酔生夢死の日録

ド素人が好き勝手に語る妄言です

ヒアルロン酸○○のあざといCM

2010年07月08日 | テレビ
膝の痛みを抱える高齢者向けの、○○というサプリメントのテレビCMは

見たことがない人はほとんどいないだろう。


芸能人を繰り出したあのあざといCMは、私などは見る度に不愉快になる

ばかりである。


しかし先程見たCMでは、何とW杯に絡めて元サッカー選手を登場させて

「トレーナーに薦められて○○を飲んでいる」と言わせている。


さすがに、このしたたかさには呆れるばかりであった。


参考までにネットでの評判を調べてみると、通常この種のサプリメントの評判は

極めて悪いのが普通なのだが、この○○に関してはよい評価をするものが

かなり多いことに驚かされた。


私の考えでは、これは会社側が仕組んだポジティブ・キャンペーン

(意図的な高評価=ヤラセ)だとしか思えない。


その意味で言うと、この会社のネット戦略には空恐ろしさを感じざるを得ない。



話を○○そのものに戻すと、私の母は膝痛の持ち主で、昔から近所の整形外科に

通っている。

そこではカルシウム剤の投与と、痛い時にはヒアルロン酸の膝への注射

受けている。(注射を受けた後は、痛みはなくなるようだ。)


そしてその病院の受付カウンターには、患者への忠告として

○○について実名を挙げて「有効量を摂取するためには、1日に膨大な量を

摂取しないといけない計算になるから、現実的ではない」という意味の表示が

出ているという。


さらには、そもそも膝への注射ではなく、ヒアルロン酸を飲むこと自体の効果

への疑問も出ているようだ。(ヤフー知恵袋


もちろん、○○は医薬品ではなく、効果の確認実験もしない”健康食品”だから

芸能人の言葉に釣られて、その気になって飲み続ければ、この会社は

笑いが止まらないほど儲かることだろう。


しかし、”健康食品”の範疇だから効能表示を禁止されているとはいえ、

”効能と錯覚する表現”がこれほど罷り通っている現状を厚生労働省は

いったいどう認識しているのだろうか。


おそらく関係者には”利益供与”も行われているのではないかと疑いたくなる。