空色野原

空の下 野原にねころんで つぶやく

ファイナル・ハート

2006-09-15 15:39:29 | プロフィール
7/25<時間がはずれた日>から始まった
『ファイナル・ハート』
の連載が終わりました。

載せながらも追加したり、書き直したりしてゆくという
けっこう生ものでした。
書きながらも、世の絶望を想います。
この世の絶望たるや
こんなものでは足りないと忸怩たる想いを抱きつつ
カリフに勇気づけられながらなんとか希望に手綱をとらせています。
ここからはみでる想いは書き切れませんが
思い切ってシンプルに留めました。
(それでも読みづらかったらごめんなさい)
 
今、一番のテーマは「仇同志が超えがたきを超える」には
どういう心の変遷が要るのかということです。
ずたずたにされるような想いをした人が、
その相手をもしも許すことができたとしたら
そこは地上の天国と化すでしょう。
でもたとえ今生において
どうしても感情が許すことまで至れないとしても、
せめて報復の連鎖を止めるこころを育むには
いったいどうしたらいいのでしょう?
その痛みを痛んだ上でなおかつ一歩を踏み出すには・・。
永遠のテーマかもしれません。

ファイナル・ハートに出て来たカリフにその望みを託して
続編にとりかかっています。
はたしてどこまで描けるのかはわかりませんが、
来年の<時間がはずれた日>からアップできるよう
トライしてみますね。

タイトルは『始まりの心』。
『最後の心』に至るその始まりの孤独や絶望のことです。
どういう変遷を経てカリフは希望を持つに至ったかを
カリフのこどもの頃からの物語として紡いでゆきます。

ちなみにこの『ファイナル・ハート』とは
タオ療法から生まれた<気心道>という気と心の学びの中に出て来る『至心(真実心)』から着想を得ました。至心は心の最も深いところに隠れている、真実の感情です。これを自らの内に発見し、目覚めさせるのは並み大抵のことではありません。ほとんどの人はこの感情を眠らせたままこの世を去っていきます。でもほんとうの人生は、この至心に目覚めた瞬間から始まるといっても過言ではありません――。

そういった心との出会いをしたいという方は
タオ療法の「気と心のがっこう(気のからだ発見ワークショップ)」
(気心道の入門クラス)というユニークで奥深いものもありますので
ご覧ください。
*左のリンクの<NPOユニ>をクリックください。

イスラエルの小学校では正課授業に。
アメリカのウィスコンシン州の大学も
関心を寄せているカリキュラムです。

ファイナル・ハート
http://final-heart.jugem.jp