バークレー友子のテニスアカデミー日誌

オーストラリア、シドニーで30年目になるテニスアカデミーでの様子を書いています。よろしくお願いします。

国際的に活躍できるチャンス

2021-03-31 06:34:00 | テニス留学
朝晩とても涼しくなりました。

アカデミーがあるマースフィールド、マッコーリーパークのあたりには公立でもとてもよい学校がたくさんあるからか、また開発も進みたくさんの建物(ユニットやアパート)もできているので、最近多くの移民の方に出会います。
すぐ近くの小学校も生徒が増えたため、建物も大きくして生徒枠を増やしています。

東洋系の方たちが多いですが、どのご家族も子供さんによい教育を受けさせて、そしてアフタースクールにはテニスだけでなく多くの習い事(音楽やアート関係)をして、いろいろな可能性を見つけ、そしてそれは自分の国に帰ってからのことを考えて、というよりオーストラリアで、そして国際的に活躍できるようにと願っていると思います。
教育レベルも高いし、良い大学もたくさんあり、気候もよく、差別もなく、治安も悪くない最高な環境です。

それでも残念なことに日本からの留学生はとても少なく、こんなにチャンスがあるのにもったいないなといつも思っています。

コロナウィルスの対策も人口が少ないオーストラリアだからできていることかもしれませんが、本当に守ってもらってありがたいと思っています。
またいろいろな人種がいますが、それでもオーストラリアのルールのもとで、人々が助け合い、知らない人どうしても会話がはずみ、自然がたくさんあり、とても良い国です。
国境が開いたとき、日本からもっとチャレンジする人が増えてほしいと願っています。

そしてアカデミーにいたら、こんなチャンスにも恵まれます。
トニーローチさんにみんなでチャレンジ。





国際人としての心構え2

2021-03-04 17:20:00 | テニス留学
昨日の続きです。

海外に来て、文化も考え方もやり方も違うのだから、いろいろなことにかかわっていたら、うまくいかないことがあったり、失敗するのは当然のことです。知らないこともたくさんあるのですから、仕方がありません。

そしてコロナで日々現地の若者とのかかわりのほうが断然多くなった私ですが、現地の若者も同じです。

一人で知らない人ばかりのところに入るのは怖いし、シャイだし、自分が嫌われるのではないかと恐れてなかなか自分を出せなかったり、何かコーチに指摘されると、言われたくないことだったからか、ちょっと反発してみたり。smile

でもしばらくたつと、こちらが本当によくしてあげたいという気持ちで接していることを理解してくれるからか、変わっていきます。

まったく無表情だった男の子が、とても楽しそうにジョーク言いながらテニスするようになったり、アドバイスを聞き入れてくれなかった人が、熱心に聞きにくるようになったり。
誰もが人間だし、人種が違っても同じです。

テニスを教えるだけじゃない、人を変えるのがとても得意なアカデミーなので安心してください。




国際人としての心構え

2021-03-03 13:48:00 | テニス留学
今年の夏はとても短くて、蒸し暑い日は数日しかありません。
もしかしたらこれから暑くなるのかもしれませんが、雨が多い夏です。

まだ日本からオーストラリアに留学はできませんが、きっと今年の末ごろには国境が開くと思いますので、私が日々暮らしていて思うことを書きたいと思います。

オーストラリアにはいろいろな国出身の人がいますが、日本人だと言うと、ほとんどの場合、周りによい印象を与えます。

日本人はまじめで、よく働く人種、正直であるというイメージを持たれているし、日本の話をすると止まらないオーストラリアの人にも良く出会います。
そういう意味で、日本の人が海外、オーストラリアに来ても人種差別などの心配はなく得をしていると思います。
だから何も心配しないでオーストラリアに来てほしいです。

ただここで注意しなくてはならないことは、どんなに日本が良くて、素晴らしい国であっても、忘れてはいけないのは、ほかのどの人種も母国には誇りを持っているという事実です。

その気持ちを尊重して、日本はすごいからと日本のことばかり前に出し、日本を誇りに思いすぎてしまうと失礼になりますから、ここで必ず相手をリスペクトの姿勢を忘れてはいけません。
私はここが重要なポイントだとよく感じます。

日本びいきだから外国にいても日本式で、とか日本の考え方で、は通用しません。
日本が良いからとなんでも日本と比べて批判、これもよくないことの1つです。

それをしてしまうと周りによい印象を与えないし、本当の友達もなかなかできないと思います。
またそれが違った考え方や新しいことを学ぶ心にストップをかけてしまいます。

そしてもう1つ大事なことは、自分のステータス。日本の自分のステータス、自分はどこどこの誰で人からこう思われている、こう扱われているというプライド、これもオーストラリアでは通用しません。オーストラリアに来たら、皇族の方であっても、どこかの企業のCEOであってもみな平等です。

いろいろな場を経験しこういうこともOKなんだと許容範囲が広くなると、どんな状況でも感情的になったり怒りを出したりせずに、物事を受け入れられるようにもなります。そして何に対しても感謝の気持ちを忘れず謙虚に。忘れてはいけないのは日本人の良い評判は私たちの先祖様が築いてくださったことですよね。

テニスプレーヤーが世界一になっても世界一であり続けるためには、謙虚な姿勢を貫いて努力を怠らず、チャレンジし続け、グランドスラムで優勝しても必ず優勝スピーチで相手を褒めたたえるのと同じだと思います。