秋の霧ヶ峰で紅葉トレッキング中のベコです。
車山周辺を歩いた後、やって来たのは八島ヶ原湿原。
夏にも訪れた大きな湿原です。
ベコ 「湿原でリベンジだべこ!」
夏の訪問では、時間がなくて素通りしたのでした。
ドン曇りですが、今回はじっくり歩きましょう。
おーっ、すっかり草紅葉です。
紅葉した草で覆われて一面が秋色ですね。
雄大な風景です。
湿原の向こうには車山がそびえています。
あのなだらかな山の斜面を歩いて降りたのです。
車山の山頂レーダーもしっかり見えてます。
うーむ、遥かなる車山ですな~。
そして、この八島ヶ原湿原には木道が整備されています。
ベコ 「木道を歩いていくべこ!」
そう、湿原の中をてくてく歩けるのです。
夏は時間もなかったため木道はパスしたのでした。
今回はじっくり木道を歩いてみます。
ベコ 「ドンドン進むべこ!」
木道は湿原の周辺部に沿って続いてます。
周囲にはやはりススキ林。
どこまでもススキが続いています。
しかし、お天気はドン曇り。
輝くススキの姿は見ることができません。
今日も寒々しいススキです。
そんななかでも木道は続きます。
訪れる人もまばらな八島ヶ原湿原。
木道のわきには小さな高山植物です。
八島ヶ原湿原の最後のひと花かもしれません。
そうこうしているうちに、折り返し地点に到着。
ホントなら湿原を一周する予定だったのですが、木道が一部破損しており一周できないそうです。
バスの時間もあるので、ここらで折り返しましょう。
ベコ 「今日も痛恨のドン曇りだべこ!」
ホントに残念なドン曇りですね。
今回のベコ旅はお天気に見放されてしまったようです。
そして、やむなく歩き始めたその時…
なんと!
にわかに陽が射しはじめたではありませんか!
周囲のススキの穂が輝き始めました。
これにはびっくり!
上空の雲が切れてきたのです。
おー、ようやくお日様が姿を見せてくれました。
キラキラです。
数少ない観光客からも歓声が上がりました。
みんなが待ち焦がれた日光なのです。
そして、湿原の奥の方に立つ白樺の木にも陽が射しました。
湿原のなかにスックと立つ一本の白樺。
気品を感じます。
湿原のくすんだ草紅葉も鮮やかな紅葉に変わりました。
いやー、やはり陽が射すと雰囲気も一変。
ススキの穂も美しく輝きます。
ところが!!
山の天気はホントに気まぐれ。
気がつくと車山の上空に不気味な黒い雲が迫って来ました。
ひょえー、恐るべき黒い雲です!
こ、これは危険です!
バスの時間も迫っているので、早々に退散しましょう!
いやー、危ないところでした。
移動するバスの中からは、夕日に照らされた霧ヶ峰の風景が。
やはり周囲は一面のススキ林。
最後に、わずかですが青い空も顔を出してくれました。
正直、霧ヶ峰トレッキングの時にこの風景が見たかったですね。
ホントに気まぐれなお天気ですが、最後に美しい紅葉を見れたのは良かったです。
さあ、それでは次の紅葉スポットに向かいましょう!
つづく
<ベコたびinformation>
八島ヶ原湿原
八島ヶ原湿原は、長い時間をかけてできあがった高層湿原。堆積するミズゴケの厚さはなんと8メートルにも及びます。しかも、日本にある高層湿原の南限がこの八島ヶ原湿原なのだとか。
この湿原の周囲には木道が整備されており、ぐるりと一周できます。ただ、今回訪れた時は一部が損壊しており、部分的に通行止めとなっていました。
それでも、湿原の周りをてくてく歩くと約1時間。陽が射してくれば、気持ちのいいものです。
なお、湿原の入り口には小さなビジターセンターがあります。簡単な地図があれば貰おうかと思いましたが、有料だったので断念。とはいえ、特に地図がなくとも問題なく歩けるルートです。
ちなみに、八島ヶ原湿原へバスで行く場合は車山高原や車山肩などから出ています。ただし、バスの本数は極めて少なく休日に4本程度。時刻表はしっかり確認する必要があります。