BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

彼女、お借りします 第263話 『電波と彼女』 感想: 全く意味不明な「電波」な回だった?

2022-12-14 09:53:44 | かのかり
久方ぶりの麻美の登場だったけど、これ、何だったのだろう?

「ちょっと時間もらえないかな」といって誘ってきておいて、結局、新宿で待ち合わせして椿屋珈琲でお茶(コーヒー?)飲んで、それで終わり。

当然、何を考えて麻美は和也を呼び出したのか?ってのは謎のまま。

まぁ、あとで千鶴あたりに「あのあと、かずくんと会ってた」という事実を作っておきたいだけのようにも思うけど。

でも、それ以上によくわからないのは、この期に及んで、和也が例のハワイアンズでの出来事について、麻美に謝罪しようと思っているところで。

いや、さすがにそれは違うだろ、あの時、つっかってきたのは麻美のほうだろ? という思考にいまだ至らないのが全く理解できない。

それにレンカノ問題の話題について麻美と話すことも。


ということで、今回は完全に謎。

単純に、麻美を2022年中にもう一回出しておきたかっただけ、という気もするけど。

あー、でもそうか。

場所が新宿だから、麻美と和也が密会?しているところを千鶴の劇団関係者の誰か(海くん?)に見られていた、という流れか?

あるいは、そもそもこの密会しているところを、麻美が誰かに盗撮させておいた、という悪意のある設定だったのか、とか?

やっぱり、今回の密会をネタにして次の事件が起こる、あるいは事件を起こすのが目的のエピソードだったのかな?

最後の、千鶴による「おかえり」は、あまりにイミフな展開だった今回の締めに置いた箸休め的描写だった、ってことかな。


それにしても、もういい加減、周りにいるモブが和也と一緒にいる女の子をすげぇすげぇと礼賛するシーン、やめてほしいのだけど。

単純に鬱陶しい。

しかも、麻美に対してまで。

でも、もしかしてそれが麻美の狙い?

自分が千鶴に劣っているわけではない、という証明のため。

そういう意味では、新宿で落ち合った瞬間の周りのモブの反応こそが、麻美の狙いだったのかもしれない。

うーん、まぁ、麻美のことはもうどうでもいいんだけどね。

それよりも墨ちゃんの再登場のほうが気になる。

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青春ブタ野郎はマイスチューデントの夢を見ない 感想: やっぱり、霧島透子の誕生を含めて、桜島麻衣が大学編の全ての元凶なのではないか?

2022-12-13 11:19:29 | 青ブタ
実に2年ぶりの新刊。

あまりに時間が経ちすぎて、これまでの内容を綺麗さっぱり忘れていたw

なので、いつものように「前巻で・・・」というリードはなしで、いきなり感想ということで。

一応、スペース空けときます。








































実は「2年ぶり」というのも本巻を手に取ってから気づいたことで、てっきり1年ぶりだと思っていたので、本気でびっくり。

もっとも、だからといって前巻を読み直す、なんて殊勝なことはせずに、いきなり読み始めてしまったのだけど。

予想を超えて一気に読めてしまった。

いつもどおり、舞台設定があらかた終わった100頁過ぎる辺りからはあっという間。

気になっていた前巻までの内容についても、なんとなく触れる記述がいくつかあって、あー、そういえばそんなことあったなぁ、って思い出しながら、最後まで。

このリーダビリティの高さは凄いと思う。

実は、『メイジアン・カンパニー』の5巻も、発売後あまり時間を開けずに読未把持得ていたのだけど、こちらは一向に読み進めずにいるのに、青ブタはスルスルと読めてしまった。

まぁ、やっていることは、咲太がその巻のヒロインの思春期症候群を治す、という基本プロットの反復なので、当然といえば当然なのだが。

あとは途中、藤沢や江ノ島や鎌倉や逗子や金沢八景や横浜や・・・といった街の様子がちゃんと描写されて落ち着く、というのもあるからなのだけど。

これはラノベであって、なろうではない、って強く感じたw


それで、今回のヒロインは、咲太の塾の教え子で、咲太の高校の後輩でもある姫路紗良。

ただ、当たり前だけど、桜島麻衣という完璧ヒロインをすでに社会公認wの恋人にしている咲太が紗良を一人の女性としてみるわけもなくw

紗良の役割は古賀朋絵と同じ後輩枠の末の妹みたいな位置づけだった。

そもそも紗良の思春期症候群じたい、発症の経緯は朋絵のケースと似ていたしw

そのあたりは咲太も手慣れたもの。

なので、結果から見れば、紗良の役割は、いよいよ霧島透子が表舞台にあがる次巻に向けたムード作り、ってところかな。

そもそも紗良の目論見は、麻衣さんが完膚なきまで粉砕したしw

ただ、次巻以降の展開を考えた時、というか、『ランドセルガール』から始まった新章の流れを考えた時、むしろ、この麻衣さん無双のほうが書きたかったことなんだろうな、と思っていたりする。

それは前から(といってもそれも読みながら途中で思い出したのだけど)考えていたように、『ランドセルガール』以後の物語が、基本的に、それまでの牧之原翔子編の物語に対して著しく嫉妬した麻衣さんが生み出した世界の話だと思っているからで。

なので、あいかわらず、この大学生編は限りなくデカくて長い「夢」だと思っているのだけどw

でも、まぁそれは置いておいてw

今回、麻衣さんが強行した、いわば霧島透子の曲が誘う「#夢見る」による集団予知夢の粉砕、ということ自体が、今回の本当の事件だったと思うんだよね。

つまり、咲太が今いる世界そのものの成り立ちにおいて「桜島麻衣vs霧島透子」の対立がある。

ほとんど二律背反というか。

実際、本巻でどうやら霧島透子の正体が判明したし。

霧島透子の本名は岩見沢寧で、北海道出身の咲太たちの大学の2年先輩。

ね、「岩見沢(市)/北海道 vs 桜島/鹿児島」って、いかにも対立項っぽいじゃんない?

しかも、この霧島透子/岩見沢寧々は、昨年の、ということは、咲太と麻衣さんが入学する前年の大学ミスコンだったという。

となると、これ、単純に、今回の紗良と同じように麻衣に対する嫉妬としか考えられないのだけれど。

だって、麻衣が入学する前までは、岩見沢寧々が大学一の人気者の美人さんだったってことでしょ?

それが、麻衣が入学してきたことでナンバーワンの座は無条件で麻衣に決まってしまった。

で、それに対する挫折が寧々の姿を消してしまう、という思春期?症候群を発症させてしまったのではないか?

なので、岩見沢寧々からすると、霧島透子名義でのヒット曲のネット提供は、体の良い、桜島麻衣に対する意趣返しだと思うのだよね。

だって、わざわざ桜島麻衣の声を真似てまで歌っているのだから。

姿が見えなくても声なら似せることができるから。

というか、もともと、桜島麻衣をもとにして(憧れて?)、桜島麻衣似の美人キャラを演じていたのかもしれない、寧々がね。

その特性も含めて、霧島透子を麻衣と誤認させることで一矢報いたつもりでいた・・・とか?

次巻では再び、桜島麻衣が消失しそうだし。


・・・と最初は思っていたのだけど、よくよく考えると、実は寧々の嫉妬の対象が麻衣だったというのはミスリードで、本当の嫉妬対象は、日常的にナチュラル美人の美東美織だった、というオチではないかと思っていたりして。

その場合、むしろ、岩見沢寧々は、桜島麻衣という、いかにも自分と対になるような名前の国民的美少女に、勝手に運命を感じてしまっていたのかもしれない。

そういう意味では、桜島麻衣の究極の追っかけが岩見沢寧々。

だから、霧島透子のミニスカサンタの姿は、麻衣ラブの咲太にしか見えない。

そもそもミニスカサンタの姿すら、麻衣の真似だったのかもしれない。


ともあれ、岩見沢寧々が一連の事件の原因になってしまうとシリーズ的には困ってしまうと思っている。

だって、それだと『ランドセルガール』の麻衣の話につながらないから。

そもそも、霧島透子の本名が岩見沢寧々だというバレがない間は、『ランドセルガール』で始まった新章としては、霧島透子の正体は桜島麻衣に違いない!という思い込みで読ませることができるから。

でも、実は違った、ということなら、じゃあ、あの桜島麻衣の小学生版のランドセルガールは誰? というか何?、ということになる。

ランドセルガールはやっぱり、麻衣の潜在意識が生み出した、牧之原翔子に対する嫉妬の顕在化なんじゃないか、と。

まぁ、最悪のメタネタは、岩見沢寧々が、前回の赤城郁実のように別の世界からやってきた麻衣さんの生まれ変わりとかで、寧々が元いた世界では、この「青ブタシリーズ」が、普通にラノベとして売られていた世界だった、とかなんだけどw

さすがにそれはないと思うけどw

ただ、『ランドセルガール』の物語で、咲太は、平行世界の自分と入れ替わるという一種の「界渡り」を実現してしまったわけで、その触媒に当たるのがランドセルガールだったんだよね。

あの咲太の能力(というか思春期症候群)とランドセルガールは絶対関わっているので、となると、そもそも『ランドセルガール』以後の話は全部、咲太とランドセルガールで生み出した世界だった、というのも可能で。

気になるのは、ランドセルガールが頑なに咲太のことを「おじさん」と呼んでいたことで、これは、実は本当にそうだったんじゃないの?と思ったり。

つまり、未来の咲太と麻衣の娘が過去の咲太の前に現れた、という展開w

ただそうなると、牧之原翔子が言っていた「霧島透子のいる未来は知らない」という事実と同整合性がつくのか、がいまだに謎なのだけど。

そういう意味では、満を持して、翔子ちゃんが帰ってくる、というのもあるのかも。

ということで、続きがとても気になる。


あとがきを見ると、次作タイトルは『青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない』となっていて、あ、このタイトルだと続きは1年後?とか思ってしまったのだけど、どうなのだろう?

気分的には冬の間なら「サンタクロースの稼働期間」認定としてギリギリOKなので、春先くらいに『サンタクロース』が出てくれるといいのだけど。

さすがに2年も時間があくと、流れを忘れちゃうんだよね。

本当は『ランドセルガール』のあたりからまとめて読み直す必要があると思うのだけど、それも億劫なんだよなぁ。

なにしろ、咲太にかかわるヒロインたちが、麻衣さんの存在がある以上、どの人をとってももはや第2列の人たちにすぎないので。

ただ、霧島透子だけはもしかしたら正ヒロインの桜島麻衣に並ぶ存在なのではないかと思ったりしていて。

だから、次巻では、いきなり、岩見沢寧々が咲太の恋人になっていて、麻衣が消失した世界として始まるのではないかと思っているのだけどw

だって、次巻は、本巻の最後で皆が見た「#夢見る」で描かれた12月25日から始まるはずだから。

そこでは、桜島麻衣が消えて、岩見沢寧々が麻衣のいた場所を占めている世界になっているはずだから。

ただ、『麻衣さんが危ない』という表現は、本巻でも何度か冗談で言われていた「麻衣自身が危険要因である」という解釈の要素もあると思うのだよね。

その意味で、やっぱりラスボスは桜島麻衣その人ではないかと思ったりw


ということで、早めに『サンタクロース』を出してくださいね!

ていうかさ、「XXXの夢を見ない」というタイトルを付けたシリーズで、「#夢見る」なんてものが出てきたら、そもそもこのシリーズそのものが、咲太の見た夢だった、という十数巻に渡る壮大な「夢オチ」の危険性が常にあるのだと思っていてw

そういう意味でも『サンタクロース』のオチが今からとても気になっているのです!



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ワンピース-ONE PIECE- 第1069話 『万物は望まれて、この世に生まれる』 感想: ベガパンクによる「ワンピの謎、答え合わせ編」の始まり、始まりw!

2022-12-12 10:07:32 | ワンピ
あー、やっぱり、ルフィVSルッチ、やるんだ。

しかもいきなりルフィがニカになったかと思ったら、ルッチはルッチで覚醒フォルムでパワーアップということらしい。

そりゃ、そうだよね、因縁の再戦がルフィの瞬殺で終わったら面白くない。

いや、個人的にはそれでもよかったと思うけどね。

この手のパワーインフレって、物語的にはあまり好きじゃないから。

ただのページ稼ぎにしかならない。

で、どうやらこの現場には黄猿も来るらしいw

もう面倒だから、ルッチと黄猿、まとめてここで倒しちゃってよ。


それよりも、今回目立ったのは、ベガパンクの役割がだんだん明確になってきたこと。

とりあえず、彼がわかっている範囲、ないしは推論した範囲で、ワンピ世界の秘密の答え合わせをする役割。

で、その一環で、麦わらの一味に、ルフィの能力は実はゴムゴムの実ではなく、ニカのほうこそが真髄であることが明らかにされた。

それでベガパンクによれば「悪魔の実」の正体は、「多岐に渡る人類の未来」に基づく能力の発現ってことらしい。

要は、未来の先取り、ってことみたい。

あくまでもベガパンクの仮説だけどね。

で、その結果、人の数だけ人類の未来は「多岐にわたる」のだから、極論すれば、人の数だけ異なる能力が発現する可能性があるといえる。。

能力者とは、「誰かが思い描いたいくつもの異次元を生きる者たち」なんだとさ。

ふーん。

なんか、一人ひとりに個性があるから、誰一人として無意味な存在はいない、ってことを言ってるようで、個性が大事、っていまさら主張しているように聞こえて、なんかイヤーな感じがするのは否めない。

結局のところ、個人個人に応じた能力の発現が可能、ってことなら、『禁書目録』野中の「パーソナルリアリティ」の焼き直しのようにも見えるし。

なんか、終盤だからって、むりやり、今まで謎だったことに答えを用意しようとして、その途端、いろいろと陳腐な説明に落ち着きそうな方向に振れているので、嫌な感じしかしない。

謎は謎のままでいいのだけど。

でも、最近の感じだと、ワンピースって「ひとつのかけら」じゃなくて「ひとつの平和」になりそうな気がしてきて、それって下手したらファシズムじゃん!とも思うんだよね。

そう思うと革命軍まであるってのがちょっと・・・。

ワンピが始まった頃だったら、ワンピースが「ひとつの平和」のような、エヴァンげゲリオン的世界の焼き直しでも良かったけど、連載から20年以上たった現在、「ひとつの平和」はあまりもナイーブで、むしろ危険な思想にも思えるので、どうなのだろう。

作家性が問われるところだけど、作者自身がワンピだけしか描いていないというのがリスキーだよな、って割とマジで思っている。

『進撃の巨人』の二の舞いにならないといいけど。


それにしても

これまでの謎・秘密の答え合わせ
これまでの因縁の決着

みたいことばかり始めると、話がすごい単調になるね。

過去のキャラをだすと紹介する手間が省けるから、その分、物語を進めると思っているのかもしれないけれど、ルッチとか黄猿とかとの因縁の決着、なんて後ろ向きの戦いはできればなくしてほしいけどなぁ。

なんか、ワノ国編以上に、このベガパンクのエッグヘッド編の沈滞した感じがいやなのだけど。

まぁ、もはや読者の多くは、ここまで読むのに費やした時間を無駄にしたくない、と思いながら、さらに時間を費やし続ける中毒者のような人たちばかりだろうから、これでもいいのだろうけどね。

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機動戦士ガンダム 水星の魔女 第10話 『巡る思い』 感想: この先ギアスの『血染めのユフィ』的な悲しみ・怒り・恨みの連鎖をもたらす展開しか予想できないのだけど…

2022-12-11 19:17:40 | 水星の魔女
タイトル通り、思いが巡りすぎて、先が全然読めなくなってきた。

多方面の思惑が交交叉し過ぎて先が見えなくなってきたw

●CEOたちはデリングを殺してベネリットグループを手中に収めようと試みる。

●だが、シャディクがそんな老害たちを一掃し、ベネリットグループを破壊しようと謀反を起こす。

●シャディクの私兵は、ガンダム2機を有する「地球の魔女」たちで、その連絡員がニカ姉。

●「地球の魔女」2人が襲った宇宙船に、ボブと名乗ったグエルが乗っていた。

という具合で、この流れだと1期は、シャディクの乱、で終わりそう。

でも、その過程で、グエルが活躍しそうなのが凄いw

このままだとグエルが2期で仮面の男を襲名しそうで怖いw

しかし、今回は、完全にいわゆる大河内一楼のシャッフル回。

次回は、ギアスの『血染めのユフィ』的な転回点になりそうだな。

これ、シャディクの乱がきっかけになって、スペーシアとアーシアンの間の戦争が勃発しそうだし。


そんなきな臭い中、殺害対象のデリングは、エアリアルのある場所でスレッタママンのプロスペラと会っているし。

これ、下手をすると、デリングとプロスペラがもともと手を組んでいた、という展開もありえる引きだよな。

そうなると、ここまでのシナリオがすべて、プロスペラだけでなくデリングも含めてつくられてきたもの、という展開もあり。

うーん。どっちだろうね。

そこで気になるのが、ガンダム2期をアーシアンに横流しした第1容疑者がプロスペラであることで。

このあたりは、ホント、どうなるのだろう。


で、ミオリネパパンとスレッタママンが密会している間に、ミオリネとスレッタはすれ違いが増えてきている。

まぁ、スレッタの一人芝居なんだけど。

で、そのスレッタを、エラン5号が逆・美人局的アプローチで篭絡しようとしているし。

うーん、わからん。

でもこれ、間違いなくシャッフルの火種になるはず。

しかし、あまりに状況が急変しすぎだな。

これだと、9話までって、要するに株式会社ガンダムを作るための仲間づくりだった、ってことにしかならない。

でも、ニカ姉の裏切りとか含めて、この仲間が一気に崩れていくはずだから。

壊すためだけに時間をかけて作った人間関係。。。

にしても、シャディクがアーシアンを宇宙に上げる役になるとはなぁ。

ニカ姉とシャディクって同じ孤児院の出身だったんだろうか。

そういう話もこの先明らかにされるのだろうね。

とまれ、グエルがここまでジョーカーになるとは思わなかった。

茨の道だな、グエル!

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SPY×FAMILY 第23話 『揺るがぬ軌道』 感想

2022-12-11 17:45:41 | SPY×FAMILY
地下テニストーナメントの続き。

面白かったけど、でも、それだけといえばそれだけで。

サザエさんとか、クレヨンしんちゃんとかを見せられている感じで、なんていうか、ちょっと話の進め方が幼稚だよね。

子ども向けっぽいというか。

家族を軸にしたコメディ、というのが基本コンセプトなことはわかるけど、そうなると、アーニャもヨルさんも直接的に絡んでこない今回みたいなエピソードって、見てる方がちょっと困惑する。

前回も含めて、結局、夜帷の黄昏ラブwにつきあわされた回だったけど、ぶっちゃけ、この夜帷ってキャラ、必要なのかね?

スパイ側の女性ってハンドラーだけで十分だったんじゃないのかな。

ロイドのスパイ組織内の人間関係って、最小の描写でいいように思うのだけど。

なので、夜帷ってキャラは蛇足にしか見えないんだよね。

これで、ヨルさんと日常的に絡むのならまだわかるのだけど。

たとえば、夜帷がお隣さんになるとかね。

いちいちロイド・スキーの劣情を全面に出して絡まれるとうざいだけな気がする。

という点で、実は今回のテニス、2話に跨がらせるほどのものだったのか、疑問だった。

面白いけど、それだけな回で。

だんだんただの散漫な美味しいとこどりのマンガにしか見えなくなってきた。

とにかく、ロイド、ヨル、アーニャ、の3人の使い方がバラバラすぎて。

もうちょっとなんとかならないのかね、これ。

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ぼっち・ざ・ろっく!  第10話 『アフターダーク』 感想: すでに「ぼっち後」の虚しさが怖くなり始めてきたw

2022-12-11 17:31:23 | ぼっちちゃん
そうかー、文化祭かぁ。

でも、まさか、結束バンドそのままでぼっちちゃんたちの高校の文化祭にエントリーするとは思ってなかったよw

これは、今期は文化祭を盛り上げたところでおしまいかなぁ。

でも、ここまでぼっちちゃんで笑わせてもらえると、1月からの「ぼっち後」のクールの寂しさが今から怖くなってきたw

やばいのは、ちゃんと1週間のリズムになってきちゃったことなんだよねーw

なので気が早いけど、あんまり時間を開けずに2期に向かって動き出してほしいところ。

もちろん、ぼっちちゃんたちの物語が面白いのは確かなんだけど、その面白さに「表現」のレベルで律儀に応えてきた制作陣にも頭が下がる思いなんだよね。

いろいろと実験的な表現の試みも多いし。

せっかくキャラが皆、いい感じに動き始めてきたので、このままその続きを見たいんだよね。

可笑しいけど可笑しいだけじゃないのって、大事だと思うんだ。

でもまぁ、喜多ちゃんがこんなにぼっちサイドで動くようになったのはちょっと意外だったけど。

次回も楽しみだなぁ。

てか、マジで2期、間を空けずにやってくれー。

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100万の命の上に俺は立っている 第78話 『ソリトゥラのフォーノ』 感想:あっさりグレン、洗脳されちゃったじゃんw

2022-12-10 22:29:45 | 100万の命
今回は全編、衣宇たちソサトの攻防戦。

アーツヌの戦力を分断させて各個撃破していくゲリラ戦を展開するわけだけど、結局、最後には、グレンが、タイトルにあるソリトゥラの「フォーノ」という大将によって生物魔法によって洗脳されてしまった、という話。

いや、わざわざ途中で生物魔法の「足し算」による記憶改竄の手続きまで説明してくれているんだから、グレンが洗脳、というか思考誘導されてしまったことはほぼ間違いない。

それがいつものグレンと比べてなんだかおかしいことには、さすがに衣宇も感づいているようだけど、さて、次回、衣宇はどう対処するのか?ということだよね。

ということで、今回のクエストは、衣宇の思考のレベルアップを図るための機会と思ってよいのかな?

衣宇からすれば、パーティの頭脳はグレンと四谷の2人だから、この状況においては、四谷だったらどう考えてグレンとやり合うか、ということを考えるのだろう、と信じたいところ。

それが失敗する可能性もあるけれど、でも、先々のクエストのことまで考えると、結局、衣宇たちプレイヤーは、いつまでもただのプレイヤー、つまり一兵卒としての戦士でいてはだめだ、ということで。

誰もが戦士ではなく軍師にならないと、最終クエストのドラゴンとの戦いには多分、勝てない。

そのための試練が今回みたい。


あと、グレンが洗脳されたということは、多分、フォーノが今回のクエストにおけるドラゴンビショップってことになるので、彼の策略と魔法の裏をどう書いていくのか、というのも次回以降の鍵になるかな。

ていうか、ぼちぼち終盤に向かってくれないと、さすがに飽きてきた。

この作品は、クエストの設定が現実の世界の紛争をモデルにしたものになっているので、その設定を一通り説明するのに時間がどうしてもかかってしまうのだけど、それにしても今回は長い。

しかもクエストがクエストなだけに、パーティメンバーも分散してことにあたっているので、ここのユニット=班だけをみると少人数で対処することになるので、それだけで世界も狭くなる。

ということで、そろそろパーティメンバーが一堂に会して、情報や見聞を整理して、最終局面にむけた方針の調整をしてくれないと、だんだん読むのが辛くなってきているw

四谷が常にジョーカーなのがわかっているだけに、彼の再登場が待たれる。

あとは、ドラゴンビショップとの戦いにステージを移すことで、人間同士の戦いからいい加減脱してほしいかな。

『進撃の巨人』じゃないけど、人間同士の戦いは、目的がない分、退屈なんだよね、結局、背景でしかないから。

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陰の実力者になりたくて! 第10話 『聖地・欺瞞の都』 感想:この作品が徹底的にゼロ年代コンテントのパロディ仕様だったことを再確認させられたおバカ回w

2022-12-08 12:51:58 | シャドウガーデン
てっきり素直に聖地編が始まるかと思ったら、今回は箸休め的に、ヒロインキャラ紹介回としてのおバカ回だったw

でも、この作品、本来は、こういう世の全てに対して舐めプしているのが普通だから、今回のほうが本来あるべき姿に戻ってきた、という感じなんだけどね。

うん、一応、原作は読んだ。その上での感想。

シドは、自分のことしか関心のない自己中の厨二病罹患者wだから、今回見られた、クレアやローズやベータに対するつれない態度のほうが正しい姿w

アルファが、忠義にあついクソ真面目エルフ設定を律儀に守るキャラだから勘違いしがちだけど、アルファ以外の七陰はみな、シド・スキーの子たちばかりだから、シャドウガーデンの実体も、実はシャドウ様親衛隊、というのが正しいところでw

で、今回描かれていたように、七陰もアルファを除くとちゃんと互いにシャドウ様スキーを競い合うようにタッグが組まれている。

ベータvsイプシロン 天然ものvs人工ものw
デルタvsゼータ イヌvsネコ
ガンマvsイータ 文系vs理系

まぁ、もっぱら張り合うのは、ベータとイプシロン、というか、一方的にイプシロンがベータに絡んでくるわけだけどw

あと、ガンマとイータはVSというよりは、ともにインナー系の知恵者だが運動音痴なので同族かもw

で、アルファは、シドも行ってた通りの、ツンデレチョロインw

なので、シャドーガーデンとしては、アルファの次に真面目に事態を考えているのはニューだったりするw

で、このシャドウガーデンの外側で、学園周りでシドの周りをうろちょろする女子が増えていく。

まぁ、ローズセンパイが、こんなにシド・スキーになるとは思ってなかったけど。

でもこれも、同じ「王女枠」として、アレクシアと対になる存在って思うとわかりやくくなる。

で、彼女らもまたみなシドの追っかけになるわけど、それを徹底的に無視して進むのだから、シドってゼロ年代に流行った難聴系主人公の系譜にもあるよね。

そう思うと、七陰って今回見て思ったけど、7人とも、いわゆる「幼なじみ枠」。

なので、シドは全然何も感じないw

ということで、この作品、よくよく見るとゼロ年代ネタのパクリとパロディばかり。

ただ、シド自体が「陰の実力者ごっこ」をしていると作中でわざわざ言うことで、全パロディでも全然オッケーって感じに思わせるからズルい。

でもさすがに、それじゃ、もう続かない?って作者も思ったのか、原作小説の4巻から、今風に、異世界転生のリバースも加えてきたりして、テン年代の作風も取り込もうとしているみたいw

ともあれ、今回の10話は箸休め回だったので、こんな風に、あれ、この作品って、実はゼロ年代パロディを自覚的にやっていて、しかもそれを作中でどうどうと宣言している作品だと思ったのだった。

まぁ、イプシロンとかデルタとか、このあたりで一回、ちゃんとキャラ付けしておくことで、あとの回の話をスピーディに進めようとしたのかもしれないけれどねw

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チェンソーマン 第9話 『京都より』 感想

2022-12-07 16:48:17 | チェンソーマン
もう、ボソボソ話すのやめろよ! 何言ってるか、わかんねぇんだよ!

・・・ってのが、今回、ホントに思ったこと。

デンジとサムライソードの戦いはたしかにスゴイし、

それ以上に、コベニのなんか超絶体術もスゴイし、

だが、それを越えてマキマの遠隔での呪殺し?もスゴイのだけど。

でもさ、こうなるならなおのこと、邦画テイストはマイナスだったなぁ、って思う。

だって、マキマの呪殺は、邦画ではなく洋画的なポップな展開の中でやるからこそ、異質性が生きるわけで。

それを、すでに悪魔による殺害を、呪いによる変質的な殺しとして描いてしまっているから、全然、違和感がないんだよね。

原作は、そういうところ、和と洋のミスマッチをうまく使っていたはずで。

ていうか、本来、悪魔は洋モノなんだよ。

対して、和モノは妖怪なんだよね。

なんか、そこを完全に履き違えているので、なんかスゴイけどあれれ?って思う。

冷製パスタ頼んだはずなのに、ざるそばがでてきた感じ。

だから、どうしてもチグハグになる。

強いて言えば、たしかに京都組は和テイストなんだけど。

東京組は洋モノよりのごった煮なんだよ。

それを全部、邦画的に表現するから、東京が過剰に和テイストになっている。

これじゃ、帝都ですらなく江戸時代テイスト。

で、そうじゃないのがチェンソーマンだと思うんだけどね。

ということで、今回は、デンジにしてもコベニにしてもマキマにしても、スゴイことをスゴイ映像でやってるのだけど、でも、これ違う、と思ってしまう。

呪術廻戦やるなら、このテイストでも良かったと思うのだけど。

でもさ、チェンソーを持ち出すところがすでに洋モノホラーなんだからさ。

そこは邦画じゃなくタランティーノで行ってほしかったよ。

いや、邦画のチャンバラ好きなタランティーノの洋画を生かして、というネジレの上にネジレが必要だったんだよ、きっと、チェンソーマンには。

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カッコウの許嫁 第138羽目 『それを“成長”というのです…!!』 感想: ひろの焦り具合が逆に気になってきたw

2022-12-07 16:34:15 | カッコウ
天野家の話から海野家の話に飛んで、凪は大変!って感じになってきた。

しかも、せっかく海野家の絆の確認!みたいな流れになった来たところで、凪とつきあっていると天野家の親の前で宣言するひろがやってきたのだから。

これ、海野家の親の性格からすると、次回、いきなり凪が、両親にどやされる、って展開にもなりそう。

しかも、一拍おいて、エリカと幸も降りてきそうだからなぁ。

むしろ、この超絶重要(そうな)イベントに居合わせない「あい」はどうするの?と思うけど。

むしろ、天野家の両親をなだめるかつての隣人の娘、として土壇場で現れるのだろうか。

しかし、普通にちゃんとラブコメドラマしてて、なんかエライなーと思えてきた。

とはいえ、次回、どう転ぶのか。

それ次第で、どんな展開もありなのが、逆にスゴイところw

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