空色野原

空の下 野原にねころんで つぶやく

かもめ食堂

2006-04-26 22:40:43 | 映画
きょうは誕生日だったので
午後はまるまるゆったり過ごすことにしました。

車で1時間ほどの映画館に
『かもめ食堂』を見に行きました。

フィンランド オールロケのこの映画は
ヘルシンキで食堂を開くある日本人女性(小林聡美)のおはなし。
まるで自分もヘルシンキにいるような気分になります。
片桐はいりやもたいまさこの独特の不思議感や面白みが印象的。
おいしそうなおにぎりやしょうが焼きや
シナモンロールが出て来て豊かなキブンにもなれます。

ひとがおいしそうに食べるということ
そんなことを夢見てお客がひとりも来なくても
たんたんと真面目に店を開き続け
いつの間にかお客さんでいっぱいになった店で
おいしそうに食べるひとびとにうれしそうな主人公。
打たれました。

ほんとにひとびとがただおいしそうに食べている食堂のシーンに
なんだかジーンとするのです。

ちょっと切なく、くすりとくすぐられ、ジツはしんがあかるい
洒落た映画。内側が指先までふっくらとするような後味。

ごちそうさま!(*^-^*)”


そういえば誕生日ということで思い出す人がいます。
その人は自分の誕生日になると、
おいしいお煎餅なんかを引き出物にして配って
まわりの人に日頃の感謝を伝えるひとでした。
誕生日は祝ってもらうものと思っていたので目からウロコ。

ですから気持ちだけでも
ワタシとつながりのあるひとがしあわせでありますよう。
このブログをたまたま見た方がしあわせでありますよう。
つながりがなくとも地球の上でしあわせでありますよう。

感謝をこめて
一日を終えます。