DALAI_KUMA

いかに楽しく人生を過ごすか、これが生きるうえで、もっとも大切なことです。ただし、人に迷惑をかけないこと。

モンゴル紀行-2

2013-02-15 09:48:16 | ButsuButsu
2008年8月13日

ウランバートルの空港を飛び立ったのは、日本を出発した日の翌日、8月13日午前10時50分だった。

航空運賃は一人589ドル、超過荷物は54kgで199800ツグルクだった。

乗り込んだのは、EZNISという小さな航空会社の小さな双発機だ。

37ある座席はほぼ満杯状態だったが、それでも7~8席は空席だった。

外国人と思われるのは我々だけで、他はモンゴルの人々である。

めったに観光客が行かないような地方に行くのだな、という実感がわく。

比較的穏やかに飛行機は西方へと飛び続けた。

空いていた最後尾の席に移動したブライアンと私は、誰に気兼ねするでもなく窓の外を眺めたり、本を読みふけったりしている。

今日は快晴といってもよいほどの天気で、眼下に広がるステップ状の草原は、いかにもモンゴルらしい景観を見せていた。

久しぶりのモンゴルである。

思えば1996年に初めて占部城太郎とフブスグル湖を訪れたのが、モンゴルの湖との最初のふれあいだった。

早いもので10年ほどの時間が流れ、その間に8回もこの地を踏むことができた。

湖沼の研究者であるということのほかに、若い時分に登山を志していたという経験が、心のどこかの血を騒がしているのかもしれない。

経由地であるムルンまであと少しのところで雲が出てきて、気流が乱れ始めた。
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2月14日(木)のつぶやき

2013-02-15 04:22:21 | 物語
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