バークレー友子のテニスアカデミー日誌

オーストラリア、シドニーで30年目になるテニスアカデミーでの様子を書いています。よろしくお願いします。

大事な経験

2020-11-30 10:44:00 | テニス留学
11月も最終日になりました。

今年はほとんど留学生のお世話をする機会がなく、来年が待ち遠しいですが
いろいろ以前のことなど思い出して、もっとこうすればよくなる点や説明するのにわかりやすいポイントなど思い浮かぶことがありました。

何度も書いていますが、海外でテニスをするというと、すごい厳しくて強い人がいて、英語でレッスンをして、と単に環境のことばかり頭に浮かぶと思います。

でも環境だけならば日本で作ろうと思えば作れると私は思います。
でももっと大事な部分は、考え方ややり方が違うところに自分を置いてその中でやってみる、という経験だと思います。

留学したら単に強くなるとか、単に勝てるようになるとか、そういうことだけではなくて、その国のやり方でやってみることで、自分なりの考えとか、自分というアイデンティティーが設立できると思います。

その違う考え方、という部分が一番重要で、何も知らないままその中に自分の身を置くと、このほうが簡単、と気が付くことがあったり、つらいことも出てくるでしょう、つらい時に、日本ではこうなのに、とか日本ではこうやっていたのに、ということを理由に(私も何度もそうしていましたgirl2))そのことに対してネガティブな思いを持つのではなくて、とにかく固定観念なしにやってみる、とにかくやってみる、ということが必要です。(自分がずっとやってきたやり方と違う考え方にぶつかったとき、受け入れがたいことがあるのは当然だと思います。)

そうでなかったら、英語圏で日本語のわからない人に日本語で話しかけて、会話しようとしているのと同じことだ思います。

普段の生活でも見かけます、ほかの国からオーストラリアへの移民の方でも、真のオーストラリアを理解していない人は存在していて、知らぬ間に自分の国のやり方を通そうとしたことから、トラブルが起きるところに何度か出くわしたことがあります。

どんな肌の色でも英語が上手でなくても、オーストラリアにうまく順応する努力をする人は好かれますし、すぐ友達ができます。だってここはオーストラリアなんですから。

そしてテニス留学生はその”なんでもやってみた経験”が日本に帰ってから大きな意味を持つのです、だからテニスだけに限らず、その経験はいろいろなところで活きるのですね。そしてそれは日本に帰ってから気が付くことなのだと思います。



ジュニアチャンピオンシップ

2020-11-29 10:38:00 | テニス留学


11月もほぼ終わりです。1年は早いですね。

12月11日からジュニアのチャンピオンシップ、16日からはオープン大会と企画をしたため、ジュニアのチャンピオンシップに出場権利をもらうためには3大会出場というルールなので、日曜日は毎週大忙しでした。
そのうえ急に暑くなり、28日の土曜日の午後はヒートルールが適用されテニスはなし。
29日も10時半と1時半は暑すぎてテニスはできないのでキャンセルとなりました。

写真の左はトニーローチ氏、5時間かけてガナダという場所からテニスに来ているクーパーくんの話を聞いて、初めて会った日にシャツや靴をプレゼント。
トニーさんは本当に素晴らしいレジェンドです。