時半から16時15分くらいの間でしょうか。
4.3メートルの方だけ、ぽつり、ぽつりと掛かるだけ。

でも私は特に焦りませんでした。前回までの経験から、16時過ぎから再ラッシュが始まることが分かっていたからです。

そこで、当たりが渋くなっている今のうちに、速やかに帰宅しやすいように後片付けを始めることにしました。
使わなくなったSoareBBは、仕掛けを外してラインを巻き取り、リールはしまってしまいました。
そのほか、細かい小道具も一カ所にまとめて、暗くなっても大丈夫なようにしておきます。
これが今の時期の夕マズメワカサギ釣りに必要な儀式なのです。特に老眼気味の人間にとっては。

そして、仕掛けの赤虫を再度取り付け直して、2本の竿をそれぞれ投入し直します。
すると、予想通り、16時20分あたりから、ラッシュ再び。
そして、5.3メートルの渓流清瀬にも無事、がんがん掛かり始めました。
証拠写真は全く残っていませんが、5点がけ、4点がけが何度も出て、再び忙しくなりました。
17時頃にいったんラッシュが終わったので、これで帰宅しようと思い、現場に設置されている簡易トイレで用を済ませてから、
納竿の準備に取りかかりました。
すると置き竿にしていた4.3メートルの方に最後の4点掛かり。ワカサギを外して、これで本当の納竿としました。

帰宅後、数えてみると、ワカサギ44尾、マルタ1尾という釣果でした。
前回の4尾、20尾と比べると、大きな進歩でした。


本日は良型はやや少なく。全て唐揚げにしました。


今回のワカサギ釣行では、夕マズメの前に沿岸近くでラッシュがあったのが、大きかったと思います。
あと、餌もサシ系よりは、赤虫の方が食いが良いような印象を持ちました。今回は全て赤虫です。
ラビットやサシでも釣れることは明らかですが、まあこれは日によって好みが変わる可能性もあります。
いずれにしろ、大して高いものでは無いので、両方用意していく方が良いでしょうね。
さらに、竿は延べ竿の方が手返しも良く、圧倒的に扱いやすいですね。
リール竿を使うなら、レングスがある磯竿を使った方が良いような気がしました。

土浦新港のワカサギ釣りも禁漁までにあとできれば2回は行きたいですね。
また行きましたら、報告します。

FX戦術の4要素

2016年01月08日 00時13分56秒 | FXと国際経済
1月7日(木)の国際経済も大荒れでした。

1月6日(水)のニューヨーク時間は、若干の北朝鮮による核実験の影響があったのか、米指標(ADP民間雇用者数、貿易収支)が
予想を上回って一時的にドル/円は上昇しましたが、その後、すぐに失速。ダウ・ジョーンズや欧州株も軒並み大幅に
下落しました。

そして、1月7日(木)は人民元安に引き続いて中国株が新年(4日目にして!)二度目のサーキットブレイカー発動。
そしてCSI300指数が7%超下げて中国株式取引停止となりました。

これらを受けて、日経平均も新年4日連続の大幅下落。420円以上下げて、とうとう17,000円台に入ってしまいました。
まだ底は見えていない様子です。
ただ、上海総合指数が3125ポイントと、3000ポイント台に迫ってきていることから、共産党による本格的な介入がそろそろ
行われるのではないかと予想するので、いったん反発の可能性もあるでしょう。

しかるに、ドル/円は118円台を割って117円台に突入してしまったことから、中期的に低迷してしまうかもしれませんね。
いずれにしろ、1月8日(金)の米雇用統計は注意して見なければなりません。


さて、FX相場を乗り切るためには、己を知ることが重要で、また己を知るための有効な方法として、FX日誌を書くということ
について述べましたが、今日は私が考える具体的な戦術について書いてみます。

もっとも、戦術といっても、トレンド系だとかオシレーター系などのテクニカル指標の使い方などのことではありません。
そういったチャート分析手法は、いろいろな書籍やネットに出ているし、私にはそれらが性に合わないのか、実際のディールに
役立てられたこともありません。まあ、その点は、投資家それぞれの好みの問題なのだろうと思います。

私の考えるFX戦術には4つあり、それぞれ読めば、当たり前のつまらないことなのですが、何人かのFX投資家と実際に話したり、
ネットなどでいろいろな情報を耳に入れた限りでは、意外とこれらのことがキチンとできている投資家は少ないと思いました。

その4要素とは、
①(長期)トレンドに従う。
②スクウェアした状態をベースとする。
③確実にストップロスオーダーを入れる。
④小さいロットで、数回に分けてエンターする。
です。

それぞれについて説明します。

まず、①について。
わざわざ「長期」という言葉を入れましたが、トレンドというのはそもそも「長期トレンド」のことだと考えます。
そして、長期トレンドとは、簡単に言うと、月足(または週足)チャートに現れるトレンドのことです。
つまり、ディールの際には、必ずトレンドを頭に入れておく、すなわち月足(週足)チャートをよく見てディールする、ということ。
これはどのような時間足を基にしてディールする場合でも、必ず守るべきルールと考えていますが、正直私は超短期ディール
(いわゆるスキャルピング)については否定的でして、あくまで短期(時間足~日足チャート)以上でディールすることを念頭に
置いています。
スキャルピングが何故駄目だと思っているかについては、後ほど述べる予定ですが、実際、スキャルピングで稼ぎやすい状況
というのは、よくよく考えてみれば長期トレンドに従っている場合が多いのです。ですから、スキャルピングでディールするにしろ、
そうでないにしろ、結局長期トレンドに従う、ということです。
もっとも、最近のFX相場のように、長期トレンドが買いでも、短期的には売り、というような状況が頻発しているようなときには、
あえて、長期トレンドに逆らってディールすることも絶対無いわけではないです。あくまで、基本原則として、ということです。

②は簡単に言えば、「年がら年中ポジションを持つようなことはしない」ということ。FXジャンキーになるな、ということです。
相場格言で言うと「休むも相場」に従え、ということですね。
FX相場は、一年間でみても比較的稼ぎやすいときと、稼ぐどころか大きな損失を受けかねないときがあって、特に後者ではあえて
戦わず、場合によってはポジションを精算(スクウェア)して、市場から一時離れる必要があるときがあります。
例えば、非常にボラティリティー(価格変動率)が高まる時期(イースター休暇、GW、夏期休暇、感謝祭以降~年末)は、
ポジションを縮小して、いやむしろゼロにして臨むべきときと言えると思います。
ところが、FXに嵌っている人の中には、とにかくディールしていないと気が済まない、毎日利益確定できないといけない、と
思っている人(特にスキャルパーに多いと思います)がいます。
それは間違いです。
相場には流れがあり、しかもプロであってすら、その流れを読むことは難しいのです。
簡単と侮って難場に嵌り、そのまま市場から退場の憂き目を見た、なんてことの無いようにしたいものです。
それには、この「スクウェアの状態をベースとする」姿勢が、大切だと考えています。

③は説明する必要は特にないと思います。ただ、損切りという行動は非常に重要で奥が深いので、これについては別の機会に
詳述を試みたいと思います。

④は「負けにくいディール」を指向する上では、最も重要なテクニックの一つと思います。
相場で良くやる失敗の一つは、「最初に大きなポジションを持ったが、曲がってしまって二進も三進も行かなくなった」というもの。
いきなり大きなポジションを持ってしまうと、当たると大きいですが、当然いつも当たるわけがないので、一定の確率で大きな
損切りを余儀なくされるか、もしくは巨大な塩漬けポジションを長期間(私の知る限りでは、8年間持ち続けたツワモノがいました!)
保有することになってしまいます。
このようなことを避ける方法として、「スモール・ロット・エンター」があるわけです。
小さいアマウントであれば、たとえ逆に振れてしまって損切りしたとしても、比較的小さな損失で済みます。
どの相場でも同じだと思いますが、どの時点でエンターするのが最適なのかは、誰にも分からないことなので、とにかく分散して
仕掛けていく癖をつけておくべきです。
ちなみに私の場合は、だいたい10回くらいに分散して、トータルが多くともレバレッジ5を超えないようにエンターするように
しています。

以上、いかがでしょうか。
私の場合、FX日誌をつけて失敗の原因を分析すると、ほとんどの場合は、上記の4要素のいずれか(もしくは複数)が不徹底な
ために負けていることを理解できます。

まあ、これらを忠実に守れば必ず勝てるというわけでもありませんが、「負けにくい」体質にはなり得ると考えています。


彼を知り己を知る -己を知る方法-

2016年01月06日 21時59分39秒 | FXと国際経済
年初から、北朝鮮がやらかしています。

年初3日連続の日経平均株価の下落は、21年ぶりだそうですね。

今年は干支にちなんだアノマリーで、「申酉騒ぐ」そうですが、中東といい、上海の取引停止といい、
そして今日の北朝鮮といい、騒ぎすぎです。

ただ、そろそろニューヨーク時間なのですが、割と相場は平静な感じですね。
北朝鮮のいつもの暴発ということで、相場関係者はみな慣れっこになってしまったのでしょうか。

たった今流れた情報では、米国のADP民間雇用者数が+25.7万人で、予想の+19.2万人を大きく上回り、ドル/円
は少し上げているところですね。でも、1月8日(金)の米雇用統計の発表までは、とりあえず様子をみることに
します。


さて、前回FXはなぜ難しいのか?という話題で、彼(敵)であるFX市場そのものが巨大かつ複雑で、人間には容易に
予測できないものである、ということと、もう一つは、相場に臨むにあたって、己、すなわち自分自身の精神は
なかなかに脆く、儚いものであり、そうした人間の弱点ともいうべき性質(傲慢と怯え)について知らなければ、
結局負けてしまう、というようなことを述べました。

それで、ここでは「己を知る」方法は、具体的にどうするのか、ということについて、述べてみたいと思います。

私の場合、その方法とは、「FX日誌を書いてみる」ことです。まあ、たいしたことではないですね。

それで「日誌」の書き方ですが、それぞれのやり方でいっこうにかまわない、と思っています。
なぜなら、書き続けていて、必要なことには自分でどんどん気づいていくからです。

「自分で気づく」ということが、非常に重要です。だから、特にマニュアル的な「何々について書くべき」等という
ものは、特にありません。

ただ、私の場合は、国際情勢の流れや、注目している通過ペアの売買の状況などは、一応記載しておきます。
そして、当然のことながら、ディールしている場合は、そのときの心理状態が後で分かるようになるべく詳しく
状況を整理して書き込んでおきます。
そのほか、ディール手法などで思いついたことなどもメモしたりしています。

このようなことをやっているうちに、FXディールにおける自分の癖や弱点などが、少しずつですが見えてくる
気がします。特に、ミスをしたディールについては、重点的に検証します。なぜなら、ミスにこそ、自分の特質
が色濃く反映されていると考えられるからです。


ここまで読まれて、なんだと思われたかもしれませんが、もしFXをやっていて、一度も日誌を書いたことが無い
のでしたら、だまされたと思ってやってみることをおすすめします。
たぶん、損益の計算をするよりも、ずっと面白い発見があると思いますよ。

何故FXは難しいのか?

2016年01月04日 22時18分44秒 | FXと国際経済
2016年のFX相場がスタートしました。

本日は中国製造業購買担当者景気指数が予想下回るなど、中国発の経済鈍化が伝えられたことで、上海株の強烈な下落につられる形で
日経平均も600円近い下落となる幕開けでした。
日経平均の下落に引きずられるようにドル/円も下落。最安で118.7円くらいまで押されています。
中東ではサウジアラビアがシーア派の過激派を処刑したことで、イランではサウジ大使館が襲撃され、両国は国交断絶状態と、のっけから
きな臭い状況になっています。

ただ、2016年の市場はクリスマス休暇が明けたばかりで、まだ十分な市場関係者が揃っていないことも事実であり、もう少し様子を見て
慌てずに参戦するのが吉でしょうね。
毎年1月の始めはいくばくか荒れるように思います。

ところで、相場の中でもFXは特に難しいものと言われることが多いと思います。
外国為替相場は株や先物取引などといったものと比較すると、圧倒的に規模が大きく、それだけ値動きが複雑であり、誰にとっても予測
が困難な相場だから、というのが、FXを難しくしている理由の一つであることは確かだと思います。

ただ、FXに限らないのでしょうが、相場を難しくしている理由は相場そのものの特性以外にもあるのです。

それは、人間の心理に関係があると思います。

人間は、勝てば傲慢になり、負ければ恐怖に縮こまってパニックになってしまう生き物なのです。
そして、このことが、ただでさえ難しい相場をより難しいものにしてしまうのです。

例えば、FX相場でロング(買い)のポジションを持った後で、大きく下落してしまい、多額のアゲインスト(含み損)を抱えてしまった場合。
たいていの人は心理的にマイナスの影響を受けます。そして、まともな判断力を失ってしまい、損失をさらに拡大させてしまうのです。
一方、利益を得たら得たで、たいていの人は自分でも気づかないうちに得意満面になってしまい、自己の能力(または戦術・戦略)を過信
してしまうことになります。
いずれの場合も、「我を忘れて」いつの日か大きな敗北を喫して退場の憂き目を見ることになるのでしょう。

大事なことは、どんな人でも、「傲慢」と「怯え」という特質を持っており、それらからは逃れられないということを知っておくことだと
思います。
逆に言えば、そうした人としての特質、言い換えれば「自分自身」を知ることで、相場に対してもより有効に戦えるのではないかと思うのです。

まさに、孫子曰く「彼を知り己を知れば百戦してあやうからず」です。

FX相場では、単に彼(FXの特質)だけを研究するだけでは駄目で、「己」を研究し尽くさなければ、戦うこともままならないと思います。
FX相場自体は、時に非論理的な複雑体ですが、対決するには論理的な戦い方が絶対に必要で、ただ立ち向かっていくだけの蛮勇では、
いつか必ず大敗します。


次回は、私なりに考えた「己を知る方法」と「具体的な戦術」について述べたいと思います。

2015年のFX相場振り返り そして、2016年を展望すると・・・

2016年01月04日 00時14分59秒 | FXと国際経済
2015年のFX相場は、結局ユーロ中心で動いた1年間だったと思います。
基本的なトレンドは、2014年の5月から始まったユーロの下落が、2015年初まで継続した形で、
年が明けた現在もそのトレンドは終わっていないと考えられます。

ただ、2015年だけを見れば、長期トレンドがユーロ売りといっても、ユーロ/ドルは結局1.05~1.17のレンジ相場に
嵌っていたとも言えます。
一方、ドル/円に関しては、ドル買いのトレンドが継続していたものの、完全に停滞した一年間だったと言えるでしょう。
総じて言えば、主要通貨ペアのFX取引に関して言えば、なかなかに難しい相場だったのではないでしょうか。

昨年末にFX仲間との忘年会に参加した折、年間の成績を仲間内で披露し合ったのですが、どちらかと言えば苦労した人の方が
多かったようです。
私も年間の利益は+40%を達成できたので、目標を下回ったものの、難場の割にはまずまずだったと思っています。

そして、年が明けて本日(月曜日)から本格的な2016年相場がスタートします。
各主要通貨国の中央銀行が行っている金融政策は非常に明確であることから、2016年もユーロ売り、円売り、ドル買いのトレンドは
変わらず継続するというのが一般的な見方だと思います。
そして、2015年の値動きを見ると、2016年もドル/円はショボく、ユーロ/ドルが中心となる相場が続くようです。
つまり、2016年も(残念ながら)、なかなかに難しい相場になってしまうような気がしています。

2016年のFX相場を生き抜くための戦略を、年初にしっかり立て、年間を通してぶれないディールを行っていくことが肝要と思います。

私の考えている2016年の基本戦略の一つは、「難場(イースター休暇、GW、夏期休暇、感謝祭後)は休む」ということです。

2016年も相場閑散期ではボラティリティーが高まることが十分予想されるので、個人投資家としてはそのような時期にうまうまと
ヘッジファンドなどにやられないようにすることが、今年を生き抜いていく必要条件だと私は考えています。