酔生夢死の日録

ド素人が好き勝手に語る妄言です

高木美帆、恐るべし

2010年02月20日 | スポーツ
昨日テレビでスケートの高木美帆がこんなことを言っていた。


「五輪を(他の大会と比べて)特別に意識しないようにと思ったが

そう思うこと自体意識していることだから・・・」


これが中学生の発言だろうか、と私は驚いた。


もちろん五輪レベルの選手なら、メンタル・トレーニングも受けているだろうが

それにしても、この意識のレベルの高さには恐れ入った。


先日も書いたように、高木美帆には精神面での心配は無用に見える。

出来れば浅田真央に、この精神の強さを身に付けてもらいたいものだ。


能力があるのにも関わらず、それを発揮できないのは(体調に問題がなければ)

精神面での問題が大きいように私は思っている。


話は飛ぶが、北京五輪・柔道の金メダリスト石井慧も精神力の強さでは

群を抜いていたように思う。


それはともかく、高木美帆には27日の女子団体パシュート(追い抜き)では

ぜひとも一矢報いて欲しいものだ。







カーリングに開眼(英国戦を見て)

2010年02月20日 | スポーツ
今日のカーリング女子・日本対英国戦は抜群の面白さだった。。

手に汗握るというか、息詰まるというか、まさに固唾を呑んで見守っていた。

先日アメリカに辛勝した時に、解説者が「胃が痛くなる」と言っていたが

その気持ちも分かろうというものだ。


しかしそれにしても今日の試合はすごかった。

特に英国のスキップ(主将)がスーパーショットを連発して度肝を抜かれた。

まだ19歳だそうだが、父親がカーリングの金メダリストだったらしい。

さすがはカーリング発祥の地(スコットランド)の選手だけある。

聞くところによると、彼女は世界トップクラスの選手だそうだ。


試合の話に戻ると、6-4の日本リードで迎えた第9エンド(第10エンドで

試合終了)のスキップ対決は、それは凄まじいものだった。

このエンド、後攻の日本のスキップ・目黒が第7投でナイスショットを決めて

有利に立ったと思ったのも束の間、英国のスキップが第8投でそれを上回る

ものすごいショットを決めて来た。


止む無く日本は、この第9エンドは相手の得点を最小の1点(スコア6-5)

にすることによって、最終の第10エンドで圧倒的に有利な後攻を取るという

選択をしたかに見えた。


ところが目黒が投じた最終第8投は、驚天動地のミラクルショットであった。

なんと5点をもぎ取るウルトラショットで試合は突然終了した。

(英国は最終第10エンドだけでは、11-4のスコアを逆転できないから

ギブアップして試合終了となったのだ。)


このあたりでは解説者もずいぶん興奮していて、それも面白かった。


実はこの試合の前までは、私は「惜しい試合」と言い続けて負け続けるという

悪いパターンを心配していたのだった。


う~ん、カーリング恐るべし。