昨日のNHKの「みんなで日本GO」は中々興味深い内容だった。
それは有名人の発言が、いつの間にか本人から離れてしまい、
やがてマスメディアによって”修整”されてしまい、元の言葉とは違った言葉
として流通してしまうという問題である。
番組ではまず、プロ野球の長嶋茂雄の引退時の「巨人軍は○○に不滅です。」
という言葉を取り上げていた。
これは正解(本人の言葉)は「永久」で、「永遠」は後日に広まったものだ
そうだ。
しかしこれなどは、私にはさして大きな違いが感じられないし、
取り立てて問題視するほどのことには思えないのだが、
次に取り上げられたマラソンの有森裕子の場合は、少々事情が異なる。
有森は「自分で自分を褒めてあげたい。」と言ったことで
有名になっていた。(はずだ。)
実際、スポーツ選手でこの言葉を口にする人が一時かなり多くて、私などは
辟易したものだった。
それが実は、本人は「自分で自分を褒めたい。」と言ったというのだ。
言うまでもなく、これでは意味合いがまるで違ってしまう。
私が「自分で自分を褒めてあげたい」という言葉に強い違和感を覚えた理由
そのものが、これでは消えてしまうことになる。
話は変わるが、江本孟紀(元プロ野球選手、先日の参院選で落選)も
「ベンチがアホやから」という有名な言葉で監督批判をしたとされているが、
以前本人が「そうは言っていない。」と発言したことを私は記憶している。
スポーツ紙が、売り上げ目的にセンセーショナルに書くことは
今に始まったことではないし、今更目くじらを立てることでもないとは思う。
しかし1スポーツ紙に留まらず、メディアに都合よくデフォルメ(修整)された
言葉が、圧倒的に広まることの危険性にも注意が必要だろう。
それは有名人の発言が、いつの間にか本人から離れてしまい、
やがてマスメディアによって”修整”されてしまい、元の言葉とは違った言葉
として流通してしまうという問題である。
番組ではまず、プロ野球の長嶋茂雄の引退時の「巨人軍は○○に不滅です。」
という言葉を取り上げていた。
これは正解(本人の言葉)は「永久」で、「永遠」は後日に広まったものだ
そうだ。
しかしこれなどは、私にはさして大きな違いが感じられないし、
取り立てて問題視するほどのことには思えないのだが、
次に取り上げられたマラソンの有森裕子の場合は、少々事情が異なる。
有森は「自分で自分を褒めてあげたい。」と言ったことで
有名になっていた。(はずだ。)
実際、スポーツ選手でこの言葉を口にする人が一時かなり多くて、私などは
辟易したものだった。
それが実は、本人は「自分で自分を褒めたい。」と言ったというのだ。
言うまでもなく、これでは意味合いがまるで違ってしまう。
私が「自分で自分を褒めてあげたい」という言葉に強い違和感を覚えた理由
そのものが、これでは消えてしまうことになる。
話は変わるが、江本孟紀(元プロ野球選手、先日の参院選で落選)も
「ベンチがアホやから」という有名な言葉で監督批判をしたとされているが、
以前本人が「そうは言っていない。」と発言したことを私は記憶している。
スポーツ紙が、売り上げ目的にセンセーショナルに書くことは
今に始まったことではないし、今更目くじらを立てることでもないとは思う。
しかし1スポーツ紙に留まらず、メディアに都合よくデフォルメ(修整)された
言葉が、圧倒的に広まることの危険性にも注意が必要だろう。