王様の「秘密の参謀本部」

田端到&ビンゴ本郷の実験創作プロジェクト

宮田佳菜代と高松望ムセンビ

2015-01-20 19:10:03 | CGマンガ
 もう1週間以上たってしまったが、1月11日の都道府県対抗女子駅伝(皇后杯)は印象的な場面がたくさんあり、いろんな意味で物語欲をかきたてられた。

 4区。首位でたすきを受けたのは愛知の宮田佳菜代。
 豊川高校時代に「かわいすぎる駅伝ランナー」として話題になった美人選手だ。今はユタカ技研に所属し、昨年、1万メートル32分台を記録してホクレンのディスタンス・チャレンジ網走大会で優勝するなどしている。

 そして2位でたすきを受けたのが、大阪の高松望ムセンビ。
 父はケニア人のマラソンランナー、母は日本人。中学時代からずば抜けた能力を示し、高校2年の昨年は2014ユース五輪3000mで金メダル。世界ジュニアで4位と、順調に記録を伸ばしている日本長距離界の期待の星。全妹の高松智美ムセンビもこの日の3区を走り、区間賞の走りで順位を上げて姉にリレーした。

 レースは高松が宮田に追いつき、首位を並走。テレビの中継にも長く、この2人のランナーの並走映像が映し出された。



 この2ショットに刺激され、「おお、これはもしかして、後々2020年東京五輪を語る上で欠かせない伝説の場面になるのではないか、いや、ぜひそうなって欲しい!」とひとり脳内で盛り上がり、勢いに任せて1本、漫画を描いてしまった。物語欲をかきたてられたとは、変な日本語だが、そういう意味だ。
 まあ、漫画といっても、例の「バイオニック・ランナー」のコミPoネームですが。

 かたや、抜群の素質を見せつけ、エリート街道をひた走るアフリカ系ハーフの17歳、高松望ムセンビ。
 かたや、記録は一段落ちるもののメディア人気が高く、実力を兼ね備えた美形ランナーの19歳、宮田佳菜代。

 この2ショットは、運動能力と遺伝子の関係であるとか、女子アスリートのルックスがはらむ諸問題であるとか、そんなあれやこれやを考えさせてくれる格好の素材だ。一般的には高松望ムセンビのライバルは鷲見梓沙ってことになるんだろうが、キャラクター的なライバルの位置にいるのは宮田佳菜代だと思う。

 ちなみに今度の日曜日は大阪国際女子マラソン。ガメラや重友が走る。その1週後には香川丸亀国際ハーフマラソンが開催され、こちらには宮田佳菜代がエントリーしている。初のハーフマラソン出場。ものすごく楽しみだ。
 個人的に宮田選手は距離が延びれば延びるほどいいステイヤーだと思っているから、このところの駅伝の不振を吹き飛ばす快走で、マラソン適性を世間に知らしめて欲しい。高校駅伝のアイドルで終わると思ったら大間違いだぞ。見てやがれ。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ホープフルSの血統傾向 | トップ | 8万馬券GET! »
最新の画像もっと見る