酔生夢死の日録

ド素人が好き勝手に語る妄言です

落合元監督の非礼

2011年12月27日 | 野球
プロ野球ではホームゲームで勝った場合、ほとんどのチームが試合終了後に選手

及び監督がライン上に並んでスタンドの観客に向かって礼をする。

私が初めて見たのは数年前の仙台・クリネックススタジアム宮城でのことで、

当時の野村監督が、選手と共にレフト寄りの席まで足を運んで礼をしていたのを

見て、こういうことをするのはいいなと思ったものだ。


どのチームが最初に始めたのかは分らないが、これは他チームにも広まって

行ったようだ。

ところが、中日の落合元監督はなぜかこれをしなかった。

私はこのことを知ってからというもの、ずっと気に掛かっていた。

彼がしない理由はもちろん分からなかった。

私は気になって他球団の監督を見てみたが、私が見た範囲では皆していた。


さらに私はツイッターで意見を述べたのだが、反応は殆どなかった。

と言うよりも、「試合は選手がするもの」だから監督の礼は不要というような

極端な意見を見せられて私は呆れるより他なかった。


そして2日ほど前に、質問投稿サイトに疑問をぶつけてみたのだが、

その反応には驚くばかりだった。

中には「ファンに媚を売る必要はない」などという暴論もあって、私は

絶望する他なかった。

また(監督が礼をしなくても)「何の問題もない」と言う人もいて、

本当に嫌になった。

一般的に言って、野球ファンは興行という意識が薄いように私には思われて

仕方がない。

選手のあの高額の年俸を支えているのは言うまでもなくファンである。

ファンに礼をするなどというのは、常識以前のことではないだろうか。

しかし中にはこういう人もいる。

「金払って応援してやってるのに頭も下げないとはどういう事だ!!みたいな

のは好きじゃないんで。あえて問題にする事では無い気はします」


何も力関係の問題ではないのだ。

どうしてこの程度のことができないのかという問題だ。

それはただの無神経・無理解というか横着そのものに私には見える。

プロスポーツの原点である興行ということを意識しないなどということは、

言語道断である。