小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

富士フィルムX-E1+ソニー・ツアイス・バリオゾナー16-80mmは旅の友になるか? その3 (最終回)

2012-12-21 23:29:45 | 日記
富士フィルムX-E1+ソニー・ツアイス・バリオゾナー16-80mmは旅の友になるか? その3 (最終回)

今回の試みでわかったこと、ツアイス・ズームは使えるかもしれないという気がしてきました。ズームでも色気がでる。 フルサイズ用ツアイス・ズームを買ってもいいかもしれない。
Vario-Sonnar T*ズームレンズ(24-70mm F2.8 ZA SSM) SAL2470Z 希望価格225800
円、最安値 166410円 重量995g
Vario-Sonnar T*ズームレンズ(16-35mm F2.8 ZA SSM) SAL1635Z希望価格 272000円、最安値175800円 重量 860g
を買ってもきっと後悔しないだろう。 
ズームでも単焦点と同様の絵が得られるとするならば、ニコンのナノクリスタル 大三元ズームはどうだ。こちらも単焦点を越していると言われている。
Nikon AF-S NIKKOR 14-24mmF2.8G ED 希望価格272,000 最安値171800円 1000g
Nikon AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED 希望価格273,000 最安値156800円955 g
Nikon AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR II希望価格315000 最安値186900円 1540g
この戦いは面白い。全く違う絵を作るような気がする。高次元の戦いだ。
富士フィルムX-E1で両方を戦わせることが出来るのだ。ソニー・ツアイス αマウントにするのか、ニコンFマウントするのか。MFなら富士フィルムX-E1で両方使えるのだ。 しかし、AFもどうしても必要だ。富士フィルムX-E1で両方試して、気に入った方のフルサイズAFカメラを買おう。すなわちソニーα99かニコンD800Eか。フルサイズミラーレスがでたらそっちの方を優先。これはソニーが先行するだろう。すなわち、AFはソニー、MFは富士フィルムX-E1がソニー・ツアイスとニコンナノクリを使い分ける。 APS-Cとフルサイズは1.5倍写角が違うから、富士フィルムX-E1がAPS-Cを受け持ち、ソニーがフルサイズを受け持てば、レンズ1本で2本分の働きをする。
どうだ、これで決まりだ。富士フィルムX-E1+総計100万円の世界だ。
これで富士フィルムX-E1の存在意義がわかりましたか?レンズが中心軸でカメラが交換されるのです。この次元になるとMFもAFも重要です。三脚立てた時はライブビューで、焦点、露出、ホワイトバランス、時のよっては色温度まで現場で調節することになるので、焦点だけAFという意味が全くないのです。手持ちの撮影、ポートレート、居合抜きスナップ、動き物はAFで。これはαマウントかFマウントか決めなければなりません。さあ、どっちになるか。
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富士フィルムX-E1+ソニー・ツアイス・バリオゾナー16-80mmは旅の友になるか? その2

2012-12-20 20:52:09 | 日記
富士フィルムX-E1+ソニー・ツアイス・バリオゾナー16-80mmは旅の友になるか? その2

横浜、赤レンガ倉庫クリスマスマーケットの写真を載せましょう。カメラは全て富士フィルムX-E1+ソニー・ツアイス・バリオゾナー16-80mmです。家内はドイツが好きで、一人で冬にドイツ旅行をした時の思い出があって、ドイツからの資材で作っている横浜、赤レンガ倉庫クリスマスマーケットに行きたいというので付き合うことにしました。 当方の目的はマーケットでなくて、歩くことです。毎日1万歩と多少のダイエットによって緩やかではあるが間違いなく体重の減少が起きるはずであるという仮説を立てて行動を始めて3カ月になります。家内と2人で活動量計を使い始めてから、毎日の歩く量にとても気を使うようになりました。休みの時は、なにかとイベントを作って歩く。まだ、週3日はデスクワークですから平均1万歩は達成出来ていませんが、休みの時は平均1.5万歩はいっているでしょう。これに基礎代謝をアップする汗をかく運動が加われば間違いなく体重減少が加速するだろうという予感がしています。こういう動機がなければ、当方がイルミネーション主体のイベントに行くことはまず無いでしょう。このイルミネーションは最近大はやりですが、当方にとっては、イルミネーションというのはアメリカの何もない原野の真ん中の都市が、景気付けにやる手法という過去の記憶が支配しています。何もない原野を走ると、ポツンとホテルに出会って、何から何までイルミネーションで飾りまくる、そのまわりは真っ暗な原野という具合です。まあ、若い方の夢を壊してもしょうがありません。イルミネーションの写真をいっぱい載せます。 富士フィルムX-E1のISOを最初は1600,後半は3200にしてノイズリダクションを+2にして、手持ちで撮影しています。これでいいのか、いけないのかわかりません。当方は写真は夜に撮るものでないと思っているので、夜景はまじめに撮ったことがありません。なぜって、そこには色がないからです。イルミネーションは自然の色ではありません。明るい単焦点レンズを持っていったのですが、富士フィルムX-E1+ソニー・ツアイス・バリオゾナー16-80mmで問題ないので、結局使いませんでした。
  
予想通り、富士フィルムX-E1の価格が1万円近く下がっています。まだ1カ月しか経っていないのに。 富士フィルムX-E1を高級コンデジのつもりで使うと、高い上にレンズが無い。昨日も言ったように、1本のレンズで旅に出られない。 デジイチの代わりとして使ってもレンズが無い。現状では当方みたいに、アダプターを付けて、他社のレンズを付けてMFで撮影する目的にしかフィットしない。この目的では現状ベストのミラーレスと思います。三脚付けてじっくり撮影です。 この前、価格comで富士フィルムX-E1のレビューをずっと読んで行ったら、とてもペンタックスファンが多くて、ペンタックスリミテッド単焦点レンズとツアイス単焦点レンズを付けている方がいっぱいいました。当方と同じ考えの方が富士フィルムX-E1を買っているのです。しかし、これはカメラ人口から言ったら、まったく微々たる人数です。当方がいくらEVF/ライブビューやミラーレスによるレンズ中心主義を唱えたって、ほとんどの方は何をいっているのか理解もしなければ、興味もない。 シルバーがいいだの、皮ホルダーがいいだの、せいぜいAFが早いだの言っているだけです。富士フィルムさんはX-E1をいっぱい売ろうとおもって沢山作ったものだから、供給過多になって値下がりしているのでしょう。予想通りです。といってももう買ってしまったのだから、値下がりしようがしまいが関係ありません。当分2台目を買うこともないでしょう。フルサイズミラーレスの出現まで、お金をとっておく必要があるからです。在庫がはければ値下がりがストップするでしょうから、皆さんは買い時の判断が難しいでしょう。2月初旬くらまで下降が続くか、もっと前にとまるか? 富士フィルムX-E1はいいカメラですよ、一般の方がそう簡単には理解できないだろうと思っているのです。 いいカメラだから絶対買いなさいと言ったって、現状ではレンズの種類が皆さんの要望を満たすことができないのですから。 将来を考えて、今のうち買っておきなさいという理由もないし。 三脚立てて富士フィルムX-E1を使おうと思う方以外はせいぜいシルバーがかっこいいと言って買うくらいでしょう。

富士フィルムX-E1を買って、使えることがわかったので安心しているのですが、特にうれしいという感激はないのです。ツアイスや単焦点の良さはペンタックスK5で知っているし、ローパスレスやEVF/ライブビューの良さはリコーGXRで知っているし、富士フィルムX-E1で重量も軽くしたし、あと撮影で残っている問題点は自分の力量だけになってしまいました。追い詰められて、これはとっても憂鬱です。富士フィルムX-E1は人を憂鬱にするカメラかもしれません。 もう言いわけがなくなって、問題点は自分の力量であることを思い知らされるカメラだからです。































ホットワインです。















ここから、五反田、上大崎間の目黒川に出現したピンクのイルミネーションです。








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富士フィルムX-E1+ソニー・ツアイス・バリオゾナー16-80mmは旅の友になるか?

2012-12-19 23:32:59 | 日記
富士フィルムX-E1+ソニー・ツアイス・バリオゾナー16-80mmは旅の友になるか?

東北被災地復興支援ツアーで2日間、富士フィルムX-E1+ソニー・ツアイス・バリオゾナー16-80mm で通しました。写真はもう載せました。 今日は、同じ組み合わせで、横浜、赤レンガ倉庫のクリスマスマーケットでちょっと夜の風景を撮影。感想は申し訳ありませんが、特にありません。旅の友としては、富士フィルムX-E1+ソニー・ツアイス・バリオゾナー16-80mmは何の問題もなく、推移しています。 全部MFです。 右上のview modeボタンを押してEVFを拡大し、手動でピントを合わせて、もう一度view modeボタンを押すともとの倍率にもどるので、もう一回フレームをとってシャッターを半押しにして、露出が合わなければ、画面の中心をずらして、丁度よい露出を出すポイントで半押ししてそのまま元のフレームに戻してシャッターを押しきる。露出を一定にアンダーやオーバーにするときは、右上の露出補正ダイアルで補正する。無論、露出補正を全部ダイアルでやってもいいのですが、結局両方の方法を混ぜて補正しています。旅の時は時間がないので、ホワイトバランスはあまりいじりません。ライブビューですから、撮れる画像が見えているので、露出のズレは気になりますから、露出の補正をデジイチのときよりずっと頻繁に行うことになります。だいたい時間が無いので、ピントを完ぺきに合わせたつもりでも、ズレていることもありますし、手ブレや相手がブレることもありますから、それは撮ってから見て、撮り直すことになりますが、しかし、大きいモニターでみないと結局、成功か失敗かはよくわからないので、2,3枚とって、次に行ってしまうことが多い。以上、MFは大した手間ではありません。AFでじたばたしているより早いかもしれません。 まあ、旅の友・撮影はいい加減です。いってみれば、適当モードの撮影を旅の友と言っているということです。
この組合せでいいところは
1、 バリオゾナーでもちゃんとツアイスの色がでる。
2、 解像度はよろしい。この点、ツアイスとX-E1のなせる技である。
3、 操作性に問題なし。ライブビュー/EVFは何度も言っているように大変結構である。 これが富士フィルムX-E1の真髄である。使ったことのない人は、使って、その御利益を承知したうえで、文句がある方は文句を言うようにしましょう。
4、 ツアイス・バリオゾナー16-80mmの写角が大変よろしい、特に16mmがあること。
5、 いまのところ周辺光量が不愉快に落ちることは無い。
6、 高感度撮影でも特に気にならない。必要に応じてガンガン、感度を上げて撮影するので、レンズが暗いことはあまり気にならない。 今や、暗いところを撮影するからといって明るいレンズをつかうという概念がなくなりつつある。暗いところでも、高感度に設定すれば、EVFはちゃんと見えてくれて、ピントを合わせることが出来る。
7、 とうとうアダプターが3種になってしまった。 AマウントからXマウントへ絞り付き、KマウントからXマウントへ、絞り付きと絞りなしの2種。物置から数十年昔のミノルタMDレンズを3本見つけたのでMDマウントからXマウントアダプターを買い足そうかと思っている。そのうち一本はF1.4だものね。どんどんX-E1に付けられるレンズが増える。
問題点は
MFでは動く物は撮れません。旅の友でも、たまに動く物を撮る必要が出てきます。その時はあきらめる。居合抜きスナップをやろうと思うと、それはできません。解像度のいい組み合わせと言っているのですから、ピントはいい加減では無理です。軽量化といっているのですから、富士フィルムレンズでAFの方が旅の友にはいいに決まっています。レンズキットを買っておけばよかった。 キットレンズは18-50mmですから写角はバリオゾナー16-80mmの方がずっと使いやすいですがね。旅の友で、ダブルズームというのはあまりいただけません。一本で済ませるべきでしょう。今日もペンタックス単焦点を2本しのばせましたが、結局使わなかった。 旅の友・撮影はいい加減撮影ですから、面倒なことは無しです。旅の友には富士フィルム18-50mmAFでも、ツアイス・ズーム16-80mmMFでもどちらも問題があるということです。 居合抜きスナップには別のカメラが向いているということですか? 18-50mmAFの範囲か単焦点でやれということでしょうね。まあ、とにかく富士フィルムX-E1はじっくり撮影するために買ったので、三脚を持って単焦点をいっぱい持ってライブビューでじっくり撮りましょう。ということで、今回のような旅の友撮影にはあんまりまじめな感想がないのです。 横浜の写真は気が向いたら明日載せます。いい加減撮影ですからね、気が向いたらです。
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東北被災地復興支援ツアー その7

2012-12-18 20:47:18 | 日記
東北被災地復興支援ツアー その7

かき小屋の続きです。カメラは富士フィルムX-E1+ソニー・ツアイスズーム・バリオゾナー16-80mmです。



ここで働く方々は暗い雰囲気はない、皆さん元気に仕事をしている。昨日の津波警報もおくびにも出さない。 みなさん、実際は色々な不幸を背負っているに違いないのだが。





我々はいいきなもので、楽しく食べる。一人カキ10個、帆立て2個。



大変な量をみな完食。ミックスとご飯で1700円、昼食込みツアー代3800円、このツアーはリーズナブルと考えてください。



ボランティアの活動が書かれている。



寄せ書きが飾られている。



横断幕が飾られる。



ボランティアが作ったウッドデッキにはサンタクロースが飾られている。



海中にはクリスツリーが飾られている。









カキの筏が復興の歩みを示している。



カキ小屋を後にして、ツアーの最終地、岩井崎に向かう。途中に仮設住宅の一群と遭遇する。これは今回のツアーで一番考えさせられる。2年近くたっても仮設住宅暮らしが、どういう意味があるか。人は住まいが確定して初めて前に進める。最初から遊牧民ならともかく、なんで、こんなに長く住まいが確定しないのか。条件が整えば半年あれば住まいを確定できる。それがなぜ。前に進めなければ人間は壊れる。どうしたらいいのだろう?



岩井崎の途中はかつて賑わった海水浴場があり、現在はまったく何も残っていない。



流された三陸鉄道はここでの再建はあきらめ、専用バスの専用通路となっている。



鉄道の跡にバスが走る。



岩井崎にある海浜ホテルは全て水につかり残骸と化している。



岬への道、松林は残った。岬はまだ津波が高く無いのか?



以前からある龍に似た有名な古木も残った。



これも有名な潮吹き岩は、地殻のズレで潮が高く吹かなくなったそうだ。



道の途中に波で浸食された地点が点在する。



何にも残っていない海水浴場の跡を見ながら、本日のツアーは終了する。一関はバスガイドさんの予想に反して、まだまだ雪が降り続いていた。

以上で、東北被災地復興支援ツアーの話はおしまいです。みなさんもぜひ支援をお願いいたします。

富士フィルムX-E1+ソニー・ツアイス・バリオゾナー16-80mmに関しては明日書きます。
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東北被災地復興支援ツアー その6

2012-12-17 22:10:17 | 日記
東北被災地復興支援ツアー その6

今日は時間がありません。少しだけ書きます。

仮設商店街を訪れるという目的から、まずは気仙沼の中心地で行動しましたが、町は不思議な光景でした。なぜ一部のビル、木造の家が残って、なぜそれ以外の建物は跡かたもなく破壊されたか。 破壊された建物に残った方は、みな流された。この選択はどこで起こったのか? しかし、一歩中心部から離れと、もはや残る建物は無く、ただ何もない土地が続くだけとなります。 











かたずけることのできない陸上に上がった船舶の残骸がさびしく残るだけ。





その中にも、子供の遊び場が作られ、復興への意志が見える。



湾の奥の水門は外観は残るものの、中身は壊滅。



しかし、今は一見平和な海に、立ち上がる営みの船が並ぶ。



リアス式海岸の一部、唐桑半島にあるカキ小屋に着く。流されたカキ養殖いかだは、世界中からの支援で、復活し、ボランティアの支援で、カキ小屋が出来て、商売が始まっている。



この地域も、リアス式海岸の奥にあり、もろに破壊された。ブルトーザーが整地を始め、復興へ進む。 しかし、我々は今日一日、地震と津波が再び発生する恐ろしさを感じればいいのだが、ここに住む方々は、ずっとその恐ろしさと向き合わねばならない。最も怖いのは、復興の最中に、再び津波に襲われないという保証はないことだ。雄々しくも、真っ先に同じ場所に建て直した建物は大変な賭けをしていることになる。今度つぶされたら、もう立ち直ることはできないことがわかっているのに、どうしても負けたくない、負けたら亡くなった方に申し訳ないという人間の意地が伝わってくる。
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