バークレー友子のテニスアカデミー日誌

オーストラリア、シドニーで30年目になるテニスアカデミーでの様子を書いています。よろしくお願いします。

独立心を養う

2020-12-28 12:00:00 | テニス留学
本来なら大忙しのこの時期、静かに過ごしています。

今年の夏は雨が多いと予測されていて、そのせいなのか、16日からの大会は雨の中延期しながらやりましたが、終了できませんでした。

それでも昨日27日のジュニアUTRの大会は良いお天気でたくさんの参加があり、いつものように楽しい日曜日でした。

最近気が付いたことですが、私の子供がテニスの試合に出ているとき、私が仕事しているということもあり、一切付き添わず、トーナメントデスクに行くことすらほとんどなく、木陰でこっそり見ているということばかりでした。サインインするのに、トーナメントデスクに一緒に来て、サインインして、質問があれば、ご父兄から質問をして、一試合が終わるたびに付き添って、話をして、トイレまで一緒に行って、出てくるのを待って、と子供たちがテニスを通じて友達を作れるよいチャンスや自分で考えて行動できる機会が、ご父兄との行動があまりに多すぎて、失われているのではということです。

それも一組二組ではなくて、ほとんどのジュニアがそのように行動していました。

面白いのは、そういうジュニアたちがご父兄が近くにいるときと、いないときで、まったくの別人になっているということです。あれーこんな性格だったんだ、こんなにおしゃべりしてくれる子だったんだ、と気が付いたことも多々あります。
アカデミーの大会は、単なる勝ち負けを決めるだけの大会ではないつもりで運営しています。
きちんと挨拶できない子は入り口からやり直し、手をポケットに突っ込んだまま質問してくる子には手を出すように、ガムかみながら話す子にはガムは捨ててと言われ、話を聞いている最中にあくびをする子は腕立て伏せ。

そういうきちんとした規律の中で楽しくテニスが楽しめるように、そして勝っても負けても、UTRのレーティングが上がっても下がっても、とにかくテニスがみんなが一生できるスポーツになるように、と願っています。




日曜日の大会は毎週のようにきてくれて、レッスンも受けているアンドリューとピーターです。