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空色野原

空の下 野原にねころんで つぶやく

柚夢柿

2010-01-13 15:16:50 | 食べもの
『柚夢柿』
連れ合いの叔母さんにいただいた冬限定の柿の和菓子。
奈良・和歌山の柿とユズを天日で干し、ユズの皮を芯にして干し柿で包み上げたもの。ごくごく薄くスライスして“柿の素朴な甘味”と“ほのかなユズの風味”を楽しむ。薄いほど美味しい。抹茶、番茶、紅茶、なんでも合います。

たしかに『夢』がつくのもわかるような。
ただの干柿ではありません。
茶道に使うような品の良さがあります。

これも初めての美味。
ネットでも買えるようですね。


アフガン緑の大地

2010-01-09 17:31:59 | こころに残るはなし
何年も前に、TVの何かのドキュメンタリーでアフガニスタンがソ連が侵攻する以前は豊かな緑の大地だった映像を見ました。驚いた。今は荒涼としたところというイメージだったので、それが戦争によって荒れ果てたという人災であったことに。

そして今、このDVDを見てまた驚いた。
美しい小麦畑。今?これは今なのか?
しかも、そのことに日本人が貢献していたということがまたしみじみうれしい。
中村哲さん。医師。ただ苦しんでいる人を自分ができることで助けたかった。
でも水も食べ物もなければ、病を治すどころか生きることもむづかしい。
現地で医療活動をする中で、そもそもの問題に行き当たり、2003年、このひとは乾燥した大地に水路を作ることに乗り出した。
土木には素人だから高校の教科書から勉強し、現地のひとがメンテナンスしていけるよう日本の昔ながらの人力を使った工法を学び、日本で訴え資金を募り、たくさんの現地の人々とほんとに作ってしまった。
初めて水路に水が流れる映像は感動します。

以前と今の違いは歴然。なみなみと流れる水路の両脇に緑は茂る。はじめに出てくる小麦が揺れる映像はこの困難な道のりを思えばよけいに美しい。

ニュースにもなったこのペシャワール会の若者、伊藤和也さんが殺された時、現地の人々が大勢伊藤さんを探し、嘆き哀しんだのは現地の人々の身になったこんな活動があったからでした。

日本が出来ることのお手本のよう。
こんなことを国が外国のためにやったらなんて進んだ国だろうって、誇りを持てるのになあ。

アフガンに命の水を
http://www.ndn-news.co.jp/shop/pickup/031212_6.html

ペシャワール会
http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/

タイム・トラベラー

2010-01-05 14:10:29 | ごあいさつ
*写真は千葉県から望遠で撮った元旦の夕暮れ。
 よく見ると建設中の新東京タワーが写っています。


去年末はクリスマス(25日)から帰省しましてごぶさたをいたしました。
初春のお慶びをもうしあげます。
いよいよ(?)2010年です。
10年代の大台に乗るキリのいい年です。
今までの9年とは違えてみる、スタートにいい年かもしれませんね。

干支は寅ですが、亀のようにいっぽいっぽ着実な歩みを渇望するような・・。
そんな“時代の気分”と、自分もそんな歩みの予感を感じる年明けです。

まだ先だと思っていた2012年の声もまたぞろ聞こえてきた今日この頃。
マヤの暦が2012年で終わっているから世界も終わりだと以前からささやかれ
ささやくどころか派手に映画もやっていました。『2012』
(観ました。思ってたよりナカナカある意味いい映画でチョットおどろき)

ですが、ようやくなにかその『暦』の意味がなんとなく腑に落ちるような・・
そんな昨年末のふとした日があったのです。

暦がなくなる、というのは
過去と未来と今を分ける必要がなくなるということで・・

2000年から感じ始めた『過去と未来と今が同時に存在する空』の頻度が
年々増えて来ていたことに先月気づきました。
果てしなくひろく、あかるく清潔で深く、やすらかで澄んだ空です。
それは未来が明るいからそうだと思うのですが
未来と今を隔てる壁はあるようで実はなく
その未来を感じるとき、今のどんな状況も汚くも暗くもなく

ある環境のシフトで、そうであると実感させられるひとびとが
『百匹目の猿』のように一挙に増えるラインが2012(2011という説もありますが)
なのだろうかと。

なんのことやらわかりませんね。

かんたんにいえば
今をただスナオに生きるひとが増えるんじゃないかと。

過去にも未来にも縛られず
明日滅ぼうが今日死のうが
過去も未来も同時に存在する今をせいいっぱいただいきるだけ。

元々そうであったのを思い出すだけ。

過去と未来と今を分けてそれぞれに執着してきた時代の終わり。

だけど、実が熟れるように環境(時代)が整っても
分けることに執着が強ければ、変化はゆるやかな時差があるのかもしれませんね。
わたしが2010年キリがいい、なんて区切っているように

進化の煮詰まりを仕切り直すために、ひとは新年を創り、世紀末を創り、時間を区切ったんでしょうか。

でも鍵はすでに開かれていて
西部の酒場の扉状態。

タイムマシンはなくても
どこへでもゆけます。

りんごケーキ

2009-12-22 15:05:35 | 食べもの
信州の友達からりんごが箱で届いたので
今度はりんごケーキに挑戦。

といってもオーブンなんかは使いませんよ。
(前作ったレモンケーキも)
フライパンです。

下記レシピの写真のおいしそうな見た目のようにうまくはいかなかったから再挑戦かな?
生地の量や固さも工夫の余地あり。りんごはアップルパイみたいで美味しいです。

みなさまもどうぞ。
レシピ
http://203.183.167.211/recipe/312355


『おとうと』

2009-12-19 12:25:28 | 映画
↑写真は『おとうと』オフィシャルホームページより(下記リンク)

1月公開の山田洋次監督の映画です。
吉永小百合のおとうと役で鶴瓶が出てます。

なってない弟と再会した姉。でもその時には弟は・・。
ターミナルケア(終末医療:ホスピス)にも目を向けた山田監督。
寅さんの最後がこうあってほしいというのがあったようです。

ちなみにこのホスピス、モデルは『きぼうのいえ』
東京山谷にある、身寄りのないひとのためのホスピスで
ここでは日々、映画よりもドラマチックな毎日が繰り広げられています。

施設長の山本さんご夫妻とじっくりと話をしたという吉永さんは、
腰の低い話しやすい方だったよう。ちっとも大女優然としておられなかったそうです。お人柄。蒼井優さんもこのホスピスの現場に来られたそうです。

おとうと
http://www.ototo-movie.jp/

きぼうのいえ
http://www.kibounoie.info/

ちなみにきぼうのいえのリンクにある青空野原、とはこの空色野原のことでした