「国際連帯税」導入に奔走する元トレーダー
ソニー・カプールさん (33)
金融市場へのわずかな課税で、世界の貧困が解決します──。
7月の洞爺湖サミットを前に先月、来日。国境をまたぐ経済活動に課税して途上国援助にあてる「国際連帯税」への支援を国会議員らに訴えた。
通貨を売り買いするトレーダー出身。「金融がわかるNGO」として、国際機関や各国政府から引っ張りだこだ。フランスなどが、国際的通貨取引への課税を決め、日本でも2月、連帯税創設をめざす議員連盟が発足。そんな流れの先頭に立つ。
インド生まれの英国籍。父は国境紛争でパキスタンからインドに逃れ、財務省の役人に。母はミャンマーからインドに逃れた英語教員。難民のつらさを知る両親に「貧しい人を忘れるな」と言われて育った。
英ロンドン大経済政治学院などで学び、金融界に入る。気候変動に苦しむインドの農民のためファンドも考案した。市場に流れ込むカネを貧困解決に生かしたい思いがつのり、29歳でNGOの世界に飛び込んだ。
「トレーダー仲間に正気かと言われ、NGOには資本家のスパイかと疑われた」。収入も激減したが、培った交渉力でNGOと政策担当者の橋渡し役に。先月、貧困と金融政策をつなぐ自前のNGO「DEFINE」もノルウェーに設立した。
平等を愛した両親にならい、同居中のガールフレンドとも家事は折半だ。「貧困解決も家事分担も『ひとのため』じゃない。自分の心の満足を求め続けた結果なんです」(朝日新聞 08.5.12)
ソニー・カプールさん (33)
金融市場へのわずかな課税で、世界の貧困が解決します──。
7月の洞爺湖サミットを前に先月、来日。国境をまたぐ経済活動に課税して途上国援助にあてる「国際連帯税」への支援を国会議員らに訴えた。
通貨を売り買いするトレーダー出身。「金融がわかるNGO」として、国際機関や各国政府から引っ張りだこだ。フランスなどが、国際的通貨取引への課税を決め、日本でも2月、連帯税創設をめざす議員連盟が発足。そんな流れの先頭に立つ。
インド生まれの英国籍。父は国境紛争でパキスタンからインドに逃れ、財務省の役人に。母はミャンマーからインドに逃れた英語教員。難民のつらさを知る両親に「貧しい人を忘れるな」と言われて育った。
英ロンドン大経済政治学院などで学び、金融界に入る。気候変動に苦しむインドの農民のためファンドも考案した。市場に流れ込むカネを貧困解決に生かしたい思いがつのり、29歳でNGOの世界に飛び込んだ。
「トレーダー仲間に正気かと言われ、NGOには資本家のスパイかと疑われた」。収入も激減したが、培った交渉力でNGOと政策担当者の橋渡し役に。先月、貧困と金融政策をつなぐ自前のNGO「DEFINE」もノルウェーに設立した。
平等を愛した両親にならい、同居中のガールフレンドとも家事は折半だ。「貧困解決も家事分担も『ひとのため』じゃない。自分の心の満足を求め続けた結果なんです」(朝日新聞 08.5.12)
単に、世界の途上国の一部の上層部の人だけが潤うだけなのじゃないかって、思ってしまうのですよ。
スケールの大きい話がイメージできないだけかもしれませんが。
URLでソニー・カプール博士との勉強会の模様を、民間NGOのオルタモンドが報告しています。是非ご覧ください。
議連の最新の動きについてはTBしておきました。また国際的に大きな動きにはなっていませんが、ここだけの話、ブラジル、チリ、フランスなどから協力したいとの申し出を受けています。真に国際的なムーヴメントを移行させること。それこそが日本の役目かもしれませんね。