BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

ピーチボーイリバーサイド 第2話 『鬼と人間』 感想

2021-07-09 17:40:46 | Weblog
今回は、ミコトの登場回。

そして、眼鬼とサリーたちが出会う回。

しかし、さすがはクール教信者らしいところだけど、この序盤で街を襲った一味の片割れである眼鬼がこのままサリーたちの仲間になるとは思わないよね。

あと、犬がサラッとミコトに向けて言っていた、お前、こいつに自分を重ねただろ?というのも、この後の展開を知ってから聞くと、あー、そうかー、こんなときからもうそんなこと言っていたのかー、って、素直に驚くんだよね。

まぁ、単なるノリだけなのかもしれないけれど、ちゃんと一人ひとりのキャラのバックストーリーを考えてから物語に落しているんだなあ、ってね。

そういう意味では、皇鬼が、見つけたぞ、と言ってるのもね。

どこに行ったかわからなかった桃の力が次に宿った相手を「見つけた」という意味だものね。

なんか、そういうところにいちいち関心しちゃうんだよねw

そういう意味では、ストーリー展開のシャッフルも、いまのところ、うまく回っていると思うけどね。

確かに、前回の内容が1話のほうが、とりあえずサリーが主役だ、ということがわかりやすいとは思う。

実は、もしかしてフラウが主人公?とか一瞬、思っていたときもあったけど。

そういう意味では、この作品って最初の頃は、サリー、フラウ、ホーソン、それに、ミコトを含めた4人の誰が主人公と言われても、あぁ、そうなの?って思えてしまう作りになっているのが面白いところ。

それぞれ抱えている背景がそれなりにデカくて、かつ、相互に被らないものなので、そこだけ焦点を当てれば、それぞれ外伝ができちゃうんだよね。

で、ゆくゆくは、サリーたち以外のパーティも生まれてくるわけで。

そういう、焦点の定まらなさがいい感じだと思うのだね。

主役だけど必ずしも主人公ではない、という感じ。

むしろ、主役が狂言回しに見えるときもあったりして。

そういうところが、このお話、面白いところだよね。

それにしても、実際にミコトの肉声で聞くと、サルトリーヌって、ちゃんと「猿、鳥、犬」って聞こえるのが笑える。

やっぱり、音や動画にするのって、印象を変えるんだな、って思ったよw

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UQ HOLDER! 第185話 『作戦決行』 感想: どうやら『UQホルダー』と『ネギま!』の世界は「虚構内虚構」、つまり、SAOにおけるアンダーワールドのようなゲーム世界だったらしい!

2021-07-09 11:40:57 | UQH/ネギま!
前回、見つけ出したキリヱも合流して、いよいよヨルダとの最終決戦へ。

しかし、ホント、いよいよ「終わりの始まり」がスタートしたって感じ。

それも『UQH』だけでなく『ネギま!』も含めて、ってことで。

実は、地味に、ジーンと来ていたw

だって、今回の最後で、冥王星で魔族に囲まれていたところをみると、『ネギま!』の終盤で盛り上がってしまったバトル漫画としての能力インフレのことを考えると、要するに、刀太や甚兵衛たちのような破格の攻撃力のあるUQ Holderのようなメンバーに主役を変えないことには、ヨルダとの決戦なんて、全く無理だった、ってことだよね?

つまり、さすがにネギくんがパクティオした教え子の女子中学生たちでは、ヨルダたちを滅ぼすには荷が重かった、ってことで。

なので、主力メンバーをごっそり入れ替えて、チーム刀太、を作り上げるしかなかった。

だってもはや、最低でも太陽系を賭けた戦いだものね。

あと、魔族って完全に悪役顔だからなーw


それにしても、その最終決戦で、全く戦力としてあてにならないフェイトって、マジで不憫だなw

てか、フェイト「司令」って、何の「司令」だよ!お前!って感じでw

すっかり、ネギま!のときのゲーデルみたいになってしまったw

まぁ、フェイト司令については、地球防衛に頑張ってもらうとして。


今回は、

前半が、しょうもないエッチ自慢をする女子会のラブコw、

中盤は、ゲンゴロウ語りによる「異世界転生」の「なろう」、

で、終盤は、ワープして冥王星に乗り込むSF、

って感じで、ものすごく忙しなかったのだけど。


この中でやっぱり気になるのは、ゲンゴロウの発言による「この世界はゲームの中の世界じゃないのか?」って疑問ね。

これ、割とマジで、このUQH世界の成り立ちに関わる発言だよね。

それが最終回間近の最終決戦の入り口で語られた、という事実も含めてね。

もっとも、ゲンゴロウの不死の秘密が「残機制」ってわかったときから、刀太のいる世界がゲーム世界ではないか、という予測はあったわけだし。

ゲンゴロウにしか見えないステイタス画面も、以前から描かれているから、それは気になってはいたんだよね。

もちろん、この世界がゲーム的論理で組み立てられた世界なら、甚兵衛の「イレカエ」の説明の際に、いかにもそれって感じの、ゲーム盤を見下ろすようなゲーマス空間にいるのも理解できるし。

今回、しれっと、甚兵衛が「イレカエ」を使っていたのも、そのことを思い返すためのもののように思えるし、

フェイト「司令」も思わず驚いた、冥王星の惑星カロンの突然の出現も、イレカエの応用だと思えば理解できるし。

ゲンゴロウが甚兵衛に惹かれたのも、多分、ゲンゴロウの操るイレカエに、残機制の謎を解く鍵があると、直感的に思ったからなんだろうな。


要するに、刀太の世界は、SAOにおける「アンダーワールド」みたいに思えばいい、ってこと。

刀太たちは、ユージオのようなフラクトライトからなるアンダーワールド人で、

ゲンゴロウは、キリトのようにログインしたリアルワールド人ってこと。

もしかしたら、キリヱもリアルワールド人かもしれない。

だって、ゲンゴロウが刀太の世界に移ったのは、異世界転生にありがちな自動車事故で死んでしまったからだけど、

キリヱの能力である、リセットする人生も、死が発動条件なわけで、いわばリゼロのスバルの「死に戻り」の死に戻りポイントを自分で制御できる、ってことだから、ゲームっぽいよね。


ともあれ、前回キリヱを襲った「死に戻り」能力の欠如がそのまま放置されたままのところで、今回のゲンゴロウの突然の告白が重ねられた、ということは、キリヱとゲンゴロウの能力が原理的にはかなり似通ったものであることが暗示されている。

で、そうなると、キリヱから不死力を取り上げたダーナは、ゲームシステム内のバランスを管理するカーディナルプログラムみたいなものと思えてくる。


もう一つ、この「UQ Holderの世界はゲーム世界である」という考え方をサポートするために出されたのが、あの、ネギの残した手帳。

あの手帳って、『ネギま!』のときに、ネギがVSラカン戦で使ったアーティファクトだよね。

ネギが仮契約した生徒たちのパクティオ能力をカードのように差し込んで使えるようになるやつ。

まさか、あの手帳がここで出てくるとは思わなかったけど。

『ネギま!』以来ずっと、いままで、パクティオカードの「発行者」は誰なのか?という疑問が残っていたわけだけど、今回のゲンゴロウの話と合わせると、パクティオシステム自体、実はゲームシステムがプレイヤーに与える異能、と解釈すればすむことになる。

つまり、今回のUQHの決戦は、UQHの世界だけでなく、ネギま!の世界の解明にもつながる話になりそう、ってこと。


その場合、魔力の発生源とかも、完全にゲームシステム内の設定ということになるよね。

で、さらにいえば、ヨルダによる「完全なる世界」の計画も、ゲームシステムないしはゲーマスの目から見れば、意志を持ったNPCによるシステムへの反乱、ってことになる。

ヨルダ自身が、バグったNPCってことね。


で、さらに、こうした「この世界はゲーム世界だ」という考え方を強化するのが、さっき触れた「ネギのアーティファクト手帳」がわざわざ「本の中」に隠されていた、ってところ。

つまり、これって「本の中の本」の可能性についての暗示だよね。

だったら、「マンガの中で作中劇として描かれたゲーム」というも、ありでしょ?ってことで。

キリヱと三太とナナコが、ネギの手帳の鍵を探しにいったところも、麻帆良学園の図書館島だったし。

もう、この世界が「虚構内虚構」であることは、今回、かなり明らかにされている。

まぁ、それが、一番簡単に、UQH/ネギま!世界の、あれこれの設定を説明できるのだけどね。


もちろん、こうした読み方自体、赤松健が、最終回前に仕掛けたミスリードの可能性もなくはないけどw

でも単純なミスリーディングというには、今回、「虚構内虚構」を匂わせる描写が多すぎるんだよね。

しかも、そこにつながる描写が、これまでに散発的になされてきていたわけで。

なんといっても、パクティオシステムが、ネギま!から続いてUQHでも採用されていたことも大きい。

超鈴音による渡界機の発明も理解可能だし。

要するに、この世界はゲーム世界だ!と言われれば、全部、あっという間に説明できてしまう。

そういう意味では、今回、わざわざ、近衛ほのかと近衛いさなをコールドスリープから目覚めさせて登場させたのも、実は彼女たちは、近衛木乃香と刹那の身体のバックアップ、いわばゲンゴロウの「残機」のような存在だったんじゃないかな。

で、ほのかといさなが、闇落ちした木乃香と刹那の前に現れることで、闇落ちが浄化されて木乃香と刹那が復活する、とかいう展開。


ただ、最後にまだ、この「虚構内世界」があくまでもUQHのみで、ネギま!は違う、という可能性もなくはないのだけど。

でも、だとすれば、このUQHゲーム世界の創造者は、きっと間違いなく千雨だよね。

ネギくんのパートナーとしての千雨。

千雨が、VSヨルダ戦に備えて、ネギくんの「勝ち筋」を見つけるためにシミュレーションを行うことを目的にして、それこそ、彼女のアーティファクトで作り出した電脳世界。

だったら、平行世界が複数あってもおかしくはない。

そういう意味では、刀太がネギくんの孫という名の一種のアバターだったように、キリヱは、千雨がUQHゲーム内で刀太/ネギと行動をともにするために作ったアバターだったのかもしれない。

つまり、刀太=ネギ、に対する、キリヱ=千雨。

なーんか、そんなふうに考えると、ぜんぶがしっくり来るのだけどw

いやー、だって、千雨って、そうとう嫉妬深いじゃんw

あ、そうか、このゲームの製作には、茶茶丸も関わっているのかもねw


まー、これはもはや半分以上、こちらの願望が反映されてしまっているけどw


さてさて、残り7話(だっけ?)、どうなることやらw


あ、そうそう、ゲンゴロウが愛した人って誰なんだろう?

なんか狐耳の獣人のような感じだったけど。

最終決戦にその人も現れるのだろうか?

そして、本人も言っていたように、65535機の残機を使い切ったら、ゲンゴロウはどうなるのだろう?

なんか、むりやりキリヱのために、ゲンゴロウがこの残機を全部使い切るような無茶をしでかしそうな気もするのだが。

さてどうなるのだろうね?


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グレイプニル 第65話 『クレアの願い』 感想: クレアのボッチ恐怖症がイヤボーンの引き金になるのか?

2021-07-09 01:27:52 | グレイプニル
あれれ、ホントに三船さん、死んじゃったよ。

それが引き金になって、海斗vs修一&クレア、のバトルがひたすらエスカレートしていって、それだけで今回は終わってしまった。。。


ただそれも、海斗がむりやり修一を本気にさせようとしているだけのようで。

途中で、俺を倒せなきゃ、ほのかを倒すなんて、無理無理無理!って具合で、完全に煽っているし。

もうこれ、海斗が、自分が蘇らせた、というよりも新たに生み出した「怪物ほのか」を倒すために、修一に特訓の機会を与えているだけのようにしか見えないんだよなぁ。

そういう意味では、海斗の望みって完全に歪んでいるだけど。

ただ、その結果、今回、最終的に促されているのは、どうやらクレアの覚醒のようで。

問題は、はたして、この「クレア・ファクター」を海斗はどこまで知っているのか。

ただ、過去の記憶のなかにあったように、海斗はクレアのことを化け物呼ばわりしている。

加えて、修一自身、クレアを締め上げている場面もあった。

となると、海斗の狙いは、合体した修一&クレアを徹底的に傷つけることによって、今回の最後にあったように、修一が変身を自発的に解いて、クレアの命を救おう、とするところまで含まれていたのかもしれない。

裏返すと、海斗自身がすでに、ほのかの成敗のためには、クレアの力が必要だ、と感じている、ということだよね。

で、ここまでくると、もうクレアもすでにコインの力を手に入れていて、その記憶を誰かによって、あるいは自分自身の力で消し去っているようにしか見えないのだけど。

要するに、クレアが、最後の鍵を握っている。

まぁ、だから、エレナはエレナで、クレアを遠ざけようとしたのかもしれないけれど。

ということは、次回、そのあたりが明らかにされるのだろうね。

一番、安直な見方は、そのクレアの秘められた力が「グレイプニル」と呼ばれるものなのかもしれない。


たださー、その対価が、三船さんの理不尽な死、ってどうなのだろう?

前にも書いたように、ちょっとこの作品、何をしたいのか、わからなくなってきた。

加えて、面白いか?といわれると、前ほどにはそうは感じなくなってきた。

とにかく、展開がのろい。

あと、物語の解決に関係する者が少なすぎ、てか、内輪すぎ。

さすがにこれだとワクワクしないんだよね。

ここまで来ても、まだクレアの正体を明かさないようなら、そろそろ見限るのもありかなぁ、と思わせられるくらい。

だんだん思い始めているのは、仮にクレアに何らかの能力があったとしても、その能力はコインと引き換えに得たものではないんじゃないのかな、ってことで。

むしろ、クレア自身が、宇宙人の一人なんじゃないのかな。

だって、この物語において「記憶」って全然当てにならないわけだから。

クレアが自分の記憶と思っているものの、適当にあつらえられたものでしかないのかもしれない。

てか、クレアが宇宙人なら、その名前がきっと「グレイプニル」なんだよ。

あ、でも、ほのか同様、クレアも虫でできている、というのもありえるかw

ともあれ、とにかくクレアの正体をいい加減、明かして、物語を次のステージに進めてほしい。

エレナたちは、一体、いま、何をしているのだろう?

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