パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

アナログ(レコード)の勝ち!

2007年12月23日 11時20分07秒 | Weblog
生が一番いいに決まっているけれど
予算、時間、会場への距離の関係で
録音された媒体を通じて楽しんでいる音楽

20年程使っていたアンプが少しばかり変な音を出し始めたので
思い切って替える事にした
専門店に行って勧められたのが
真空管アンプのWoodham 2.0
(300B管と言う有名な真空管を使っているらしい)
そしてレコード用のフォノイコライザーは
EAR834P-5

今までのものはuesugiのキットのプリアンプに
LuxmanのMQ30Sのパワーアンプ
フォノイコライザーは DENONのAUなんとか
スピーカーはタンノイのスターリング

金額的にはだいぶ上がってしまうが
年齢的にそろそろ最後の買い物近くなってきた(?)ので
自分へのご褒美(?)という言い訳を
自分自身に言い聞かせ
勧められたものを購入する事にした

そして昨日がその一式が家に届いた日
購入はもっと早くから決めていたけれど
300BのWE製が年末の今まで入らなかったので
楽しみを後伸ばしにされたわけだ

さてセットが終わって聞こうとしたが
夜遅くなっていたので
お楽しみは今日に伸ばし
朝食も終わって一息ついたころ聞いてみた

まずCDでドヴォルザークのアメリカの第2楽章
ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団のもの
この演奏は音が生々しくて(特にチェロ)なおかつ
演奏者が音楽を信じきっているように思われて
お気に入りの一つだ

うん!ヴァイオリンの音が艶っぽい
表情が一段と豊かになったみたい
まあまあかな!

ついでレコード
人の声がいいといわれる製品(アンプ)なので
オペラアリア集を聞いてみた

するとこれには参った!
その声の伸びやかな事、
息づかい、発声までしっかり感じられるようで
いわゆるベルカントとはこういうものか?
とまで思いいたった
バックのオーケストラも芯があるしっかりした音で
フォルテになってもうるさくならず
むしろ快感、クライマックスを存分に感じる事ができた

こうなるとレコードを引っ張りだしてあれこれ比較したくなり
マーラーの大地の歌 バーンスタインとウィーンフィルのやつ
モーツァルトのK364の第2楽章などを続けて聞いた

一段落するともう一度CDに戻って
バッハのカンタータ78番を聞いてみたのだが
先ほどまでの芯のある音と比べて
きれいはきれいなのだが、何か物足りない
それなりに楽器の音は生っぽい
しかし、、、

どうも比較をしてしまうとレコードに
軍配が上がってしまいそうだ

レコードは面倒なので聞かずにいて、
その音も忘れてCDばかり聞いていれば
何ら問題はないかもしれないが
面倒でもこうやって針を落として聞くと
うーん、音も柔らかいし、低い音も力があるし
CDはまだまだかな?
と思わざるをえない

そういえば進歩が著しい1眼レフカメラの分野でも
デジタルはまだまだアナログの表現力には追いつかないと
言う人が多いとか!

とはいうものの便利さの観点からすると
自分もCD、デジカメは捨てがたいどころか
こっちが主流になるだろう

生に行けない埋め合わせをする時にはレコード
インスタントラーメン、インスタントコーヒーを楽しむように
そういった音楽の楽しみ方をするならCD
そんな使い分けがいいかもしれない

だがやっぱり便利さに負けてしまいそう、、、
音はレコードの勝ちなのだが、、、



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1 コメント

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Unknown (元ベース弾き)
2007-12-23 15:10:51
すごいこだわりに驚きです。
ほとんど「病気」の世界ですね。(笑)
私はハードのことは分かりませんが、音楽は好きです。
私も普段は便利さに負けてCDが多いのです。
圧倒的にレコードのほうが量は多いのですが。
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