酔生夢死の日録

ド素人が好き勝手に語る妄言です

「異常はない」けどCT検査

2007年09月06日 | 病気
これは数年前に私が体験した「医は算術」の実例です。


会社の健康診断で指定のクリニックで検査を受けた私は

後日「横隔膜異常」との診断を受けあわてて病院に向かいました。


そのクリニックは実態は院長の個人病院(開業医)なのですが

日時限定で外部の専門医が診察するようで

私は呼吸器科の若手の医師の診察を受けました。


その医師は健診時のX線写真を見るなり私に

「これは異常無いですね」と言ったので私もほっとしました。


ところがその医師はまもなく「ちょっと待ってね」と言って

診察室を出て行き、2分程して戻ると今度は

「念のためにCT検査をしましょう。費用もそんなに掛からないから」

と言い出したのです。


当然私はCT検査を受けたのですが、その結果は

「きれいな肺ですね」でした。


そこでとりあえず安心した私でしたが、後でよくよく考えてみると

これは健診時の「横隔膜異常」との診断(恐らく院長がした?)が

極めて疑わしく思われます。


再診時の専門医が自信ありげに「異常なし」と言ったのにも拘わらず

診察室を出て誰かに「病院の事情(都合)」を聞きに行って

戻ってきたら「念のためにCT検査」に変わったのでしょう。


そのクリニックは当時CTを導入したばかりだったのです。

検査を多用して経費を稼いでいたと考えるのが常識でしょう。