家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

春野で地区の掃除

2021-08-02 10:27:16 | Weblog
毎年この時期に春野に宿泊する。
翌日は7時30分前から道路掃除が行われて、それに参加するからだ。
前日にわが家の周りの草刈りをしようと思っていたが到着早々雷が鳴り始めた。
ゴロゴロという音が空を駆け巡り、その様子が龍の飛び回るさまに思えた。
結局龍はずいぶん長い間飛び回り、飛び去ってからは暗くなってしまって草刈は諦めざるを得なかった。
となると次の目標は焼肉だ。
まだ昼食の分が胃から移動していない内にだ。
七輪に炭を熾し安定するまでウチワで扇いだ。
まだまだ食欲は起きていないが、それでも食事の支度が整ったら食べる。
飛騨牛 豚肉 ソーセージと焼き発泡赤ワインから缶ビールになり生野菜と野菜の漬物を食して満腹だ。
自宅では24時間クーラーが27℃で作動している中で就寝するのだが、こちらは自然の気温が27℃だ。
窓を全部締め切り、それでも明け方にタオルケットを1枚追加した。
翌朝7時過ぎに駆け付けると既に草刈り機から道路の汚れを吹き飛ばすブロアーの音が盛大に鳴っていた。
私はジョレンを持って道路脇に溜まった土や山側にケモノや風雨によって落とされた土砂を取り除いた。
たっぷり3時間作業した後この地区の水道掃除が始まる。
山の湧水を受水するのはコンクリート製のタンクだ。
石やプラスチック製のフィルターを取り除いた後タンクの内側をきれいにして再び水をタンクに溜める。
これは3人の精鋭がタンクに登って作業をする。
私では体のバランスが悪くて作業出来やしない。
苔むした岩場を登り極度に重いコンクリート製のタンクのフタを外し、その上の水の流れを樋で別の所に落としてからの作業なのだから。
受水槽から出た水を消毒施設までの途中で1か所タンクを置き、そこでもタンクの中を確認できるようになっていて、それを掃除する。
そこは危険もなく和気あいあいと皆で笑いながら作業する。
これが2時間。
全身冷たい湧き水でびっしょりになって戻ると妻が昼食を用意してくれた。
究極の手抜き料理のカップラーメンが美味しかった。
この濃い塩味が心地よい。
焼きおにぎりも濃い塩味にしてくれてあった。
前日に二人で用意しただけに「これでよかった」という満足感も感じた。