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気が付きゃなんだかアウトドア派になってた男のブログ

手段と目的

2016-08-28 22:26:16 | アウトドア・道具
アウトドアでの蒔への着火方法として、蒔自体をナイフで薄く削ぎ毛羽立を幾重にも重ねるようにしてそれに火をつけるテクニックがある。
所謂フェザースティックです。

フェザリングされた蒔は焚付けにすると、毛羽立っている分燃え移りが早い。
そしてそれ自体も火口になる、というとかなり有用なテクニックの様に思われがちです。

実際ネットで色々な方がフェザースティックを作り着火をしている動画を見受けられますが、大体がホームセンターで売っている様なよく乾いた蒔です。
自然の中で手に入れる枝や倒木は湿気を多く含みなかなか火がつきません、特に沢沿いに落ちている木は物凄く湿気ています。なめちゃいけません(笑

そしてなかなか着火しないからと何度も何度もメタルマッチを擦り、メタルマッチと時間を消耗しストレスを溜めていきます。熱い火花を浴びせ続ければいずれは着火するでしょう。
ですがフェザースティックからの着火は手段であり目的ではありません、目的は火を付けたその先にある料理や身体を温める事にあるのです。

もちろん出来ないよりは出来た方が良いに決まってますが、火が付きやすいものは他にもあるはずです。
例えばティッシュ、硬く丸めてアルコールを吹きつければ火付け火保ちも良く火口には最適です。私はよくこの手法を使います。

それがなければ乾いたスギの枯葉を集めてマッチで着火。
マッチは少しの間燃えていてくれるので着火材として優秀です。

他にも手っ取り早く火を付ける方法はいくらでもあります。
何が言いたいかと言うとアウトドアでの火熾しはスピーディに行うべき行為であり、あまり一つの手法にこだわり過ぎると上手くいかなかった時のロスが激しいという事です。
ここ最近の野遊びで火熾しがなかなか出来ずにストレスを溜めこんだ人物を見て痛感した考えです。

私もメタルマッチからの着火が好きですが、
最終的には………火なんてつけばいいんだよ!(笑

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