小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

今年一年を振り返って

2012-12-30 22:00:45 | 日記
今年一年を振り返って

カメラ:APS-Cからフルサイズに向かわずに、ミラーレスに向かったその理由は、
<軽量高画質の追求>が第一の理由。 年取ると明らかに重たい機材を持って山道を歩けない。遭難しそうになるは、バネ指になるはで、重たい機材は明らかに実害を起こしたのです。だからといって、画質の追求はエスカレートする。この両方を解決してくれるのはミラーレスしかないと信じてその方向に向かったのです。
リコーGXR+マウントA12はそのきっかけをつくってくれた、尊敬すべきカメラでし
た。試したレンズ、いずれにも破綻することなく対応して高画質を作りだしました。 このカメラはカメラの本質を突いている、とても立派なカメラと思います。リコーGXRは凝り過ぎだとリコーの社長さんがリコーGXRを捨てるセリフをはいたと聞いていますが、リコーはGXRを捨てないで、もう一度成長させることを考えてください。正しい物は必ず勝ちます、ただ、ほっておいても勝ちません。 問題点を無くして、よいところを伸ばして行きましょうよ。GXRはペンタックスの現在の方向とは違うし、リコーはカメラ分野をペンタックスにゆだねてしまった。まだ、ペンタックスは大衆迎合のふりをして、本質は正しいことをする方針と信じたいのですから、まだ ペンタックス下でGXRが復活する一抹の期待は持っていますが。 思い切って、リコーGXRの設計者とペンタックス645D設計者はスピンアウトして独自のベンチャーを作りなさい。ニッチではあるが、一定のユーザーを捕まえてビジネスが出来る自信があるはずです。グローバルに機材を調達して、コンピューターメーカーと結び付けば出来ます。米国なら直ぐにやっていますよ。
最近買った富士フィルムX-E1の方向に疑問を感じています。最初に試したソニー・バリオ・ゾナーとの組み合わせが破綻してしまった。リコーGXR+マウントA12はこれまでにどのレンズをつかっても破綻したことがない。富士フィルムX-E1とリコーGXR+マウントA12は意図するところが違うようです。マウントA12は色々なレンズに対応することを前提に、ハイクラスのカメラマンを対象として作られたのに対して、X-E1はどうやら女性とビギナーを対象とするソニー型ミラーレスの流れを基本的に置いて、高画質という競争力を与えて、勝負したのだろうと思うようになったのです。X-Pro1と同じメカでありながら、スタンスが違う。ようするに<大衆迎合型の路線>に転じたということです。
富士フィルムX-E1は<ミラーレスは多種類のレンズを装着できる>というミラーレスの絶対的メリットを忘れているわけではなく、Mマウント対応アダプターを出しています。足りない自社のレンズ構成を他社レンズでカバーせざるを得ない事情からの派生的な路線であり、基本スタンスは自社レンズ中心という他のミラーレスメーカー路線と変わりないのです。<X-E1はどうやら女性とビギナーを対象とするソニー型ミラーレスの流れを基本的に置いている>とするならば、ガッカリです。今後も随所に問題が生じる予感がするのです。 <高画質という競争力>を与えるために、<レンズに対する許容範囲が犠牲>になってしまった。ソニー・バリオ・ゾナーとの組み合わせの破綻は、ちょっとおかしいなどという程度ではありません、修正する気も起きない、完全に絵になっていないほどの破綻です。



なんですか、この赤の浮き上がりようは。

ソニー・バリオ・ゾナーの責任ではありますが、こんなカメラはいけませんよ。ペンタックスK5クラス以上のデジイチは決してこんなことしません。<作っている人の心>はX-E1に比較して、明らかに、リコーGXRが偉い。 GXRはよいカメラを目指して作った。X-E1はよく見えるカメラを目指して作った。X-E1はX-Pro1と同じメカなのだから、問題は作っている人の心の問題です。大衆迎合はそのふりをすればいいので、本質は正しいことをしなければいけません。正しいことをするふりをして、本質は大衆に迎合すると、その末路はみじめですよ。ツアイスやライカがどういう路線を取ってきたか、彼らのこれからの新路線はどうなるのかよく考えてください。東ドイツがつぶれたのちに、東ドイツのツアイスがどうやっていまの地位を作ったか。よく考えてください。どのメーカーが本格的撮影に対応できるミラーレスを出すのか、来年に実現するのか、X-E1は違いました。
これが、ミラーレス2台体制を開始して2カ月の感想です。来年は、この感想が間違っていて、X-E1を絶賛するコメントが書けるとことを切に願っています。

風景写真:風景写真に挑戦したはずなのですが、とうとうコンテストに応募することもなく一年がすぎました。入賞はともかく、応募することなら出来ない訳ないのですが。当方のブログの写真をクリックしてくれる人はちっともいない。どうもクリックというのは見ている方が知っている場面か、よっぽど通常では見られない場面でしかクリックしてもらえないといことが分かってきました。当方の好みの、どこを撮ったかわからないような、パターン写真は理解してくれないようです。美しい風景写真100選で雪景色が圧倒的に多いというのも変です。上手く言えないけれど、変です。 年中、雪に閉ざされている地方の方には珍しくもない風景が、都会の審査員には魅力的に写るのでしょうか? 当方は風景写真を撮っていないのではないか、当方が好む方向は、風景写真の審査員が好む方向とは違うという感覚から逃れられないのです。審査員の好む方向のふりをして、自分の好みを貫ける写真撮れないか。と思うのです。当方の座右の銘は<芸といふものは実(じつ)と虚(うそ)との皮膜(ひにく)の間にあるもの> です。来年はどうなりますか。 技術的にもまだであり、機材もまだであり、場所もまだであります。考え方も定まっていません。ただ、万歩計の為に、足を運ぶことだけが決まっています。
ブログ:相変わらず2か所でブログを載せています。 gooブログは、人気のキーワードを入ればアクセスが増えることは分かっているので、つい、人気キーワードを入れてしまいます。 しかし、キーワードから閲覧しても内容が違うので、閲覧した方に申し訳ないなと思っています。FC2ブログは当方の内容に興味ある人が見てくれていると信じて、消滅させないで書いてきました。最近は、キーワードから閲覧して、がっかりする方も増えている気がしています。また、人気キーワードを入れるために、<大衆迎合路線>になって、つまらないといって見なくなる方も増えているかもしれません。gooブログは180万人中5000番くらいのところを行ったり来たりしています。毎日の閲覧者が300~500人、訪問者が150~300人です(閲覧者と訪問者がどう違うのか実は知りません)。毎日書けば増えるし、書かなければ減ります。我ながら面白いことを書いているなと思っても、閲覧者が増えるわけでもないし、といって、面白いことを書いたとか、いい写真を載せたとかいうブログが見捨てられるというわけでもないし。ちゃんと見ている人は見ているなという気もするし。よくわからないのです。だれか、コメント書いてくださいよ。ブログ読んだ人がどう思っているのかさっぱりわからないのですから。来年も同じ路線で行きます。 思うことを書きます。
陶芸:お正月用に作った、片口とぐい飲みを載せます。片口は沖縄のイメージです。 海では魚が笑い、空には龍が飛ぶというのが当方の沖縄のイメージです。ちょっと楽天過ぎたかな。 まあ、世界に類の無い器であることは間違いないです。

ぐい飲みは沖縄の具志川城跡のユリの花です。<グスクのユリ>。













今後も、写真撮影で受けた印象を陶芸に反映させるという方向を続けるつもりです。色々な旅の印象を陶芸に反映させてゆく方向をもっとはっきりと出せればいいなと思っています。
結局、何と言われようが、自分の方向を追いましょうということです。

明日は、黒豆とゴマメとエビのマリネと2種のお菓子をつくるので忙しいから、今年のブログはこれでおしまい。
ではみなさんよいお年をお迎えください。
コメント
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