パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

26年 年京都初詣 

2014年01月03日 11時20分06秒 | 旅・旅行
去年は岩清水八幡宮
一昨年は下鴨神社
その前は仁和寺
もっと前には、伏見稲荷、北野天満宮
毎年2日に新幹線に乗って京都に初詣に行っている
電車も割合空いるので、行き帰りのストレスは殆ど無い

京都への行き先は徐々にマニアックなところになりつつあるが
今年は日向大神宮と吉田神社

まずは京都駅から地下鉄に乗って途中で東西線に乗り換え
蹴上で下車、2番出口から少し歩くと

案内がでている
この先を10分位(?)上り坂を歩いて行くと到着
最後の階段を登ると

手前に見えるのが外宮、奥に見えるのが内宮
しかし祀られているのは外宮は伊勢とは違う神様
内宮も天照大御神は一緒だが他にも3柱祀られている

これだけ正式なものなのに人出は少なく(少なくとも2日は)
ひっそりしている
賑やかくないだけ厳かな感じもする
内宮の左手を登ると

天の岩戸の洞窟  パワースポットでくぐり抜けるといいらしい

ここにはその他いろんな神様が鎮座されている
どのような基準で選ばれているのか

この後伊勢神宮を望むことができる(と言っても方向だけ)ところまで
登って京都市内を一望
眼下には赤い鳥居が平安神宮、その先の緑の多いところが御所
そしてその先がお伊勢さんということらしい


来た道を戻って次の向かうのは南禅寺方面
今回は南禅寺ではなくいつも素通りしてしまう金地院
この日は特別拝観をやっていた
よく目にすることのある長谷川等伯のテナガザルの屏風があった
近くで見ると荒々しいタッチなのだが
遠くで見るとふわっとした体毛に見える

この方丈の前が小堀遠州のつくった庭

徳川さんの代々の繁栄を願って常緑樹ばかりの庭だそうだ
白砂の直線と緑のコントラストがスッキリして思索的というより
今眼の前にある美に心地よさを感じる

方丈の建物も見どころいっぱい
茶室なども説明を聴くとなるほど
と思ったりするが、この時はっきり自覚したのは
自分は侘び寂びの世界よりも今は(将来は分からないが)
雅の美しいものと感じる感覚のほうが共感できる

直線のスッキリしたつくり
その中にもちょっとした工夫
お公家さんの趣味の良さ
今はそちらに惹かれている

金地院を出て南禅寺界隈を歩くうちにお腹が空いてきて
混雑を避けるために気張らずにちょっとした食堂で
鰊そばで昼食

食べて神宮道に向かう途中見つけたのが瓢亭の文字

ここが卵料理で有名な瓢亭か
まだお腹には入りそう
と思ったが、値段を見たら、次の機会でいいや!
と財布が拒否していた

吉田神社は京大のすぐ近く
一見普通の神社とおもいきや

山の高いところにある斎場所大元宮がとても変わっている
普通の四角形の形ではない多角形の建物
何でこんな建物にしたのか

吉田神道の創設者、吉田兼倶は密教・儒教・陰陽道・道教などの
などの諸宗教・思想を統合しようとしたらしい
なかなかおもしろそうな人物
その教義というより人物に興味が行く
また時間を見つけて調べてみよう

日向大神宮・金地院・南禅寺界隈そして吉田神社と
歩きづめだったので一休みを考えたが
どうせなら虎屋の「菓寮 一条店」で季節の生菓子を
と考えて、川端通を北に登って今出川に出て賀茂大橋をわたって西へ進み
御所の北を歩いて(同志社大学は御所の北のとんでもなくいい場所に位置している)
烏丸通を南下
やっと目的地に到着
店内は満席、順番待ちに名前を書いて待つこと5分位

オーダーしたのは季節の和菓子と抹茶のセット
幾種類かあったがお菓子は色がきれいな御好春気色を選択した


いや~、これが美味しかった
一口食べた瞬間「美味しい!」と声が出た
もしかしてこの日一番の感動だったかもしれない
そのくらいの印象的な出来事
疲れていて甘みを体が要求していたのかどうかは分からないが
とにかく美味しかった

一口目に感じたあの香り食感は一体なんだろう
二口目には感じることができにくくなってしまったので
却って、それが何だったか気になって仕方なかった

というわけで、時間いっぱい
初詣もグルメも、つまり京都を満喫
来年も同じように来られるといいのだが、、




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1 コメント

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Unknown (ミヤミヤ)
2014-01-18 10:48:55
初めまして。

瓢亭のお写真、アングルがとても良いですね!

私も紅葉の時期にでも行きたいと思います。
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