西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

12月2日のゲート前

2015-12-02 21:20:59 | 石木ダム
午前9時10分、ダム事務所前のテントで県の動向を見張っている支援者から電話。

白いワゴン車が、ダム事務所の所長を乗せてこちらへ向かったとの連絡だった。

いつも阻止線を張る網と横断幕を急いで用意し、ゲート前にみんなで並んだ。



今日は、島原からも3人の支援者の方が来てくださって、ゲート前は総勢27人だった。



ワゴン車から降りて来た所長は「(3月の年度末まで)あと4ヶ月しかありません。何とか工事をさせて下さい。」と言う。

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現在、私たちが工事現場入口で阻止を続けている工事は、もうすでに土地を売って移転した人たちが建てた新しい墓地(代替墓地)までの道路工事だ。

しかし、その道路は単なる墓地までの道路ではなく、工事用道路としても使用され、この工事の先にダム本体工事があるからこそ、私たちは必死に阻止をしてきたのだ。

それがどうだろう。

「たとえ裁判の結果がどうあろうとも、意味のある道路です。もしも、ダムが中止になっても生活道路として生きる道路です。だから、この道路工事だけはさせて下さい。」などと言うのだ。

ええーっ! 仰天! 今までこんな発言をしたことはなかった。


しかし、誰も納得する者はいない。

所長の残りの任期、4ヶ月の間に代替墓地までの工事をさせて欲しいということだが、まず、ダムの中止が先なのは当然のことだ。

「ダム建設を中止するから、何とか代替墓地までの道路を作らせてくれ」ということならば考える余地もあるだろうが、今日の話だけではとても納得などできはしない。


まず「ダム建設中止」を掲げて来るべきでしょう、石木ダム建設事務所所長さま。