哀愁の背中

「そ、そうなのかなぁ。みんなのおふろのじかんにしちゃあ、時間が早すぎるよね。
でも、バリのシャンプー出してないし、大丈夫だよね。
バリのバスタオルも出てきてないし。
でも、何か予感がする。
お水の溜まる音・・・・いつもより、上の方までお水が入ってるよね。　U・エ・U」

家族がバリちゃんのシャンプーの準備をしている間、バリちゃんはお風呂場から一番遠い部屋に避難中。
でも、いやな予感がするらしく、意識と顔はひたすらお風呂場の方を向いている。

この後、部屋にやって来たシャンプースタイルの家族を見たとたん、バリちゃんは
「ぎゃわーん」
ひと声、悲鳴をあげて、拉致られて行きました。



諦めの境地にいるので、シャンプー中はバリちゃんおとなしいです。
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（写真は、不安な背中のバリさん）