酔生夢死の日録

ド素人が好き勝手に語る妄言です

批判殺到・長野のスローイング

2010年04月10日 | 野球
昨日の巨人ー中日戦は、私の地区では地上波テレビの中継がなかったので

ラジオを聴いていた。


そして結果的に試合のポイントとなった5回表の1死2塁の場面。

森野のライト前ヒットを処理した長野が、本塁へノーバウンドで

しかも捕手の阿部がジャンプして取るような高い返球をした。

このため打者走者の森野は楽々2塁へ行った。


これに対して解説の元木大介がずいぶんと怒っていたので

私はむしろそれに驚いたというか、たじたじとなったものだった。

彼は「ホームへノーバウンドで投げることくらい、プロなら誰だって出来る。」

と興奮冷めやらぬ風だった。


これについては今朝の日経新聞でも

 「・・・長野は、2塁走者が3塁で止まっているのに、カットマンの頭を

 はるかに越えるノーバウンドで本塁返球。

 強肩を見せようとしたような不用意なプレーのスキを見逃さず、

 森野は2塁を陥れた。」


結局この1死2・3塁の場面で、ブランコがセンター前へ抜けるヒットを打ち

2点を追加して5-0となったのだ。

しかしこのヒットはクリーンヒットではなかっただけに、

巨人が前進守備(追加点阻止のためのバックホーム狙い)をしていなければ

併殺が取れたと思われる。

1死1・3塁なら、併殺で追加点なしで済んだはずだ。


最悪の結果になったから、元木の怒りが収まるわけがない。

しかも巨人はその回の裏に4点入れて5-4としただけに

日経もこう書く。

 「終盤までもつれた試合展開。

 この2塁進塁から手にした得点がなければどうなっていたか。」


 
実は長野は2回にも同様の返球をしていたようだ。

2回の中日の攻撃で、連続犠牲フライがあった時、

事情を知らずにラジオを聴いていた私は、珍しいこともあるものだな

と思っただけだった。


フライの飛んだ位置はわからないが、通常2塁走者が犠牲フライで3塁に進む

のはかなりの冒険だ。


結局長野はまもなく交代させられたわけだが、長野にはそういう送球をする癖が

あることは、中日側も事前に知っていたらしい。


まあ、中日ファンの私としてはありがたかったから、

長野には慌てて直さずに、じっくり時間を掛けてほしいところだ。