パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

人間は進化(進歩)してる?

2007年01月17日 21時15分30秒 | Weblog
トイレの落書きではないが、
今日昼ご飯に入った店のトイレに色紙が飾ってあって、そこには
「歳をとれば徳を積んで、みんなから慕われるようにして
お金はお墓まで持っていく事は出来ないので執着せずに生きなさい!
というのは表向きの事で、お金があればこそ尊敬されたり、
大事にしてくれるから、お金に執着する事は大事だ」
というようなニュアンスの事が書かれていた

なるほど、これも現実的には真実だろう
そういえば、お金についてはハムレットの中にも
「友達にお金を貸してはいけない、友情がこわれてしまう」
みたいなセリフがあったように記憶している
これもまたシェークスピアが体験した真実だったのかもしれない

感情には厳しく響いたり、美しくない考えだが
こうした現実的な考えは人間の一面を現していて、
なかなか深いものがある

現実的な対応とか対処方法については
中国古典の「韓非子」がいやになるほど人間洞察に満ちて
現実的で読んでおいて損はない本だった

また全部読んでないが「葉隠れ」にも
現実的な対処方法が書かれていたように記憶している
確か、上司が間違った考えにとらわれていたら、
正してあげなければいけない
だが、直接言ったりするのは角が立つので、
別の話をして気がつくようにさせる(だったかな?)

とにかく「武士道は死ぬことと見つけたり」みたいな
堅苦しい話ではなく、むしろ人間観察の鋭さが随所にあって
それを楽しむべきみたいな気もしたのだった

それにしても、古典が今も、このように生命力を持って我々に迫ってくるのは、
科学技術の部分は進歩しても
我々の感情とか心の部分では少しも進歩していないからに違いない

いや、もしかしたら、科学分野の面でも
実はそんなに進歩していないかもしれない
どうも人間のする事はどこか間が抜けている様に思えてならない

だから、人間は万物の霊長!みたいに威張る事なんかしないで
自らも間違いだらけの生物!と考えた方が
それこそ地球にやさしいと思うのだが、、、


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 納豆不足、横並び、共時性、... | トップ | 卵に醤油をかける?かけない? »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事