富士フィルムX-E1 + ツアイスズーム試写 その7 (最終回)
今日も天気がよくありません。 昨日と同じように、地味公園(目黒自然教育園)の同じ場所で試写です。 レンズをツアイスplanar 100mm macroとペンタックスFA77mm limitedの2本として、カメラを富士フィルムX-E-1、ペンタックスK5、リコーGXR+マウントA12の3種をとっかえひっかえ付けて撮影しました。撮影モードはカメラにより表現が違うので同じようにというわけにはいきませんで、いくつか載せます。全部三脚使用です。
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富士フィルムX-E1 ツアイスplanar 100macro スタンダード
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富士フィルムX-E1 ツアイスplanar 100macro ビビッド(velvia)
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富士フィルムX-E1 ペンタックスFA 77mm limited スタンダード
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富士フィルムX-E1 ペンタックスFA 77mm limited ビビッド(velvia)
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ペンタックスK5 ツアイスplanar 100macro鮮やか
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ペンタックスK5 ツアイスplanar 100macro 雅(みやび)
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ペンタックスK5 ペンタックス FA77mm limited 鮮やか
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ペンタックスK5 ペンタックス FA77mm limitedリバース
リバースは水面を撮る時に、とても面白い効果を出します。
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リコーGXR +マウントA12 ツアイスplanar 100macroスタンダード
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リコーGXR +マウントA12 ツアイスplanar 100macroビッビッド
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リコーGXR +マウントA12 ペンタックスFA 77mm limited スタンダード
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リコーGXR +マウントA12 ペンタックスFA 77mm limited ビビッド
意外や意外、リコーGXR +マウントA12がとても魅力的色を出しています。 どれが本物に近いかといいますと、ペンタックスK5です。 絵としてはペンタックスk5が一番つまらないですが、これが本物ですからしょうがない。ペンタックスk5の撮影モードは少しずつ変化するので、富士フィルムX-E1やリコーGXR +マウントA12のビビッドのような急変はしません。それにしてもリコーGXR +マウントA12がこのような違う絵を作るとは知りませんでした。実際とは違っても、絵としては面白いのです。 この後に、富士フィルムX-E1とペンタックスFA 77m limitedの組み合わせで、velviaモードの幾つかの写真をのせますが(ここからは全部手持ちでブレあり)、曇り空の夕方にもかかわらず、見事な赤、緑、黄色を出しています。 どれもとっても現実ばなれしていますが、絵としては面白い。 こう見てくると、リコーGXR+マウントA12といい、富士フィルムX-E1といい、絵の作り方は、コンピューターでどうにでもなるようです。 現実ばなれしていても、気に入った絵ならそれはそれで面白いわけで。たまたま、過去にフィルムがあって、velviaだのリバースだの、フィルムに合わせて絵を作っているわけですが、フィルムの概念をとっぱらえば、いくらでも無限の絵が出来上がるわけで、これ即ちコンピューテーショナル・フォトグラフィーの概念です。カメラのセンサーが作る画像は途中経過にすぎず、コンピューターがその後を引き継いで、画像を完成させるという概念です。もういっそのこと、当方が予測した5年後といわずに、コンピューテーショナル・フォトグラフィーを前面に出して、画像処理をカメラワークの50%に拡大して、だれにでも扱えて、安価な、自由な絵が作れるツールを売り出したらどうですか。 以前当方が書いたように、カメラと無線でつながっているタブレットで、現場で、大きな画面で自由に絵を作っていったらどうですか。現場で絵を描くのです。 報道写真は、いままでとおり、キャノン、ニコンのデジイチで勝手にやってくだい。 我々にとって写真はお絵描きです。
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富士フィルムX-E1 + ペンタックスFA 77mm limited 以下同様
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当方は、カメラ雑誌やネットで騒いでいるように、富士フィルムX-E1はAPS-Cで最高の画質であるとは今は言うつもりありません。 デジイチと比較する価値のあるミラーレスとは言えるでしょう。 いろいろな場面、環境、レンズ、撮り手の要望に対する対応力の広さではまだまだペンタックスK5のようなデジイチ(キャノンやニコンはもっとそうでしょうが)が優位と思います。 これはこれらデジイチが過去の長い経験の蓄積の上に立脚しているからです。 ニコンD600が売れるのも、過去の経験に基づいた使い勝手の良さによるものでしょう。 富士フィルムX-E1やリコーGXR+マウントA12のハイクラス・ミラーレスはコンピューテーショナル・フォトグラフィーの世界に足を突っ込んでおり、もはやデジイチとは違った世界に入ったのです。作っている方々は自覚していないかもしれません。 過去の伝統の延長上に発展型としてミラーレスを作っているつもりかも知れませんが、いつのまにか伝統の延長を逸脱して、新しい世界に入っているのです。このきっかけはライブビュー/EVFを中心に持ってきた時から始まっています。 コンピューターが自由に絵を作っているのです。 もう逃れられない世界です。 富士フィルムX-E1はファインダーのライブビューのなかで、露出、ホワイトバランス、画質モードを見ながら、撮影者が絵を自由に作っているのです。 これはもっともっと発展できます。 今回も全て撮って出しです。撮った後にいじると、大抵、元より悪くなります。富士フィルムX-E1の評価は、デジイチとは次元の違った世界を評価することになります。リコーGXRのEVFは構図を取るくらいしかできませんから、富士フィルムX-E1とソニーRX1(おそらく)が新しい次元を切り開いたカメラといえるでしょう。 ソニーα99は両方に足を突っ込んでてんこ盛りだからカット。
富士フィルムX-E1はAPS-Cで最高の画質であるというなどということは早計にいえる話ではないと思っています。 単にコンピューター処理がその状況にフィットしただけかもしれません。 もっといろいろな状況で撮影して、感想を報告しましょう。 ミラーレス/ライブビュー/EVF/コンピューテーショナル・フォトグラフィー いいですね、ワクワクします。 どんどん発展させてください。 一方、EVFが嫌いな、伝統的デジイチが好きな方は、全然OKです。全く理解できます。なんたって、長い伝統の上にあるのですから。 御好きなように。(ニコンD800/D600は<The Last Samurai>のような気がしますが)。
今日も天気がよくありません。 昨日と同じように、地味公園(目黒自然教育園)の同じ場所で試写です。 レンズをツアイスplanar 100mm macroとペンタックスFA77mm limitedの2本として、カメラを富士フィルムX-E-1、ペンタックスK5、リコーGXR+マウントA12の3種をとっかえひっかえ付けて撮影しました。撮影モードはカメラにより表現が違うので同じようにというわけにはいきませんで、いくつか載せます。全部三脚使用です。
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富士フィルムX-E1 ツアイスplanar 100macro スタンダード
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富士フィルムX-E1 ツアイスplanar 100macro ビビッド(velvia)
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富士フィルムX-E1 ペンタックスFA 77mm limited スタンダード
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富士フィルムX-E1 ペンタックスFA 77mm limited ビビッド(velvia)
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ペンタックスK5 ツアイスplanar 100macro鮮やか
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ペンタックスK5 ツアイスplanar 100macro 雅(みやび)
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ペンタックスK5 ペンタックス FA77mm limited 鮮やか
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ペンタックスK5 ペンタックス FA77mm limitedリバース
リバースは水面を撮る時に、とても面白い効果を出します。
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リコーGXR +マウントA12 ツアイスplanar 100macroスタンダード
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リコーGXR +マウントA12 ツアイスplanar 100macroビッビッド
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リコーGXR +マウントA12 ペンタックスFA 77mm limited スタンダード
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リコーGXR +マウントA12 ペンタックスFA 77mm limited ビビッド
意外や意外、リコーGXR +マウントA12がとても魅力的色を出しています。 どれが本物に近いかといいますと、ペンタックスK5です。 絵としてはペンタックスk5が一番つまらないですが、これが本物ですからしょうがない。ペンタックスk5の撮影モードは少しずつ変化するので、富士フィルムX-E1やリコーGXR +マウントA12のビビッドのような急変はしません。それにしてもリコーGXR +マウントA12がこのような違う絵を作るとは知りませんでした。実際とは違っても、絵としては面白いのです。 この後に、富士フィルムX-E1とペンタックスFA 77m limitedの組み合わせで、velviaモードの幾つかの写真をのせますが(ここからは全部手持ちでブレあり)、曇り空の夕方にもかかわらず、見事な赤、緑、黄色を出しています。 どれもとっても現実ばなれしていますが、絵としては面白い。 こう見てくると、リコーGXR+マウントA12といい、富士フィルムX-E1といい、絵の作り方は、コンピューターでどうにでもなるようです。 現実ばなれしていても、気に入った絵ならそれはそれで面白いわけで。たまたま、過去にフィルムがあって、velviaだのリバースだの、フィルムに合わせて絵を作っているわけですが、フィルムの概念をとっぱらえば、いくらでも無限の絵が出来上がるわけで、これ即ちコンピューテーショナル・フォトグラフィーの概念です。カメラのセンサーが作る画像は途中経過にすぎず、コンピューターがその後を引き継いで、画像を完成させるという概念です。もういっそのこと、当方が予測した5年後といわずに、コンピューテーショナル・フォトグラフィーを前面に出して、画像処理をカメラワークの50%に拡大して、だれにでも扱えて、安価な、自由な絵が作れるツールを売り出したらどうですか。 以前当方が書いたように、カメラと無線でつながっているタブレットで、現場で、大きな画面で自由に絵を作っていったらどうですか。現場で絵を描くのです。 報道写真は、いままでとおり、キャノン、ニコンのデジイチで勝手にやってくだい。 我々にとって写真はお絵描きです。
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富士フィルムX-E1 + ペンタックスFA 77mm limited 以下同様
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当方は、カメラ雑誌やネットで騒いでいるように、富士フィルムX-E1はAPS-Cで最高の画質であるとは今は言うつもりありません。 デジイチと比較する価値のあるミラーレスとは言えるでしょう。 いろいろな場面、環境、レンズ、撮り手の要望に対する対応力の広さではまだまだペンタックスK5のようなデジイチ(キャノンやニコンはもっとそうでしょうが)が優位と思います。 これはこれらデジイチが過去の長い経験の蓄積の上に立脚しているからです。 ニコンD600が売れるのも、過去の経験に基づいた使い勝手の良さによるものでしょう。 富士フィルムX-E1やリコーGXR+マウントA12のハイクラス・ミラーレスはコンピューテーショナル・フォトグラフィーの世界に足を突っ込んでおり、もはやデジイチとは違った世界に入ったのです。作っている方々は自覚していないかもしれません。 過去の伝統の延長上に発展型としてミラーレスを作っているつもりかも知れませんが、いつのまにか伝統の延長を逸脱して、新しい世界に入っているのです。このきっかけはライブビュー/EVFを中心に持ってきた時から始まっています。 コンピューターが自由に絵を作っているのです。 もう逃れられない世界です。 富士フィルムX-E1はファインダーのライブビューのなかで、露出、ホワイトバランス、画質モードを見ながら、撮影者が絵を自由に作っているのです。 これはもっともっと発展できます。 今回も全て撮って出しです。撮った後にいじると、大抵、元より悪くなります。富士フィルムX-E1の評価は、デジイチとは次元の違った世界を評価することになります。リコーGXRのEVFは構図を取るくらいしかできませんから、富士フィルムX-E1とソニーRX1(おそらく)が新しい次元を切り開いたカメラといえるでしょう。 ソニーα99は両方に足を突っ込んでてんこ盛りだからカット。
富士フィルムX-E1はAPS-Cで最高の画質であるというなどということは早計にいえる話ではないと思っています。 単にコンピューター処理がその状況にフィットしただけかもしれません。 もっといろいろな状況で撮影して、感想を報告しましょう。 ミラーレス/ライブビュー/EVF/コンピューテーショナル・フォトグラフィー いいですね、ワクワクします。 どんどん発展させてください。 一方、EVFが嫌いな、伝統的デジイチが好きな方は、全然OKです。全く理解できます。なんたって、長い伝統の上にあるのですから。 御好きなように。(ニコンD800/D600は<The Last Samurai>のような気がしますが)。