西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

石特

2012-09-25 20:47:54 | 石木ダム
石木ダム建設促進特別委員会、通称「石特」が開かれた。

昨日、佐世保市議会のHPで確認して、「石木川まもり隊」「水問題を考える市民の会」のみなさん方にメールで流したのだが、翌日の午前10時からというのはやはり大変だったようだ。 

傍聴はMさん、Iさん、私の3人。

「石木ダム建設事業に対する事業認定の早期進展を求める意見書(案)」というのが、委員と員外市議、マスコミ関係者、私たち傍聴者にも配られた。



水の需要が、水道局の需要予測とは大きく乖離し、現在ある安定水源(…と水道局が呼んでいる)77.000tよりもずっと下回っているのだ。
これからますます人口減少の時代になるのに、どうして40.000tもの石木ダムを造る必要があるのだろうか?

委員長がこの「意見書(案)」について各委員の意見を聞いた。

K議員「県のほうで検証の結果、事業推進という意見が国に上げられ、国のほうでも慎重な審査の結果、事業推進と確認されている。一方で目標年度は刻一刻と近づいている。地元の皆さまの理解を得るためにも、事業認定の作業を通して地元のみなさまと話し合いが出来るよう、一日も早く事業認定をやってほしい。そのためにも意見書を提出すべき」

K2議員「先ほどのK議員と同じ」

M議員「意見書の案文にもあるように、関東の渇水状況を目の当たりにして、佐世保でも平成6年のとき以上の大変な渇水になる可能性がある。ぜひ、意見書を上げていただきたい。」

I議員「事業を推進するためにも、意見書(案)には賛成」

T議員「小佐々工業団地の開発でも、水を必要としない企業の誘致などありえない。膠着状況を打開するためにも、意見書提出に賛成」

Y議員「先ほど来の各会派の委員のみなさんと同じ意見である」

はいはいはい。
委員の先生方、みなさん横並びで賛成なわけですね。

まったく。工業団地のために水が必要だって?

何をかいわんや! 「川原は佐世保の植民地ではない!」と怒る川原のみなさんの顔が浮かんでくる。まったくその通りだもの。

大渇水になれば、いくらダムを造っていても、ダムの水も干上がるのです。
一番安心なのは、海水淡水化だろうに、、、。

それに、どうしてもダムを造りたければ(私たちはまったく必要ないと断言できるけど)佐世保市内に造るべきでしょう。佐世保にだって、ダム適地はあるのだ。

越境して、他所の人たちを犠牲にすべきじゃない。